もくじ
「昭和の町」には、思わずSNSにアップしたくなるような“映えスポット”がたくさんあるという情報が……。そこで、平成生まれの女子2人がフェリー「さんふらわあ」に乗って、ノスタルジックな風景がエモい昭和の町に行ってきました!同じくSNS映え間違いなしの縁結びスポット「恋叶(こいかな)ロード」にも足を運び、日帰り旅行を満喫!
皆さんもフォトジェニックなスポットが満載の大分県豊後高田市で、“お写んぽ”しませんか?
※一部、撮影のためにマスクを外しています。
※最新の営業状況については、各店舗・施設ホームページ等にてご確認ください。
3年ぶりの再会!大分名産かぼすハイボールをお供に女子飲みマシンガントーク
豊後高田市は、温泉地として名高い九州の北東部、国東半島の一角にあります。大阪南港のさんふらわあ第1ターミナルから大阪-別府間を結ぶフェリー「さんふらわあ あいぼり」に乗って、いざ現地へ。
乗船して間もなく、大学卒業後、3年ぶりの再会!「さんふらわあ あいぼり」の船内レストランで食事をしながら、これまで3年間の出来事や学生時代の思い出話、ガールズトークに花を咲かせました。なんといっても大学卒業後、3年ぶりの再会!これまで3年間の出来事や学生時代の思い出話など、ネタは尽きません。
レストランでの食事が終わった後も、船内の売店で購入した『かぼすスパークリング』と『かぼすハイボール』を飲みながら、客室でもマシンガントーク!
大分県の名産、かぼすドリンクで乾杯!テンション上げていこ~!と盛り上がるのでした。
まずはレトロでエモい「昭和の町」でお写んぽ&食べ歩き
「さんふらわあ」が到着する別府国際観光港から豊後高田の「昭和の町」までのアクセスは、別府駅からJRを利用して最寄り駅の宇佐駅まで行き、バスを使って行くこともできます。でも、今回は、その他にも回りたいところがあるので、別府国際観光港でレンタカーを借り、車で移動します。「さんふらわあ」はマイカーでの乗船も可能。「WEB割引・復路割引」や「弾丸フェリー®(弾丸割引)」、「フェリーと九州での宿泊がセットのプラン」などを活用すれば、お得に効率よく豊後高田周辺の旅を楽しめますよ!
別府港から車を走らせること約1時間。ここは、昭和30年頃まで国東半島で一番栄えていた豊後高田市の中心商店街です。一時期は商店街も時代の波に取り残され、時が進むにつれてシャッター街化……。そんな町に再び灯をともすべく、2001年に「昭和の町」をコンセプトにした町おこしがスタートしたのでした。
手付かずの昔の町並みを活かした全長550mの通りには、昭和の建物を活用したショップ「昭和の町認定店」52店が軒を連ねます。人混みというほどではないものの、それなりに観光客が多く活気があって賑やかな場所です。
店に入れば、おしゃべり上手な地元の方々の温かな出迎えにほっこり。大分の方言も心地よくて癒やされる~。
土日祝日を中心に、商店街と桂川沿いを無料で周遊するボンネットバスも運行。乗車中は、名バスガイドさんが豊後高田市の名所などを毒舌漫談風に紹介してくれます。終始笑いに包まれる15分間。バスを降りる頃には、町歩きが楽しみで仕方なくなりますよ。
■受け付け■
昭和ロマン蔵内の案内所
■乗り場■
昭和ロマン蔵前
■時刻表■ ※各便定員25人・先着順
【午前の部】
①10:00~10:15
②11:00~11:15
【午後の部】
③13:00~13:15
④14:00~14:15
⑤15:00~15:15
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、運行回数が通常9便から5便に減便。
※運行日については豊後高田市公式観光サイトで確認を。
バスを降りたら、いよいよ散策スタート!
昭和レトロファッションのレンタル衣装を着れば、まるでテレビの中の世界!
