第6回 松永真理さんが案内する「指宿砂蒸し湯と鵜戸神宮」アイキャッチ

もくじ

旅行が趣味、旅行が仕事、という方でも、船に乗って目的地に向かう機会はなかなかないそうです。そこでそんな旅の達人たちを「さんふらわあ」にお誘いして「カジュアルクルーズ」の魅力に触れていただくことにしました。 今回の旅人は「iモード」生みの親として知られる松永真理さん。現在も企業の顧問や社外取締役などを務め、日本だけでなく世界中を渡り歩いています。高千穂への取材旅行の行き帰りに立ち寄った指宿と鵜戸神宮での開運旅行の「前哨戦」と「延長戦」の模様をお届けしましょう。

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「そうだ 指宿 行こう」

念願の宮崎・高千穂行きが決定したとき(*)、その前に身を清める地として思いついたのが指宿の砂蒸し湯でした。鹿児島は何度か訪れているのに、指宿は行く機会を持てずにいました。そこで、南九州で行きたかった2ヶ所を、今回一気に回ろうと思いついたのです。

*女子旅で巡る「神話の里・高千穂」開運ツアー
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鹿児島から宮崎へ。隣接する2県なので無理のない行程だと思っていました。ところが、鹿児島空港に降りて指宿を目指したとき、ハッと気づかされます。指宿は薩摩半島の南端で、高千穂は大分県境に近い宮崎県の中でも北に位置します。九州を人体に例えるなら、右足の親指から臍までのかなり縦長の距離に当たります。東京に住んで埼玉、千葉、神奈川と3県をいつも行き来しているせいか、大九州の距離感がまるで違っていました。

「そうだ 指宿 行こう」1

しかし、指宿スカイラインに入る頃には、その縦断距離のことは頭の中からすっかり消え失せていました。高台の展望公園がいくつもあり、息をのむ景色が次々に登場します。「名勝 仙巌園」から仰ぎ見る桜島もいいですが、眼下に桜島・錦江湾ジオパークの全容を見渡せるのもここならではの景色です。

鹿児島といえば「黒」!

鹿児島といえば「黒」グルメ。黒豚、黒牛、黒さつま鶏ですが、指宿駅からすぐの「青葉」で黒豚ご当地丼のランチをいただきます。

鹿児島といえば「黒」!1
鹿児島といえば「黒」!2
鹿児島といえば「黒」!3

天然砂蒸し温泉の泉源で作った温泉たまごに、黒豚三枚肉、地元野菜をトッピングし、さつま芋のレモン煮もついて900円。舌の上でとろける黒豚の甘い脂味をいただきながらふと棚を見ると、指宿の芋焼酎が並んでいます。今はぐっとこらえ、砂蒸し湯のあと夕食は黒豚しゃぶしゃぶと地元の芋焼酎にしようと心に決めお店を後にします。

黒豚と郷土料理 青葉

所在地
鹿児島県指宿市湊1-2-11
営業時間
11:00~15:00(LO 14:30)、17:30~22:00(LO 21:30)
休み
水曜
電話
0993-22-3356

当初はやや無謀に思えた計画ですが、ここでしか見られない景色と、ここでしか食べられない食事で「これぞベストプラン!」と早くも予想は確信へと変わっていきました。ここでしか体験できないメインはまだこれからというのに、です。

砂蒸し湯で「山が動いた!」

いよいよ、海岸の砂蒸し湯をめざします。

砂蒸し湯で「山が動いた!」1

浴衣に着替えたら、頭に巻くタオルを持っていくだけ。サングラスをロッカーに忘れたと思っていたら、小さなパラソルが太陽の光を遮ってくれます。

砂蒸し湯で「山が動いた!」2

砂の温度は55度ですが、熱すぎると感じることはありません。顔は潮風にあたり、波の音を聞きながらのヒーリングタイムが始まります。

砂の温熱効果で血管が拡張し、血液がドクッドクッと全身をくまなく巡るのがわかります。そのスピードたるやF1をしのぐ高速で、フルフラット状態のなせる技といえるでしょう。通常の温泉よりデトックス効果が高いというのも実感できます。凝り固まった首と肩甲骨がほぐれ、山が動いた!気分です。

砂蒸し湯で「山が動いた!」3

全身で地熱を直に感じられる心地よさのなかでも、体の上にかかる砂の圧がいいのです。「砂かけさん」がほどよく砂をかけてくれて、スマホで写真まで撮ってくれます。

砂蒸し湯で「山が動いた!」4

普段インスタ映えに興味はなくても、この時とばかりは撮りたいと切に思います。天然の砂蒸し湯はここでしか体験できないのですから。入浴時間の目安は10〜15分ですが、私は倍以上の30分も横たわっていました。

砂むし温泉「砂湯里」(さゆり)

所在地
鹿児島県指宿市山川福元3339-3
営業時間
9:00~17:30(受付は17:00まで)、8・9月は9:00~18:00(受付は17:30まで)
休み
無休(臨時休館あり)
料金
大人入浴料820円(浴衣貸出料込み)、たまて箱温泉セット券大人1130円
電話
0993-35-2669
砂蒸し湯で「山が動いた!」5

