夏の北海道“お花畑”巡りのフェリー旅へアイキャッチ

もくじ

夏の北海道といえば広大な大地に広がる花畑。道内各地に有名な“お花畑”があります。今回はその中から指折りのお花畑をご紹介。それぞれ距離が離れているので、マイカーごと一緒に海を渡れるフェリー旅は北海道のお花畑巡りにピッタリ! この夏、美しい花々に癒やされてみてはいかがでしょう。
※最新の営業状況については、各店舗・施設HP等にてご確認ください。

王道ルートはやはり富良野、美瑛方面

北海道でイメージする一面のお花畑の王道は、やはり富良野や美瑛を通って旭川方面へと抜けるルートでしょう。「さんふらわあ」の到着する苫小牧から富良野までクルマでおよそ2時間半。北海道ならではの素晴らしい景色を楽しみながら走ることができます。まずは富良野、美瑛、旭川のお花畑を紹介します。

北海道を代表するラベンダー畑「ファーム富田」

北海道を代表するラベンダー畑「ファーム富田」1
画像提供:PIXTA

明治時代に福井県から入植した富田家が始めた農園。名物のラベンダーは、1958年(昭和33年)に香料用作物として植えたのが最初です。1976年(昭和51年)に国鉄(現・JR)のカレンダーに採用されたことで全国から注目を集め、続々と観光客が訪れるようになりました。

現在、ファーム内に「トラディショナルラベンダー畑」「森のラベンダー畑」「倖いの畑」というラベンダー畑があるほか、ファーム富田から十勝岳連峰に向かって東に4kmほど行った上富良野東中(ひがしなか)地区に「ラベンダーイースト」という日本最大級のラベンダー畑があります。7月下旬にはフランス製のラベンダー刈取機での収穫風景も観られるかもしれません。

カフェではラベンダーエキス入りのソフトクリームや、北海道産の季節の野菜を使ったカレーライスなどが食べられますよ。

ファーム富田

住所
北海道空知郡中富良野町基線北15号
電話番号
0167-39-393
備考
見学無料
※ラベンダーイーストの2018年度の営業は6月30日(土)から約1ヶ月間
7・8月に見頃を迎える主な花
ラベンダー(濃紫早咲、ようてい、はなもいわ、おかむらさき、ラバンジン)

お次は富良野からクルマでほんの30分ほどの距離にある美瑛のお花畑です。

人の営みが生み出した花々のパッチワーク「四季彩の丘」

人の営みが生み出した花々のパッチワーク「四季彩の丘」1
画像提供:PIXTA

美瑛といえば丘。目を奪う鮮やかなパッチワーク柄の景色の丘の景色が象徴的な「四季彩の丘」は、花の季節は春から秋まで、ラベンダーやチューリップなど数十種類の草花を育成しています。観光ガーデンでありながら、自社農園「四季彩の丘FARM」を運営し、野菜を収穫・出荷もしています。

そのほか、北海道で初めての「アルパカ牧場」で可愛いアルパカとふれあったり、売店で美瑛産の生乳・メロンのソフトクリーム、男爵ときたあかりの2種類のコロッケに舌鼓をうったりも!北海道らしいアクテイビティや、ペンションなどの宿泊施設もそろった、美瑛を象徴する“エンターテイメント・ガーデン”です。

四季彩の丘

住所
北海道上川郡美瑛町新星第三
電話番号
0166-95-2758
備考
入場無料
※ただし花畑の維持管理費用として一人あたり「200円」相当の募金をお願いしています。各種乗りものの利用、アルパカ牧場への入場は有料。
7・8月に見頃を迎える主な花
ラベンダー、金魚草、花菱草など

美瑛からさらに北上すると1時間ほどで旭川に到着します。ここにもおすすめのガーデンがあります。

真夏の太陽を浴びてすくすく育った草花!「上野ファーム」

真夏の太陽を浴びてすくすく育った草花!「上野ファーム」1

四季折々に開花する宿根草を中心に庭づくりをしているガーデン。ガーデンから登ることができる射的山の斜面には野原のような庭がひろがり、頂上から田園風景が見渡せます。

7月上旬にはバラの見頃を迎えます。さまざまな花がボリュームいっぱいに咲く季節、サルビアやゲラニウムなどもとてもきれいです。8月になると盛夏の花がつぎつぎと咲きだして、ガーデン全体が鮮やかなビタミンカラーに覆われ、草丈ものびのびと高くなります。

7月、8月はガーデンの花を使ったフラワーアレンジのイベントも予定。また、毎日開催している「ノームを探せ!」は、園内に隠れているノーム(人間の姿をした小さな妖精)の数をかぞえて伝えるとプレゼントがもらえる(小学生以下)イベントで、親子連れに大人気です。また、苗やギフトなどを扱うガーデンショップがあるのもうれしいですね。

上野ファーム

住所
北海道旭川市永山町16丁目186番地
電話番号
0166-47-8741
備考
入場料 大人800円
※2018年度のガーデン公開期間は4月21日(土)〜10月14日(日)。期間中無休。
7・8月に見頃を迎える主な花
バラ、サルビア、ゼラニウム、バーバスカム、エキナセア、カンパニュラ、ホリホック、ユリ、フロックスなど

