もくじ

「さんふらわあ」が就航する別府や大分、その大分の冬のイメージといえば別府や湯布院などに代表される温泉のイメージが強い方も多いと思いますが、実はこの時期ならではの絶景スポットも数多くあります。今回は「ツーリズムおおいた」の神ノ川さんのナビゲーションで、冬の大分の魅力的な絶景スポットをご紹介します。

 
冬、どちらに旅行します?
いろんな選択肢があると思いますが、ぜひ「温泉」に!温泉といえば「おんせん県おおいた」。冬のひんやりした空気とじんわり温まる露天風呂。大分に在住の私自身、この季節の温泉はベストだと思います。

さらに冬ならではの楽しみもございまして、今回は大分へお越しの際にぜひご覧いただきたい冬の絶景をご紹介します。

Instagramやってます?
日常はもちろんのこと、最近はプロからアマチュアまでいろんな方がステキな写真投稿ツールとして活用されていますね。ガイドブックだけでは見ることのできない、現地の風景や匂いまで伝わってきそうな写真を見つけることが出来ます。私も最近ではもっぱら画像検索ツールとしてガンガン活用しております。

今回は、大分県の絶景を投稿されているInstagramユーザーさんのお写真を拝借しまして、皆さまにその素晴らしさをお伝えしたいと思います。

 

別府の絶景その①「湯けむり」

定番の「湯けむり」も、ライトアップでこんな表情が!この撮影地である「湯けむり展望台」では、鉄輪の湯けむり、雄大な鶴見岳、季節によって様々に色を変える扇山、その風景を一望できます。

別府の湯けむりは、平成13年NHKが募集した「21世紀に残したい日本の風景」で富士山に次いで全国第2位に選ばれました。また展望台からの夜景も平成22年に「日本夜景遺産」に認定されました。

澄んだ空気、雪をうっすらかぶった山なみと朝焼け空のコントラスト。この時期だからこその景観です。ライトアップは、毎週土曜、日曜及び祝日の午後7時~9時の間。

<編集部コメント>
「湯けむり展望台」は別府国際観光港から車で約10分、住宅街へと続く坂道の途中にあります。展望台近くの道路には案内板が設置され、駐車場も整備されています。荘厳な自然を背景にして広がる、温泉街の灯りやライトアップされた湯けむりは別府を象徴する景色のひとつです。温泉は肌で楽しむばかりではありません。別府温泉につかって体を温めた後は、目でも楽しんで温泉を満喫してみてはいかがでしょうか。

別府の絶景その②「鶴見岳の霧氷」

先ほどの「湯けむり展望台」から望む鶴見岳の山頂付近ではこんな現象が。気温や気候、風向きなど条件がそろわなければなかなか見られない現象。晴れの日であれば、空と別府湾の美しい青とあわせて楽しめる絶景です。山頂までは別府ロープウェイが運行しています。

<編集部コメント>
氷点下に、水蒸気が樹木にぶつかることでできる「霧氷」。枝全体を結晶で覆ったその姿は、まるで白い花を満開に咲かせたように木々を輝かせます。その他にも、鶴見岳の山頂には大黒天や恵比寿様に会える「七福神めぐり」や12箇所に祀られた札所めぐりが遊歩道沿いにあります。さらに、毎年1月に「べっぷ鶴見岳大寒がまん大会」が開催!氷の椅子に座りながら大盛りのかき氷やそうめんを食べる「早食い競争」、高さ2mの氷柱に抱きつく「氷柱しがみつき競争」など、寒風が吹きつける中で繰り広げられる熱い戦いは必見です。冷たいものが大好きという方は、ぜひ観戦してみてください(参加にはエントリー受付が必要です)。

≫別府ロープウェイ

由布院の絶景「朝霧」

こちらも別府の湯けむりに負けない人気の絶景。盆地ならではの朝霧と由布岳、そして朝焼けの空が見事。「狭霧台展望所」も有名ですが、こちらの写真は「蛇越展望所」からの撮影。朝霧撮影の人気スポットであり、Instagramで#蛇越展望所と検索すれば、美しい写真ばかり!せっかく由布院に来たならば、頑張って早起きしてでも楽しみたいですね。

