もくじ

臼杵城(丹生(にう)島城)の城下町として、南蛮貿易やキリスト教布教の地として栄えた臼杵。町並みには当時の面影が残されていて、写真映えするエリアが多数あり、年々人気が高まっています。「臼杵ぶらり旅(後編)」では、臼杵中心部の散策・観光スポットをご紹介します。

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風情のある石畳の商店街『八町大路』

かつてはアーケード商店街でしたが、リニューアルを機に石畳を敷設し、各店舗が城下町にふさわしい外観に改装。公募で『八町大路』の愛称がつけられました。景観を維持するため、チェーン展開するスーパーや駐車場のロゴ色も、周辺の町並みに合ったものに変えられています。

レトロな店構えが連なる商店街の中心に位置する、創業400年を超える「可児(かに)醤油」。臼杵には、九州を代表する醤油メーカーであるフンドーキン醬油とフジジン醤油がありますが、中でもこの「可児醤油」は、安土桃山時代から続く伝統を感じさせる店構えで、臼杵の醤油産業発展に寄与した老舗です。

八町大路の中ほどに、臼杵の観光情報や歴史・文化がわかる交流ホール『サーラ・デ・うすき』があります。展示を見れば、臼杵とポルトガルの関係がよくわかるでしょう。その敷地内の裏手には、醤油蔵を改装した食事やお酒も楽しめる『ポルト蔵』が併設されています。

臼杵は当時、ポルトガルのほか、明(かつての中国)との交易も盛んな国際都市であり、その名残なのか、沖縄でよく見かける「石敢當(いしがんとう)」がありました。

八町大路(臼杵市中央通り商店街)

住所
臼杵市臼杵本町5組
電話
0972-63-8525(臼杵市中央通り商店街振興組合事務局)
営業時間
店舗により異なります

映画のワンシーンのように画になる『二王座歴史の道』

八町大路から南側の路地へ入ると、石垣や白壁に囲まれた、重厚感のある瓦葺きの武家屋敷や寺院が並ぶ『二王座歴史の道』があります。起伏のある狭い石畳の小路は、ノスタルジックな世界そのもの。城下町の面影を色濃く残しています。

無料の休憩所がいくつかあるので、歩き疲れても安心。特に、かつて寺院だった建物を改修した休憩所である旧真光寺は、畳敷きの広々とした部屋でくつろげます。

また、二階の窓から見下ろす「切り通し」と呼ばれる道は、思わずシャッターを押したくなる臼杵の写真映えスポットのひとつ。取材時は晴れていましたが、雨にそぼ濡れてコントラストを増した石畳は、いっそう魅力的な表情を見せます。

二王座歴史の道

住所
臼杵市大字二王座
営業時間
8:30~17:00(旧真光寺=無料休憩所)

旧臼杵藩主が里帰りするための『稲葉家下屋敷』

幕藩体制期の1600年、美濃(岐阜県)から稲葉貞通が移封され、初代臼杵藩主となりました。以降、明治維新期まで15代にわたって稲葉家が臼杵藩を統治。廃藩置県後、稲葉家は東京に居を移しましたが、臼杵に里帰りする際の別邸として建てられたのがこの屋敷です。

1902年(明治35年)築ですが、江戸末期の格式高い武家屋敷様式が取り入れられています。千鳥破風屋根の玄関を入ると、大きな書院で丁重に客人を迎えていたそう。

広々とした美しい日本庭園があり、部屋からの眺めに四季折々の趣を与えてくれます。
庭園の奥には、1859年に建てられたとみられる、稲葉家の居宅として使われていた「旧平井家住宅」が残されています。

旧臼杵藩主稲葉家下屋敷

住所
臼杵市大字臼杵6-6
電話
0972-62-3399
営業時間
9:00~17:00(最終入館は16:30)
休み:無休

天然の要塞を持つ“海城”として築かれた『臼杵城跡』

臼杵城は、1556年にキリシタン大名であった大友宗麟が築城しました。当時この土地は海に囲まれた丹生島だったため(のちに埋め立てられ陸続きに)、天然の要塞を持つ“海城”でした。
廃藩置県後に廃城となり天守は取り壊され、現在は大門櫓(復元)や畳櫓などが残るのみで、二の丸は臼杵公園として市民の憩いの場となっています。桜の名所であり、春になると大勢の人が花見に訪れるそうです。

古橋口から、畳櫓を右に見上げて石段を登ると、二の丸の正門にあたる立派な大門櫓に到着。大門櫓をくぐって進むと、護国神社や臼杵公園があります。

大友宗麟がポルトガル人宣教師たちから仕入れた、日本最初の大砲といわれる「フランキ砲」(複製)が展示されています。

本丸跡地から東側を眺めると、愛媛県との間の豊後水道が見えます。

臼杵城跡

住所
臼杵市臼杵丹生島91-1

大分西港・別府港の最寄り駅であるJR西大分駅・別府駅から、日豊本線を利用してJR臼杵駅までは1時間前後で到着します。臼杵駅から八町大路までは徒歩約10分、臼杵城跡の卯寅口までなら徒歩約5分。車やバイクはもちろん、電車移動でも訪れやすい立地です。

訪れればきっと好きになる臼杵。「さんふらわあ」で大分・別府に来たら、ぜひ足を延ばしてみてください。
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訪れればきっと好きになる、
情緒あふれる歴史の町、大分・臼杵。
さんふらわあで出かけよう。

「フェリーさんふらわあ」詳細ページ

※「フェリーさんふらわあ」のWEBサイトへリンクします。

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