旭川まで来たら、もう1時間少々東へ向かって走り、ぜひ立ち寄ってほしいお花畑があります。

咲き誇る150万株の村人の誇り「北竜町ひまわりの里」

咲き誇る150万株の村人の誇り「北竜町ひまわりの里」1

1979年(昭和54 年)の夏、当時の北竜農協職員・四辻進さんが、農協研修で訪問した旧ユーゴスラビアのひまわり畑に感動したのをキッカケに、北竜町でひまわりの栽培がスタートしました。農協婦人部やまちおこしボランティアグループも協力し、1987年(昭和62年)には、第1回目のひまわりまつりが開催されるまでに。

その後も、台風や竜巻による大被害を受けつつも、町民が心をひとつにしてひまわり畑を維持。現在、夏になると約150万本のひまわりが、23.1ヘクタールの畑に花を咲かせます。東向き斜面の丘に東向きに咲く150万本のひまわりは全て観光客に向かって咲いています。真夏の太陽を浴びて元気に咲き誇るひまわりたちは北竜町民の誇り。その熱い想いを感じて下さい。

北竜町ひまわりの里

住所
北海道雨竜郡北竜町板谷143-2ひまわり観光センター
電話番号
0164-34-2082(ひまわりまつり開催中のみ連絡可)
備考
見学無料(ひまわり迷路などは有料)
※「第32回ひまわりまつり2018」の開催は2018年7月14日(土)〜8月19日(日)。期間中は無休
7・8月に見頃を迎える主な花
ひまわり(ハイブリッドサンフラワー、春りんぞう、夏りんぞう、花りんぞう)

札幌へ向かう途中にもおすすめのお花畑が!

さんふらわあを使って札幌に向かう方も結構いるのではないでしょうか。その途中でぜひ立ち寄ってほしいお花畑をご紹介します。

園内を白く染めるアナベルの花「国営滝野すずらん丘陵公園」

園内を白く染めるアナベルの花「国営滝野すずらん丘陵公園」1

札幌市南区にある北海道唯一の国営公園です。街から車で約50分の閑静な森の中にあり、大自然の中で野鳥や植物などの自然観察、サイクリング、キャンプなどが楽しめます。

そして広大な花畑やハーブ畑があり、四季折々約800種の草花が咲き誇ります。丘一面に異なる11の花園がある「カントリーガーデン」では、見頃の花を紹介する「花のみどころガーデンツアー」(参加無料)を随時開催。ぜひ参加してみて下さい。

国営滝野すずらん丘陵公園

住所
北海道札幌市南区滝野247
電話番号
011-592-333
備考
入場料 大人450円
7・8月に見頃を迎える主な花
紫サルビア、マリーゴールド、アナベル(アメリカアジサイ)

十勝・帯広方面にもユニークなお花畑が

最後は苫小牧から帯広方面に向かう方におすすめのユニークなガーデンを紹介します。

おばあちゃんの夢が詰まったお花畑「紫竹ガーデン」

おばあちゃんの夢が詰まったお花畑「紫竹ガーデン」1

北海道帯広の郊外、十勝平野の田園地帯に広がる観光ガーデン。28年前、当時63歳だった紫竹昭葉さんが“子供のころに遊んだ、野の花が咲く野原のような風景を作りたい”と開園。十勝平野のまっただなかに15000坪ほどの土地を見つけて入手し、家族や大勢の協力者の手を借りながら、少しずつ木や花を植えていきました。

現在は、季節を通して約2500種の花々、シラカンバ、ホオノキなど北海道の雑木がすくすくと育ち、年間10万人以上の観光客が国内外から訪れる北海道でも屈指の人気ガーデンに。オーナーの紫竹昭葉さんは91歳の今もほぼ毎日ガーデンに顔を出し、世界中からやってくる観光客に時に英語交じりでやりとりをしています。

夏は特に花が色鮮やかに咲き誇る季節で、特にバラ、クレマチス、ルドベキアが見頃。なお、ガーデンは完全無農薬・化学肥料で、水も雨水のみ。そんな安全で健康な土で栽培した野菜を使った朝ごはん「お花畑で朝食を」(1,620円※要予約)は、1ヶ月先まで予約で一杯。朝は花も一番香り立ちますから、ぜひ早起きして訪ねてみて下さい。

紫竹ガーデン

住所
北海道帯広市美栄町西4線107
電話番号
0155-60-2377
備考
入場料 大人800円
※ 2018年度の開園期間は4月21日(土)~11月末。期間中無休。
7・8月に見頃を迎える主な花
バラ、クレマチス、ルドベキア、シャクヤク、デルフィニュウム、ヘメロカリス、ルピナス、コスモス、ファイヤーワークなど

太陽の恵みをたっぷり浴びて育ったお花畑は、ジャガイモ畑などと並ぶ北海道の象徴です。色の鮮やかさ、スケールの大きさは他では見ることができません。今年の夏は「さんふらわあ」を使って、マイカーでのんびり北海道のお花畑を巡ってみてはいかがでしょう。

今回ご紹介した“お花畑”スポットはこちら

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