女子旅で巡る「神話の里・高千穂」開運ツアーアイキャッチ

宮崎県高千穂町といえば、神話のふるさと。古事記にでてくる地名も高千穂町のなかに多く存在し、昔からの伝統を色濃く受け継ぐ土地には、今でも神様の息遣いが聞こえてくるかのようです。 そんな高千穂町を「iモード」生みの親であり「とらばーゆ」元編集長の松永真理さんと、宮崎を代表するローカルWEBメディア「宮崎てげてげ通信」の代表・長友まさ美さん、2人の女性編集者が巡りました。キーワードは「開運」。地元を知り尽くした方々のガイドで果たして2人の運気はどこまで上がるのでしょう。前編・後編の2回に渡って長友さんのレポートでお届けします。
※最新の営業状況については、各店舗・施設HP等にてご確認ください。

 

女子旅で巡る「神話の里・高千穂」開運ツアー1
女子旅で巡る「神話の里・高千穂」開運ツアー2

【今回の旅人】
松永真理さん(写真右):女性向け転職情報誌「とらばーゆ」編集長やドコモ「iモード」のサービス立ち上げなどで知られる松永真理さん。現在も社外取締役や顧問としてビジネスの最前線で活躍中。著書として「なぜ仕事するの?」「iモード事件」など。

長友まさ美さん(写真左):宮崎県を代表するローカルWEBメディア「宮崎てげてげ通信」の代表を務める長友まさ美さん。モットーは「愛とノリ」。宮崎各地を訪ねながら多くの人と人を繋げながら、まだまだ知られていない宮崎の素晴らしさを発信中。

女子旅で巡る「神話の里・高千穂」開運ツアー3

まずは、天岩戸(あまのいわと)神話の舞台となった天岩戸神社で、今回、一緒に一泊二日の旅をする松永さんと待合わせました。天岩戸神社の鳥居をくぐった瞬間に、「わぁ、この清らかな空気に包まれただけで高千穂に来てよかった(笑)」と笑う松永さん。長崎県佐世保出身の松永さんですが、同じ九州でもまだ高千穂は訪れたことがなかったそうです。事前の期待値はマックスに上がっていたようですが、さすが天岩戸神社。松永さんの気持ちをすぐに掴んだようです。

女子旅で巡る「神話の里・高千穂」開運ツアー4

そして、今回の高千穂旅を強力アテンドしてくださるのは、高千穂町役場の谷川祐一さん。高千穂町で生まれ育ち、高千穂のことを知り尽くしているといっても過言ではない谷川さんのおかげで、本当に豊かな旅になりました。

女子旅で巡る「神話の里・高千穂」開運ツアー5

天岩戸神社は、岩戸川を挟んで西本宮と東本宮が鎮座しています。西本宮の参道を歩いていくと、石灯篭の上にも植物が育っているところが。

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種がおちて自然と生えているのだとか。そんなところからも、自然の豊かさ、生命力を感じてパワーをいただきます。

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今回は、西本宮を天岩戸神社の禰宜(ねぎ) 佐藤永周さんにご案内していただきました。ユーモアも交えながら分かりやすく教えていただきました。

西本宮の御祭神は、大日霎尊(おおひるめのみこと:天照皇大神の別称)で、天照大御神(あまてらすおおみかみ)がお隠れになった天岩戸(洞窟)を御神体としてお祀りしています。

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早速、佐藤さんがとても珍しいものを見せてくださいました。「こちらが天岩戸神社の御神木、招霊(おがたま)の木の実です。天照大御神がお隠れになったとき、天細女命(あめのうずめ)がこの枝をもって舞ったと伝わっています。神楽を舞う時に右手にもっている神楽鈴は、この招霊の木を表しています。」
触って見ると、赤い実は固く、たしかに神楽の舞で使う鈴のように一本の枝を中心になっていました。天岩戸神社には何度も訪れていますが、わたしもはじめてみた招霊(おがたま)の木の実。なんだか幸先がいい旅のスタートです。

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拝殿にて手を合わせたのちに、拝殿裏にある御神体「天岩戸」へとご案内いただきました。身を祓い清めていただき、鍵のかかった扉をくぐり天岩戸遥拝所へと足をすすめます。

ここからは写真撮影が一切禁止となり、ひんやりとした空気がより一層厳かさを感じさせます。

「太陽の神であった天照大御神は、弟神様の素戔嗚尊(すさのおのみこと)の粗暴な振る舞いに怒り、天岩戸の中にお隠れになりました。そのため、世界は暗黒となり、作物も育たず疫病も流行ります。」

