もくじ
皆様、おやっとさあ!鹿児島県観光連盟の日髙と申します。
「おやっとさあ」という言葉、鹿児島弁なのですが、比較的耳にされたことがある方も多いのではないでしょうか。「おつれさまです」というあいさつを意味する言葉です。
関西エリアから鹿児島へのフォトジェニックな女子旅を楽しみたいなら、大阪南港と鹿児島・志布志港を就航している「さんふらわあ」の利用が便利。今回は、鹿児島県の大隅半島を中心に、ついつい写真におさめたくなる旅の魅力をご紹介したいと思います。
※最新の営業状況については、各店舗・施設ホームページ等にてご確認ください。
カブトムシ相撲大会の雰囲気をオブジェで
志布志港のフェリーターミナルから車で15分くらい走ると、左側に大きく光る物体が見えてきます。
よーく見てみると、それは巨大な・・・カブトムシ!
ここは、志布志市のお隣、大崎町にある「セントロランド 道の駅くにの松原おおさき」。このカブトムシのオブジェが目印です。なぜ、カブトムシのオブジェかというと、大崎町は毎年7月下旬に「カブト虫相撲大会」が開催されているからです。
併設している温泉施設で旅の疲れを癒した後に、お子さんと一緒に記念撮影!にいかがでしょう。
<編集部コメント>
「セントロランド 道の駅くにの松原おおさき」は、お土産や地元の名産品などが購入できる物産館や温泉施設などを併設しているので、ドライブの途中でも立ち寄れる日帰り温泉として利用できます。
入口付近にある銀色の巨大なカブトムシのオブジェは、地元大崎町の豊かな自然を象徴してつくられたもの。撮影するアングルやアイディア次第で、迫力のある写真やSNS映えする写真が撮れるとインスタ女子も注目するスポットです。
芝生広場や遊歩道、日本庭園、遊戯広場などを備えた「大崎ふれあいの里公園」も施設に隣接しているので、子供連れのファミリーにもおすすめのスポット。季節によって桜や菖蒲、アジサイなどの花々を楽しむこともできます。
「セントロランド 道の駅くにの松原おおさき」から海側へ車で5分ほどの風光明媚な海沿いに、充実した設備が揃いリーズナブルな料金で利用できると、キャンプ場紹介サイトなどのユーザーレビューや口コミで人気の「くにの松原キャンプ場」があります。
セントロランド 道の駅 くにの松原おおさき
- 住所
- 鹿児島県曽於郡大崎町神領2419
- 営業時間
- 物産館10:00~18:00(変更になる場合あり)、温泉13:00~21:30(最終受付21:00)/家族風呂13:00~21:30(最終入室20:30)
- 定休日(温泉施設)
- 月曜、火曜
「くにの松原キャンプ場」は、7kmにも及ぶ白砂青松が美しい益丸海岸一帯、日南海岸国定公園内にあります。ウミガメの産卵でも知られているところです。さわやかな海風を感じながら松林を散策してみませんか?
<編集部コメント>
「くにの松原キャンプ場」は、4人(大人2名・子供2名まで)/6人/8人用バンガローも備えており、キャンプ初心者にも安心。アウトドアを楽しみたい女子旅にピッタリです。キャンプ場内のトイレがすべて温水便座のシャワートイレというのもうれしいポイント。さらに、キャンプ場内はフリーWi-Fiを利用できるので、SNSへの写真投稿も楽です。
フリーテントサイト、電源テーブル付きのオートキャンプサイトのほか、バイクや自転車、徒歩のキャンパー向けの1人利用サイトもあり、利用予約はインターネットから簡単にできます。
編集部スタッフが「くにの松原キャンプ場」でソロキャンプを満喫した様子を次の記事で紹介しています。ぜひご覧ください。
≫ フェリー「さんふらわあ さつま」で行く! 南国・鹿児島でとっておきのソロキャンプ
くにの松原キャンプ場
- 住所
- 鹿児島県曽於郡大崎町益丸226-1
- 営業時間
- 宿泊施設15:00~翌10:00(チェックイン~チェックアウト)
大きなネタの海鮮丼はインパクト抜群
ドライブには欠かせない!グルメ情報をご紹介しましょう。畜産で有名な大隅半島なのですが、海産物も負けてはいません。大隅半島をぐーんっと南まで車を走らせること約1時間30分。食事処「時海(ときみ)」の海鮮丼。ネタの大きさと新鮮さが自慢です。