<編集部コメント>
蛇越(じゃごし)展望所は大分県から熊本県の阿蘇へとつながる「やまなみハイウェイ」沿いにある絶景の観光スポットです。別府国際観光港から車で約45分、JR由布院駅からは車で約15分で行くことができ、アクセスしやすい場所にあります。駐車場の隅にある展望所の説明看板を通り過ぎ、階段を登ること1分。由布院の街を一望できる蛇越展望所に到着です。展望所から5分ほどのところには「蛇越」の由来に登場する「山下池」もありますので、地名の由来となった伝説に想いを馳せながら池を覗き込んでみてはいかがでしょうか。

いつでも人気!豊後高田の絶景「真玉海岸」

別府から車で北へ1時間ほど。真玉海岸は大分県で唯一、水平線に沈む夕陽を目にすることができることで知られています。最干潮時にも海水が全てなくならず、水が少し残り干潟ができます。遠浅の干潟と、夕陽に映えて黄金に輝く水面が織りなす幻想的な写真が撮れることから、多くの写真家や観光客を惹きつけています。

<編集部コメント>
「日本の夕陽百選」にも選ばれた真玉海岸の夕陽。干潮と日の入りの時刻が重なった時には、夕陽の反射する海水と干潟の縞模様を望めます。そのチャンスは月にわずか4日ほどだとか。春は潮干狩り(マテ貝掘り)、夏は海水浴も楽しめるので、真玉海岸はシーズンを選ばない注目スポットです。真玉海岸近くにはフォトジェニックな壁画が楽しい「恋叶トンネル」や、昭和のテーマパーク「昭和ロマン蔵」など、観光スポットが多数あります。こちらの記事で紹介していますので、近くにお立ち寄りの際はぜひ参考にしてみてください。

神秘的な絶景「奈多海岸・奈多宮」

夏は海水浴場として人気の奈多海岸。伊予灘に面して南北約2kmに及ぶ美しい白砂と見事なクロマツの老木が並ぶ白砂青松、風光明媚な海岸線。海岸線のほぼ中央には天平元年(729年)に創建されたと伝えられる八幡奈多宮があり、朝日と共にありがたき絶景が拝めそう。

<編集部コメント>
奈多海岸は「日本の白砂青松100選」に選ばれると同時に、奈多・狩宿海水浴場(なだ・かりしゅくかいすいよくじょう)として環境省による「快水浴場百選」にも選出されている大分を代表する名所。八幡奈多宮は海に向かって立ち、その鳥居も海に面しています。鳥居の先にのびる朝日の参道や、朝日に輝く愛媛県にある四国最西端の「佐田岬」と岩礁にたたずむ鳥居の共演は、多くのカメラマンを魅了して止みません。夏季にはキャンプ場も設置され、家族連れなどで賑わう季節を問わない絶景スポットです。

くじゅうの絶景も逃せない!

九州といえども、くじゅう連山が並ぶ大分と熊本・阿蘇の県境周辺は雪が降りやすい。初夏の緑の絶景とはまた違う、冬ならではの景色も楽しめます。雪の日は車で簡単にピューっと…って行くことは難しいですが、山好きであればぜひチャレンジしていただきたいですね。

<編集部コメント>
くじゅう(九重)連山は、九州本土最高峰の中岳(1,791m)をはじめ、標高約1,700m級の山々が連なる別名“九州の屋根”。春から夏にかけて多くの花を咲かせ、中でも初夏に自生するミヤマキリシマが一面をピンク色に染める景色は、登山者の目を楽しませてくれます。秋には紅葉で包まれ、冬は雪に覆われて、マイナス20度になるエリアもあります。全面凍結した池や滝など、普段ではなかなかお目にかかることのできない絶景の連続です。キツネや野ウサギなど野生動物を目にするチャンスもあるかもしれません。ただし、登山は危険と隣り合わせ。事前に登山計画を立てて、登山届の提出や季節にあわせた最適な装備、地図やコンパスといった必需品など、準備を万全に整えてから入山しましょう。安全な登山と貴重な自然環境を守るために、登山のルールやマナーを理解し、実行することが大切です。

≫長者原ビジターセンター

いかがでしたでしょうか?おそらくみなさんの知らない絶景もあったはず。今回ご紹介しましたお写真は、時間や気候など条件が揃わないとみることが出来ないものも多く、それなりの覚悟と根気が必要かもしれません。
しかし、それでも見る価値のある絶景ばかりですね。私もいつか肉眼でチャレンジしたい!まずは早起き!…できるかな?(笑)。

みなさんも「さんふらわあ」に乗って、ぜひ冬の大分へお越しください!

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