商店街でまず訪れたのが、旧大分合同銀行の建物を活用した施設の「昭和の町展示館」。館内には、昭和の映画ポスターや古い昭和家電などが展示されています。昭和世代が見たら懐かしいだろうけど、平成ガールズにはテレビでしか見たことがないアイテムばかりで逆に新鮮!アナログなデザインがかわいくて尊い……。レトロ萌えですぅ。
さて、観光と言えば、レンタル衣装に身を包んで周辺を歩くのも楽しみの一つではないでしょうか?受付の方に「衣装のレンタルがあるよ」と聞いて、早速衣装ラックに。浴衣や着物かと思いきや、なんとこちらでは昭和時代の洋服を貸し出してくれるのです。レトロ柄のカラフルな洋服で商店街を散策すると、気分はまるで昭和映画のヒロイン♪
ボンネットバスの発着点である「昭和ロマン蔵」は、昭和のテーマパークとも呼ばれています。北蔵、北小蔵、東蔵、南蔵の4つの建物から成る観光スポットです。
北蔵にある「昭和の夢町小学校」と「昭和の夢町三丁目」は、昭和30年代の民家や商店、学校の教室を再現していて、昭和の時代を五感で楽しめる施設です。
北小蔵は観光案内所になっていて、お願いすると個性的なガイドさんが、昭和の町の詳細や豆知識などを話してくれます。昭和の町の観光を、もっと充実させたい方におすすめです!
東蔵にあるのは、駄菓子のおまけ玩具が展示されている博物館「駄菓子屋の夢博物館」、そしてデジタル分野のスペシャリスト・チームラボの作品が展示されている「チームラボギャラリー昭和の町」です。
南蔵にある「旬彩 南蔵」は、自然が産み出す旬の食材にこだわった、本格和食を味わえる大型レストランです。
見ごたえたっぷり、エモい写真の撮影スポットがいっぱいの昭和ロマン蔵を、昭和ファッションで“お写んぽ”してはいかが?
昭和の町展示館
- 住所
- 大分県豊後高田市中央通691
- 電話番号
- 0978-25-4161
- 営業時間
- 10:00~16:00
※土日祝は17:00まで
- 定休日
- 火曜、年末(12月30日、31日)
昭和ロマン蔵
- 住所
- 大分県豊後高田市新町989-1
- 電話番号
- 0978-23-1860
(豊後高田市観光まちづくり株式会社)
- 営業時間
- 各建物によって営業時間・定休日が異なります。「昭和ロマン蔵」Webサイトでご確認ください。
一部、有料の施設があります。
名物店主はおもてなしの心が満載!注目は昔ながらのクリームソーダとハヤシルウ
歩き回っておなかが空いたので、お昼休憩。クチコミを見て気になっていた「伯剌西爾珈琲舎(ブラジルコーヒーシャ)」へ。雰囲気のいい店内では気さくな店主、林修三さんが「旅先で思い出に残る食事を楽しんでほしい」と、独自のサービスでもてなしてくれます。
味を追求し、料理は箱根の名リゾート「小湧園」で修業したシェフに監修を依頼。昭和の本格的な洋食が楽しめます。
「ウチの看板メニューは、自慢のハヤシルウを使ったこの2品です」と林さんが太鼓判を押す料理、ハヤシルウととろけるチーズの相性がたまらない『ハヤシドリア』と、地鶏入りで甘口寄りのカレーとハヤシルウが一度に楽しめる『人気のハヤシ&カレーあいかけ』をオーダー(いずれの料理もコーヒーまたはソフトクリームがサービス。※平日限定)。
トマトの酸味を抑えてコクを引き出したハヤシルウは、どこか親しみやすい味わいがポイントです。
それぞれ昔ながらのクリームソーダと、湯布院の清らかな水で抽出するコーヒーをセットにして、昭和感たっぷりのランチを堪能しました。
と、これだけで終わらないのが伯剌西爾珈琲舎の流儀。ここからが林さん流おもてなしの真骨頂です。
「飲んでみませんか?」と林さんが持ってきてくれたのは、友人のブドウ農家のブドウで作ったジュース。砂糖を使っていないのに、ブドウのフレッシュな甘味を感じられます。まさに、うれしい&美味しいサプライズです。
さらに、「グラスハープ」を体験させてくれるサービスも。水に濡らした指でグラスの縁をゆっくりなぞると、美しい音色が!これも「思い出づくりの一環になれば」と、林さんの粋な計らいです。
食べて、試飲して、体験して、濃密な時間に大満足!