いかがですか!?この見た目のインパクト!テンションがあがります。
人気店ということもあり、予約をして行くことをおすすめします。
<編集部コメント>
テレビ番組の秘境めしランキングで第1位を獲得したこともあり、海鮮丼(時海丼)を食べるために全国から予約が入るという「時海」。飲食店の口コミサイトでも高評価を獲得しており、ユーザーレビューの中には何年もかかってようやく食べられたという口コミも。丼のネタは、その日の魚の仕入れ状況によって変わりますが、鮮度は抜群。魚好きにはたまらない、魅力的な丼です。
お店はランチ時のみの営業で、予約は必須。直前の予約では満席の場合があるので、できるだけ早めの予約がおすすめです。魚介類メインのお店なので、天候の都合などで水揚げがなかった日は臨時休業となる場合も。予約している人には電話連絡が入るそうです。地元でしか食べられないおいしいグルメを食べるのは、女子旅の醍醐味のひとつ。大隅半島エリアをドライブするなら、ランチに立ち寄りたいお店です。
お店の近くには佐多岬があり、思わず写真を撮りたくなる自然の絶景スポットが多数。薩摩富士とも呼ばれる鹿児島県・指宿のシンボルである開聞岳、種子島や屋久島などの島々も望めます。
時海
- 住所
- 鹿児島県肝属郡南大隅町佐多伊座敷3931-2
- 営業時間
- 12:00〜14:00
- 定休日
- 日曜、祝日
- 電話番号
- 0994-26-0663
話題のインスタ映えスポットといえばエメラルドグリーンの「雄川の滝」
“インスタ映え”する話題のスポットとしてご紹介したいのは、エメラルドグリーンの滝壺が美しい「雄川の滝」。某ドラマのオープニング映像で使われたことから、さらに人気のスポットとなっています。
落差36m、幅60m。夏の癒しスポットです。駐車場までの道が狭い事や、駐車場から滝壺までが約1200mある事も、たどり着いた先の景色がきっと忘れさせてくれるでしょう。
雄川の滝
- 住所
- 鹿児島県南大隅町根占川北12222
2018年4月、駐車場に新しいカフェ「aqua_base_cafe(アクアベースカフェ)」もオープンしました。aquabasecafe限定の雄川の滝をイメージしたオリジナルドリンクや地元食材を使用した飲み物、オリジナルみやげ品などが販売されています。
色鮮やかなドリンクたちもインスタ映えしますよ!
アクアベースカフェ
- 住所
- 鹿児島県肝属郡南大隅町根占川南8485
- 営業時間
- 11:00ー17:00(平日)
10:00ー17:00(土日祝・GW・お盆・シルバーウィーク)
- 定休日
- 不定休
<編集部コメント>
雄川の滝の滝壺展望所までは、アクアベースカフェが併設されている駐車場から遊歩道を徒歩で20分ほど。アップダウンがある道のりのため、履き慣れた歩きやすいスニーカーやトレッキングシューズで訪れましょう。当然帰りも徒歩ですから、往復の道のりを歩いた後にアクアベースカフェで休憩するのがおすすめです。歩いてお腹がすいた方には、フードメニューもあります。
コンテナハウスを利用したアクアベースカフェは、おしゃれでポップな店内。ドリンクやマンゴーソフトなどの写真撮影に最適なインスタ映えする背景が用意されています。屋上にはテラス席があるので、天気がいい日は青空や自然の風景をバックに映える写真を撮影できます。
なお、雄川の滝には上流展望所もあり、こちらは上流側の駐車場から階段を下ってすぐに到着します。エメラルドグリーンの滝壺が眼下に見下ろせるほか、ダムになっている滝の上流部分も見られます。
夕日が沈む海を背景に影絵が浮かぶフォトジェニックなスポット
こちらも最近SNSなどで話題のスポット。雄川の滝から国道を北上すること約40分。錦江湾に浮かぶ桜島と薩摩半島南端の薩摩富士「開聞岳」が一望できる神川ビーチは、夕日がきれいなスポットとして知られています。
地元の役場の職員さん達が仕事の合間を利用して、手作りで人や動物などを黒い板でかたどって並べ、影絵アートを完成させました。2018年8月いっぱいまで展示されていますが、その後は不定期での開催となります。
友だちやカップルとの旅行の思い出づくりにぴったりな記念撮影スポットですね!