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「困った八百万の神々が天安河原(あまのやすかわら)で相談をして、天岩戸の前で天細女命が舞をまって賑やかになります。一体何事だろうと天照大御神が天岩戸を少しあけたところを、力持ちの神様 手力男命(たぢからおのみこと)が岩戸を投げ飛ばして、再び世界は明るくなり平和な世界が戻りました。投げ飛ばした岩戸は、今の長野県戸隠まで飛んだと記されています。」と佐藤さん。

この物語をきき、実際に天照大御神がお隠れになった洞窟を見てから夜の神楽に行くと、さらに楽しみが増すのでおすすめです。

天岩戸神社

住所
宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073-1
電話
0982-74-8239
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天岩戸神社から10分ほど歩くと、天照大御神が天岩戸にお隠れになった際に、百万の神々が集まって神議されたという「天安河原」があります。

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岩戸川に沿って歩いていくのですが、その川の美しいこと!
透明度が高く、澄んだ青色で目を奪われます。ここを歩くだけでも気持ちがすっきりとします。

歩みを進めていくと、間口30メートル、奥行き25メートルほどの大きな洞窟、天安河原が現れます。奥には、八百万の神々を祀る「天安河原宮」があります。

ここは著名人が「並外れて強いパワースポット」とメディアで紹介して、全国的にも有名になりました。

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洞窟の中から見る景色は、とても神秘的。神様たちがここで相談した姿を想像しながら佇むと、かさかさと風にそよぐ木の葉や、川のせせらぎがまるで神様の内緒話のようにも聞こえます。

周辺には、無数に積まれた石があり、多くの参拝者が願いを込めていった様子がわかります。

女子旅で巡る「神話の里・高千穂」開運ツアー14

「ここは台風や大雨で石が流されても、また1週間後には積まれた石でいっぱいになります。」と笑う谷川さん。

実際に、この日は台風で流れてきた倒木の上にもたくさんの石が積み上げられていました。

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自然が織りなす空間と、人の祈りが込められた石積みは、壮大なアート。あなたが訪れるときには、どんな光景と巡りあうのでしょうか。

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「暮らしの中に、神々を大事にされていることを感じますね」と話すと、谷川さんが面白いことを教えてくださいました。

「お正月に飾るしめ縄を、高千穂町内では年中玄関に飾っています。一年中、神さまがいらっしゃいますからね。僕は県外に行くまでそれが当たり前だと思っていました。」

高千穂町の子供たちは運動会で神楽を舞うそうで、この土地で生まれ、育つことにはなんだか意味があることのように思えてしかたありません。

天安河原

住所
宮崎県西臼杵郡高千穂町大字岩戸
電話
0982-74-8239
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続いて向かうのは、天岩戸神社から車で5分ほどにある八大龍王水神(はちだいりゅうおうすいじん)へ。
神社が町内に点在しているのも、高千穂町ならでは。なんと、昔は「高千穂郷」とよばれた地域には500余りの神社があったそうです。この八大龍王水神は、勝負事の神様といわれ、全国から経営者やスポーツ選手が参拝に訪れることでも有名です。

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境内の入り口にある大きな御神木に圧倒されます。樹齢500年ともいわれる榎は、どっしりと大地に根をはっています。

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龍神さまは水神様なのでお酒とお線香、そして卵をお供えするそうで、拝殿には多くの生卵がお供えされていました。

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井戸から御神水を持ち帰る地元の方も多く、昔から地域の人たちに大切にされていることを感じました。

ふと見た影が龍の姿で、なんだかこちらを見ているようで背筋がしゃんとしました。

「高千穂を訪れたら、必ず八大龍王水神さまにお参りする」という経営者が多いのも頷けました。

八大龍王水神

住所
宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸6521
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お腹もすいてきたので、やってきたのは蕎麦が美味しい「そば処 天庵」
蕎麦に小鉢、旬のお野菜の天ぷら、稲荷寿司、デザートまでついて1300円というなんとも嬉しいランチをいただきました。

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地元の契約農家から仕入れたそばを石臼挽きし、秋元神社の御神水を使って手打ちしたお蕎麦は、いただくだけで運気がアップしそうです。喉越しのよい二八そばは、つるつると次から次へと箸がすすみ、あっというまに完食。

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デザートの蕎麦をつかった寒天まで美味しくて、大満足のランチでした。

「東京にもおいしい蕎麦屋は数々あるけど、御神水で打つ蕎麦のキレ味は格別!」とすっかり堪能した松永さん。

人気のお店なので、事前に予約することをおすすめします。

そば処 天庵

住所
宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1180-25
電話
0982-72-3023

「高千穂女子旅」は、このあとも高千穂峡や夜神楽、雲海ツアーなど、まだまだたくさんの開運スポットを巡ります。続きをお楽しみに!

≫後編はこちらから

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