【この記事だけの特典!】
「カジュアルクルーズさんふらわあ」の記事を見たとお伝えいただいた(当ページを提示した)方に、ぶどうジュース試飲サービス!
伯剌西爾珈琲舎(ブラジルコーヒーシャ)
- 住所
- 大分県豊後高田市新町971
- 電話番号
- 0978-24-3240
- 営業時間
- 10:00~17:00(LO 16:30)
- 定休日
- なし
昭和の給食メニュー、揚げたての甘いコッペパンは食べ歩きにぴったり!
写真を撮り合いながら歩くうちに、学校給食を提供する「カフェ&バー ブルヴァール」に到着。甘いものは別腹だよね!と、人気ナンバーワンの『揚げパン』をいただくことに。
『揚げパン』が揚がるのを待つ間、給食で提供された出身地のご当地グルメの話で給食トークはヒートアップ!そのうちに「いろんな出身地の人が訪れるから、この店では見ず知らずのお客さんとも自然に会話が生まれるのよ」と、店主の野崎さんが『揚げパン』を持って登場。茶目っ気たっぷりの野崎さんと給食トークを楽しみながら、できたてをひと口。
揚げたてのコッペパンは、外はサクッ、中はふんわり&もっちり。頬張った瞬間に、たっぷりまとわせた黒砂糖が崩れ落ちる食べにくさも何だか懐かしい……。イートインで瓶入りの牛乳やソフト麺などのセットを楽しむのはもちろん、テイクアウトして食べ歩きもできます。
店内の一角にある、青春時代にお世話になった木製デスクには、昭和の喫茶店でよく見られたルーレットおみくじが。2人は初めて見るおもちゃに興味津々。お金を入れてレバーを引くと出てくるおみくじの内容にも大盛り上がり!
カフェ&バー ブルヴァール
- 住所
- 大分県豊後高田市新町3-992-4
- 電話番号
- 0978-22-3761
- 営業時間
- 10:00~18:00
- 定休日
- 不定休
アイスキャンデーなのに溶けない!?映え必至の和菓子も充実
町歩きの途中、溶けないアイスキャンデーがあるとの噂を聞きつけて向かった「菓子禅高田屋」。北海道産の小豆や白いんげん豆の自家製餡やフルーツをふんだんに使ったアイスキャンデーをはじめ、素材にこだわった和菓子を提供しています。
店内のショーケースには、見た目も美しい上生菓子がずらり。「最近ウチの人気者なの」と店主の奥さんが紹介してくれたのは、コロンとしたフォルムが見ているだけで癒やされる『にゃんこまんじゅう』。3匹そろえて“連れて帰る”のが鉄則です!
2人がもう一つお土産に選んだのは、昭和の町で1番人気の『南蛮落花生チョコレートもなか』。「あまり知られていませんが、豊後高田市はピーナッツの産地。地元の名産を使ったお菓子をつくりたくて」と開発したそう。2口サイズのピーナッツ形のもなかには、チョコレートとピーナッツペースト、地元のピーナッツを砕いて混ぜ込んだ白餡がぎっしり。ピーナッツの風味と程よい食感が引き立つ新銘菓です。
食べ歩きの締めくくりは、『溶けないアイスキャンデー』。フルーツをふんだんに使用し、季節ごとに多彩なフレーバーがそろいます。
溶けないヒミツは葛を使っているから。頭や歯がキーンとなりにくく、溶けてもボトッと落ちないので、子どもや高齢者にも優しいスイーツなのです。シャリッ、モチッとした新食感もたまりません!