<編集部コメント>
インスタ映えスポットとしてすっかり定着した神川ビーチの影絵アート。通年展示の「影絵の祭典」となっており、女子旅をはじめカップルや家族連れ、友人同士など多くの観光客が訪れ、写真を撮る姿が見られます。影絵の種類は随時追加や入れ替えが行われているので、リピート訪問した際には違うシルエットが見られるかもしれません。
夕陽が沈む夕方はもちろん、月明かりがある夜には、夕陽とはまたひと味違ったロマンチックな「映え写真」が撮れます。また、アングルなどを工夫し、アイディアを駆使することで、日中にSNS映えする写真を撮影している人もいます。
なおビーチでは、周りの方の迷惑にならないよう、短時間で済ませ、譲り合って、お互いに気持ちよく撮影するようにしましょう。
神川ビーチ(神川キャンプ場)
- 住所
- 鹿児島県肝属郡錦江町神川3306‐11
大隅半島から錦江湾を隔てて薩摩半島の指宿へ、フェリーで約50分、高速船で約20分で渡ることができます。ちょっと足を伸ばして、指宿の魅力も少しだけご紹介します。
砂むし温泉といえば指宿!
指宿といえば、全国的にも類を見ない天然砂むし温泉。デトックス効果の高い砂むし温泉を体験すれば、旅の疲れもどこへやら。吹く風がとても気持ちよく感じられますよ。
<編集部コメント>
鹿児島県の名物温泉・指宿(いぶすき)の砂むし温泉は、全身からの発汗を促進し、美肌効果があると言われていることもあり、女子旅の人気スポット。浴衣を着て、砂の中に体を埋めて全身を温めるその温浴スタイルは、世界でも珍しい温泉です。
波打ち際での砂むし温泉は天気がいい日に体験できますが、雨天時には全天候型の施設内で砂温浴ができます。砂の中で身体を温めるのは10分ほど。そのあとは、砂を落として通常の温泉施設で入浴してリラックス。女子旅のプランを立てる際には、医学的にも効果が実証されている砂むし温泉を旅行コースとして追加することをおすすめします。
3月から10月限定の「縁結びの島」
3月~10月までの干潮時、砂の道ができた時だけ渡ることが出来る無人島「知林ヶ島」は、陸と繋がる島であることから、縁結びの島とも言われています。神秘的ですね。
<編集部コメント>
知林ヶ島は、鹿児島県の錦江湾入口に位置する無人島。陸との間に出現する砂の道(砂州)は、「ちりりんロード」の愛称が付けられています。こちらも恋愛成就を願う女子旅に人気の場所で、SNSに写真を投稿したくなる絶景が撮影できます。
3月から10月、大潮~中潮の干潮時の前後30分~2時間程度に砂州が出現しますが、出現する時間帯は日によって異なります。「いぶすき観光ネット」の「知林ヶ島基本情報」ページには、砂州出現予測のリンクがあるので参考にするとよいでしょう。
ただし、天候や海の状況などによっては砂の道ができていても、歩きづらい、渡りにくい場合があるのでご注意を。
知林ヶ島
- 住所
- 鹿児島県指宿市西方
JR最南端の駅のひまわりは必見です!
8月下旬、JR日本最南端の駅「西大山駅」の目の前には、たくさんのひまわりが咲き誇ります。
駅前のお土産店では特産のマンゴーを使った色鮮やかなかき氷が人気!
<編集部コメント>
一面に咲いたひまわりと、山全体が緑色の夏山仕様になった薩摩富士こと開聞岳は、絶景そのもの。8月のひまわりシーズンにフォトジェニックな女子旅するなら、ぜひ訪れたいスポットです。
駅前には、黄色くペイントされた円柱型のかわいらしいポストがあり、「幸せを運ぶポスト」としてSNS拡散されて人気が出ました。実際に郵便物を送ることができるので、旅の途中で大切な相手に手紙や絵葉書を書いて投函するのもおすすめです。ちなみにポストの黄色は、ひまわりではなく菜の花のイメージなのだとか。
JR西大山駅
- 住所
- 鹿児島県指宿市山川大山602
いかがでしたか?
夏の太陽を浴びて、キラキラ輝く景色やグルメをパシャリ。旅の思い出をカメラにおさめてみたくなりましたか?ぜひ、「さんふらわあ」に乗ってかごんま(鹿児島)へ遊びにきてくださいね。
<編集部コメント>
鹿児島でフォトジェニックな女子旅をするなら、関西からマイカーをそのまま載せられる「さんふらわあ」の利用がおすすめ。乗り慣れた愛車で南国をドライブ中に、気になる撮影スポットに立ち寄れます。
日髙 公子
公益社団法人鹿児島県観光連盟 国内観光客誘致受入主任
SNSやパンフレットで気になったところには、時間を見つけて出かけるようにしています。趣味の雑貨屋・喫茶店巡りも兼ねて。住み慣れた町でも、まだまだ知らない魅力がいっぱいです。
鹿児島の旬の話題を季節ごとに紹介した特集ページをはじめ、観光スポットやモデルコース、イベント、グルメ、宿泊まで、鹿児島の魅力をまるごと紹介している観光情報サイト。
≫鹿児島県観光サイト どんどんかごしまの旅
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