
もくじ
北海道といえば、やはり北国と雪のイメージ。というわけで、北海道のアウトドアと聞くとウィンタースポーツを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、もちろん、雪の季節以外のお楽しみもたくさんあるんです。
北海道ならではの広大で豊かな自然に触れ、アクティブに遊び、美味しいものを食べる。そんな旅を経験すると、心まで解き放たれて、なんだか視界がパッと開けたような気分になれるかも。「さんふらわあ」に乗り込んで北海道は苫小牧港へ。そこから始まる、グリーンシーズンだからこそ体験できる大自然遊びをご紹介します。
※最新の営業状況については、各店舗・施設HP等にてご確認ください。
大自然の中で馬と遊ぼう!

苫小牧港から車で30分ほど走った場所に「ノーザンホースパーク」があります。ここは1989(平成元)年にオープンした、馬と自然に触れ合える施設。敷地面積は約15万坪(約50ヘクタール)、東京ドームのおよそ11個分にもあたるという、そのスケールの大きさにまず驚かされます。

ノーザンホースパークの母体は、日本の競走馬の生産育成をリードする牧場「ノーザンファーム」。パーク内で生活している12種類、約80頭の馬たちは、引退した競走馬やポニーなど、大きさも性格もさまざまです。訪れた人は誰でも気軽に馬と接することができ、そのためのアクティビティやイベントも用意されています。

家族みんなで楽しむアクティビティなら「観光馬車」はいかがでしょうか。リズミカルな蹄の音を聞きながら、心地良い振動に身を任せる時間は、まさに癒やしのひととき。

爽やかな木漏れ日を感じる夏の季節もいいですが、美しい雪景色の中を「馬そり」でまわる冬の季節もロマンチックでおすすめです。

もっと身近に馬のぬくもりを感じたいなら「観光ひき馬」で乗馬体験をしてみましょう。スタッフが馬をひいてくれるから、小さい子どもでも安心して楽しめます。実際に乗馬してみると、改めて馬の大きさを感じられ、その息づかいや温もりに親しみが湧くはず。馬と仲良くなりたい人は、ここから第一歩を踏み出してみませんか。

また、毎日開催される「ハッピー ポニーショー」も見逃せません。「馬がショーをするの?」と驚かれるかもしれません。ここでは、小さなポニーたちが様々なパフォーマンスを披露しています。いちど観れば賢く可愛いポニーたちの繰り広げるエンターテイメントショーに、きっと心を鷲づかみにされるはず。

もちろんこの他にも、お楽しみはいろいろ。「観光ひき馬」よりは少し上級編の「体験乗馬レッスン」や「ホーストレッキング」、馬について学べる資料館「ノーザンホースミュージアム」など、思い思いのスタイルで馬と触れ合い、理解を深めることができます。
自然と遊び、北海道グルメも満喫

また、パーク全体の敷地面積約15万坪のうち、1万坪を占めるのが、約1000品種の草花が咲く「ボタニカルガーデン」です。それぞれに「白樺の小径」や「ウォーターガーデン」など16のテーマを設けられたガーデンの数々は、散策するだけでワクワクと高揚した気分を味わえます。北海道を代表するガーデンデザイナーが手掛けたこのガーデンは、季節によって異なる表情で訪れる人を楽しませてくれます。

さて、馬と遊び、自然を満喫していると、お腹も空いてくることでしょう。パーク内にはバーベキューレストランやカフェもありますが、ここでは「ガーデンレストラン」をご紹介しましょう。このレストランはボタニカルガーデンに隣接しており、大きく開放的な窓から色とりどりの花の様子を眺めることができるのが特徴的です。

メニューはもちろん、北海道産の豊かで新鮮な食材を生かしたものが数多く取り揃えられています。中でもおすすめなのが、北海道真狩村産ハーブ豚を使用したメニュー。4種類のドライハーブを配合した植物性100パーセントの飼料を食べ、真狩村の自然の中でのびやかに育ったハーブ豚は、ぜひ味わっておきたいところです。また、北海道産そば粉を使用した自家製の手打ちそばも絶品。年齢や国籍を問わない、誰もが満足できるメニューの数々に、ホスピタリティを感じます。

ちょっと遊び疲れた時には「K’s ガーデンカフェ」でひとやすみ。自家製のケーキやサンドウィッチで小腹を満たすのもいいかもしれません。焼き立て、作り立ての自家製パンも人気だということですが、やはり北海道といえばソフトクリーム。岩内にある倉島牧場の牛乳ソフトクリームは、地元道産子たちも太鼓判を押すおいしさです。
ノーザンホースパークは、家族で訪れても、カップルで訪れても、一日中楽しめる場所。たっぷり遊んで、たくさんの思い出をつくってください。
ノーザンホースパーク
- 住所
- 北海道苫小牧市美沢114-7
- 電話
- 0144-58-2116
- 営業時間
- 9月1日~11月5日 9時~17時
(季節によって変動あり、詳しくはホームページにて)
- 入園料
- 大人(中学生以上)800円 小人(小学生)400円 小学生未満無料
(季節によって変更あり、詳しくはホームページにて)
透明度抜群の支笏湖でカヌー体験