ちなみに、『溶けないアイスキャンデー』の横には『溶けるアイスキャンデー』も並びます。
菓子禅高田屋
- 住所
- 豊後高田市金谷町633−1
- 電話番号
- 0978-22-3033
- 営業時間
- 9:30~18:00
- 定休日
- 木曜
昭和グルメを食べて、レトロな商店街で映え写真を撮り回って、おなかも心も大満足になった2人は、次の目的地に向かいました。
いざ、ご利益がある縁結びパワースポットとして女性に大人気の神様の元へ!
次の目的地は、真玉エリアにある粟嶋社!江戸時代初期の1625年に創建された、全国的にも珍しい、海に突き出た岩窟にそびえ立つ神社です。
豊後高田市で神社仏閣と言えば、重要文化財の熊野磨崖仏が近い「胎蔵寺」、日本三阿弥陀堂の1つに数えられる「富貴寺大堂」のような六郷満山の寺院などが有名。すぐ近くには、八幡大神の総本宮にあたる神社「宇佐神宮」(大分県宇佐市)もあります。そんな中から「粟嶋社」を目的地に選んだのには理由があります。
粟嶋社に祀られている「小彦名命」は、縁結びの神様なのです!運命的な出会いを夢見る女子として、このチャンスは逃せません。
しっかりお参りしたところで、お待ちかねの運試しタイム。海中にある「叶え岩」のハート形のくぼみめがけて願を掛けた「願い石」を投げ、くぼみに石が入ったら願い事が一つ叶うそう。100円でチャンスは2回。果たして願いは成就するのか……!
結果は残念ながら、2人ともハズレ。聞くところによると、成功者はほとんどいないとか……!欲張って絵馬でも願掛けをして、これからの良縁を願うのでした。
社のある粟嶋公園内のカフェ「AWASHIMA」。キラキラと輝く海を眺めながら、イタリアのレストランで修業を積んだシェフがつくる窯焼きピザやパスタなども楽しめるので、立ち寄ってみては?
粟嶋社/AWASHIMA
- 住所
- 大分県豊後高田市臼野7-10(粟嶋社)
大分県豊後高田市臼野7-15(AWASHIMA)
- 電話番号
- 0978-53-5253(AWASHIMAにつながります)
- 営業時間
- 11:00~18:00(AWASHIMA)
- 定休日
- 火・水・木曜(AWASHIMA)
フォトジェニックなスポットが満載の「恋叶ロード」で干潟に沈む夕日を堪能
昭和の町から粟嶋社に向かう途中に通るのは、「恋が叶(かな)う道」と言われる海沿いの国道213号線「恋叶ロード」。
ここには、ロマンチックな映えスポットが満載です。その1つが通称「恋叶トンネル」(正式名称「真玉人道トンネル」)。壁面には、恋叶ロードをテーマにした60作品もの壁画が点在しています。こちらの壁画は人と壁画が一体になることで、1つのアート作品になります。訪れた人が楽しく写真を撮れるよう、工夫されています。
日本の夕陽百選にも選ばれた名所「真玉海岸」も外せません。真玉海岸は、恋叶ロードの沿線上にある海岸。干潟に夕陽が沈む光景がとてもキレイです!ただし、その光景を見られるのは、干潮時刻の前後数時間という限られた時間のみ。着いてからがっかりしないよう、事前の情報収集は欠かせません。
※干潟の夕陽を見るのにおすすめの日と時間は、豊後高田市の公式観光サイトに記載されています。
恋叶トンネルと真玉海岸、2つの映えスポットでひとしきり写真を撮り終えたところで、女子旅も良いけれど、次はお互いに大切な人と来ようね、と決意し合いましたとさ。
レトロな雰囲気を楽しめるのは、豊後高田だけではありません。「さんふらわあ」の船員が選んだ別府港付近のオススメ観光スポットでも、レトロなお店が紹介されています。ぜひ一度、動画をご覧ください。
旅先だけでなく移動中の船内でも、気の置けない友だちと思いっきり楽しめるのがフェリー旅の魅力。とても満足度の高い旅ができます。次の女子旅は最高の非日常感が味わえるフェリーを利用してみては?
「さんふらわあ」なら、目的地選びや宿泊先の予約に困らないパッケージツアーも用意されています。気軽に旅行がしたい方にはパッケージツアーがおすすめですよ。
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