湯上りに指宿サイダーでのどを潤していたら、露天風呂「たまて箱温泉」へ仕上げに行きましょうと声をかけられます。一瞬、私は躊躇します。設備の整った露天風呂は全国どこにもあって、せっかく原始的でシンプルな体験ができたというのに、洗練されたサービスで上書きされたくないなあという気持ちからです。

これぞ絶景!たまて箱温泉

ところが、行ってみて驚きました。かけがえのない体験がさらに追加されることになったのです。露天風呂の前は海、右手には薩摩富士・開聞岳の美しい稜線がくっきり見えるではありませんか。

あとで東京に戻って調べたら、そこはトリップアドバイザーが選ぶ「行ってみてよかった日帰りスパ&温泉施設」4年連続で日本一に輝くところでした。海をのぞむ和風と、山(別名スヌーピー山の竹山)に近い洋風があって、奇数日、偶数日で男女湯が入れ替わります。

奇数日は女風呂が和風で、夕日が赤く染まって開聞岳に落ちていくさまを眺めながら、かつて伊能忠敬がここの景色を絶賛したことを思い出します。

これぞ絶景!たまて箱温泉1

日本全国なんとか富士は数あれど、海に囲まれ夕日に映える稜線の美しさを見られるのは薩摩富士ならでは、です。

夕色から暮色へと変わる時の流れに身を委ねていると、昼間に血が騒いだあのギラギラした食欲がいつしかスーッと消え失せていることに気づきます。砂むし湯の温泉はこれまでの老廃物を流してくれただけでなく、際限ない食欲までも抑えてくれていたのです。

翌朝、嬉しいことに、きれいな体のまま神々の里・高千穂へ向かうこと(*≫女子旅で巡る「神話の里・高千穂」開運ツアー)になったのでした。

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露天風呂「たまて箱温泉」

所在地
鹿児島県指宿市山川福元3292
営業時間
9:30-19:30(受付19:00まで)
休み
木曜(祝・祭日の場合は翌日休み、ただし1/1~1/4・4/30~5/5・8/13~8/16は木曜営業)
料金
大人510円
電話
0993-35-3577

ようやくたどり着いた鵜戸神宮で運玉を

ようやくたどり着いた鵜戸神宮で運玉を1

高千穂を後にして(*≫女子旅で巡る「神話の里・高千穂」開運ツアー)の開運女子旅は、山里から一転して日南海岸へ、切り立った断がいに立つ鵜戸神宮に向かいます。鬼の洗濯板の南にあたり、眼下に広がる海と海岸線が美しく、晩秋でも南国の陽光に溢れています。

ようやくたどり着いた鵜戸神宮で運玉を2
ようやくたどり着いた鵜戸神宮で運玉を3
ようやくたどり着いた鵜戸神宮で運玉を4
ようやくたどり着いた鵜戸神宮で運玉を5

クルマを降りてから優に20分は歩くでしょうか。階段を昇り、トンネルを抜け、海沿いの階段はアップダウンを繰り返し、ようやく到着する感じです。

ようやくたどり着いた鵜戸神宮で運玉を6
ようやくたどり着いた鵜戸神宮で運玉を7
ようやくたどり着いた鵜戸神宮で運玉を8

子宝祈願にはやや(?)遅きに逸した感はありますが、洞窟のなかは厳かで、一周したあと知人のためにお祈りをします。

ようやくたどり着いた鵜戸神宮で運玉を9
ようやくたどり着いた鵜戸神宮で運玉を10
ようやくたどり着いた鵜戸神宮で運玉を11

亀石のくぼみめがけて投げる運玉(5個100円)がかわいらしく、投げてみることにします。
私は5個とも外しましたが、隣の女性がワンバウンドで縄の中に入る幸運に隣り合わせ、思わず手を合わせそのことに感謝しました。入れば願いが叶うとのことです。

鵜戸神宮

所在地
宮崎県日南市大字宮浦3232
アクセス
志布志港より車で約1時間20分
開閉門時間
6:00~19:00(4月〜9月)、7:00〜18:00(10月〜3月)
電話
0987-29-1001

お待ちかねは意外に(?)モダンなスイーツ!

帰路も同じ階段のアップダウンで長い参道は続きますが、なぜか帰路は足取りも軽やかです。というのも、マンゴースイーツの看板を出す美味しそうなカフェを往路で見つけて、復路のお楽しみにとっておいたからです。

マンゴーに決めていたはずが、注文しようとすると特選抹茶濃厚ソフトもいいし、日向夏さっぱりソフトもいいなと、なぜか心が千々に乱れます。心落ち着けるお祈りを済ませたばかりなのに、これではいけません。

お待ちかねは意外に(?)モダンなスイーツ!1

迷ったあげく、クラッシュマンゴーに行き着きました。ザクザクマンゴー味の氷と濃厚ソフトのクリームが入って、マンゴーの生果実もふんだんにトッピングされ630円。これは正解でした。クリームの甘さも最後は氷でさっぱり、宮崎特産のマンゴーもいただけました。

隣接する土産ショップで、地元の人オススメのごぼち(ごぼうのスティック)と柚子胡椒をゲットして宮崎を後にします。

思い残すことは一つもなく、スッキリ心が整う旅を締めくくることができました。

高千穂・指宿
どちらもたっぷり堪能する旅に行くなら
フェリー「さんふらわあ」で!

フェリーさんふらわあ

※フェリーさんふらわあのWebサイトへ移動します

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