ノーザンホースパーク以外にも、苫小牧港から少し足を延ばすだけで体験できる、自然の中のアクティビティはたくさんあります。ここからは、そのいくつかを簡単にご紹介していきましょう。
まずは支笏湖のカヌー体験です。支笏湖も苫小牧から車で30分ほどの距離。10年連続日本一(2018年)となったほど、美しい水質を誇っています。「支笏ガイドハウス かのあ」では、体験カヌーツーリングを実施。自らの力でカヌーを漕ぎつつ、目の前に広がる透明度抜群の支笏湖に、きっと心も洗われるはずです。
支笏ガイドハウス かのあ
- 住所
- 北海道千歳市支笏湖温泉
- 電話
- 0123-25-2430
- 料金
- 体験カヌーツーリング 大人4500円、小学生3500円、幼児1500円(2018年)
(期間、時間などはホームページにて、その他の体験メニューも多々あり)
マウンテンバイクで北の大地の風を切る

支笏湖からさらに足を延ばして、ニセコを訪れるのもおすすめです。近年はスキーリゾート地として世界から注目を集めているニセコですが、グリーンシーズンも素晴らしい自然と出会うことができます。
「NACアドベンチャーセンター」のMTBツーリングに参加して、そんな自然をマウンテンバイクに乗って体感してみませんか。時に風を切り、時にゴツゴツとした地肌を感じ、時に水しぶきを上げ、北の大地を存分に味わってください。
NAC
- 住所
- 北海道虻田郡倶知安町字山田179-53
- 電話
- 0136-23-2093
- 料金
- MTBツーリング 大人6150円(バイク持参の方5150円)
(期間、時間などはホームページにて、その他の体験メニューも多々あり)
ニセコアンヌプリの素晴らしい眺めを

ニセコといえば、ニセコアンヌプリ。山のアクティビティが楽しみたいなら「ニセコアウトドアセンター」のネイチャーガイドツアーがおすすめ。五色温泉旅館から1日かけて往復する、トレッキングのアンヌプリ登山です。山頂から見る北海道の景色も、きっと格別です。
ニセコアウトドアセンター
- 住所
- 北海道虻田郡ニセコ町曽我138
- 電話
- 0136-44-1133
- 料金
- ニセコアンヌプリ1日トレッキング 大人7560円
(期間、時間などはホームページにて、その他の体験メニューも多々あり)
新感覚のリバーサップでアメンボ気分!?

ニセコアンヌプリと羊蹄山の間を流れる尻別川で、新感覚の川遊びはいかがでしょうか。ハワイで生まれ、アメリカで進化した新アクティビティ・リバーサップが「NACアドベンチャーセンター」で体験できます。緩やかな川面を立ったままのスタイルで、すいすいと移動していきます。初めての人でも楽しめるツアーなので、ちょっと変わったアクティビティを求めている人は、ぜひ!
NAC
- 住所
- 北海道虻田郡倶知安町字山田179-53
- 電話
- 0136-23-2093
- 料金
- ニセコリバーサップ 大人6150円 小学生4100円
(期間、時間などはホームページにて、その他の体験メニューも多々あり)
グリーンシーズンの北海道にはたくさんの楽しみ方があり、ここで紹介したのはほんの一部です。「さんふらわあ」が到着する苫小牧からはご紹介したニセコ含め、この時期見どころの多い富良野・美瑛方面へのアクセスが良好です。それぞれのスタイルで、それぞれのペースで、ぜひ北の大地を遊び尽くしてください。雄大な自然に触れることで、きっと心も豊かになれるはずです。
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北海道へ行くなら「さんふらわあ」で!
※商船三井フェリーのWebサイトへ移動します
石簾 マサ/北海道ファンマガジン編集部

北海道ファンマガジンは、北の大地・北海道から、北海道の魅力を発信する、北海道ファン・北海道マニアのための老舗ウェブマガジンです。地元北海道の自然の美しさ、全国に誇る美味しい食材、全国的に珍しい独特の文化と風習、道民の熱心な取り組み、いま旬のローカル情報、道民すら知らない「へぇ~」なローカル情報を道内各地から集め、インターネットを通じて道民や北海道好きな人々に広めています。
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