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第4回 湯の川温泉 永寿湯(函館)1

 
 
♪はーるばる来たぜ函館ぇ~・・・。

前回の濁川温泉 新栄館のご主人とお別れし、森駅から函館本線に乗り1時間半ほどで函館駅に到着。

第4回 湯の川温泉 永寿湯(函館)2

北島三郎のヒット曲「函館の女」から、ローカル感溢れる漁師町をイメージしていたが、あまりにも近代的な駅なのでビックリしました。

函館市は北海道の最南端に位置する道内第三位の都市で天然の良港に恵まれ、道内でも早くから和人が移住したところだそうです。かつてはアイヌ語のウスケシ(湾の端の意)から宇須岸と呼ばれていたようですが、室町中期の豪族が館を築いた際、その館が箱の形に似ていたところから箱館(はこだて)と呼ばれるようになったそうです。

津軽海峡に面した函館はイカの町。無類のイカ好きは到着後、真っ先に函館駅の西側500m四方のエリアに海産物や食堂など250店舗ほどがひしめく「函館朝市」に向かった。

第4回 湯の川温泉 永寿湯(函館)3

函館朝市のどんぶり横丁にある「一花亭 たびじ」さんで、先ずはチンカチンカのルービーと名物「活イカ踊り丼」を頂きました。

注文が入ってから生簀のイカ一杯を余すことなくさばいて出されます。キラキラのイカはまさに「なんとなく、クリスタル」。ヤリイカの身と自家製のイクラちゃんが奏でる色のコントラストもゴキゲンなビジュアルです。

上から醤油を垂らすとゲソ部分がグニョ~オと動き出すではありませんか。新鮮なヤリイカは甘みが口いっぱいに広がるのです。ゲソ部分はそのままかぶりつくも良し、店員さんに言えば食べやすくさばいてもくれます。以前、津軽海峡を隔てた対岸の本州青森の下風呂温泉で食べたイカもキラキラのイカで大変美味しゅうございました。「万歳、津軽海峡!」

一花亭 たびじ

所在地
北海道函館市若松町9-15(函館朝市どんぶり横丁市場内)
アクセス
JR函館駅より徒歩1分
電話
0138-27-6171
営業時間
5:00~15:00(夏期)、6:00~14:00(冬期)
休み
なし

そんなこんなで「フェリーで行く湯巡画報」北海道 湯巡り旅の最終日は函館編をお送りします。

第4回 湯の川温泉 永寿湯(函館)5

歩いて次に向かったのは函館市内だけでチェーン展開するご当地ハンバーガーショップ「ラッキーピエロ」。アピール強めなカラフルな佇まいで、地元では「ラッピ」の愛称で親しまれている人気のソウルフード。

第4回 湯の川温泉 永寿湯(函館)6

自動ドアに貼られた人気ナンバーワンメニュー「チャイニーズ・チキンバーガー」のポスターは岸朝子先生のお墨付き。

第4回 湯の川温泉 永寿湯(函館)7

ならばその人気ナンバーワンとやらを頂くことにしました。ラッキー・シェイクのバニラといっしょに。甘辛タレをまとったワイルドな唐揚げにしゃっきりレタスとマイルドな自家製マヨを添え、ごまバンズでボディプレスした逸品。バランスが絶妙で間違いないヤツです。大変美味しゅうございました。

ラッキーピエロ 函館駅前店

所在地
函館市若松町17-12 函館駅前棒二森屋本館1階
アクセス
函館駅より徒歩3分
電話
0138-26-8801
営業時間
10:00~24:30(土のみ翌1:30)

「活イカ踊り丼」とラッピの「チャイニーズ・チキンバーガー」を食した重めのボディーに鞭打って北海道 最後の湯巡りポイント「湯の川温泉」へ市電(路面電車)で移動した。湯の川温泉は函館市街から東へ5kmほど離れた海岸線近くに一大温泉エリアを形成している。

第4回 湯の川温泉 永寿湯(函館)8

向かったのは湯の川温泉の旅館協同組合で「一番熱い共同浴場」と紹介していただいた永寿湯さん。海岸線を離れた住宅地にある共同浴場です。

第4回 湯の川温泉 永寿湯(函館)9

永寿湯さんの湯殿は入ってビックリ。東京の銭湯でよく目にする富士山のペンキ絵が正面の壁にでーんと描かれているではありませんか。僕が20代の頃、東京の風呂ナシアパートに長年住んでいた頃、通っていた近くの銭湯にも富士山のペンキ絵があったので懐かしい気持ちになりました。

2つに区切られたタイル張りの浴槽は左側が高温、右側が中温となっていてそれぞれに湯口から源泉が注がれている。中温槽に足先を入れた瞬間、思わず笑ってしまった。熱いのです。すこぶる。高温槽には手を入れてみた。キケンです。芸人さんでもリアクションがとれない程の熱さです。浴槽の縁に乗っかって「押すなよ、絶対押すなよ!」なんて着衣のまま落ちたら放送事故です。

第4回 湯の川温泉 永寿湯(函館)10

すっかり怖気付いていると、「水うめていいですよ」と常連らしき親爺さんが言ってくれた。水をうめながら浸かってもかなり熱く47~48℃はあるように思える。高温槽は蛇口のバルブが外されているため加水ができず常時50℃を越えていると思われる。この高温浴槽、どちらのどなた様がお入りになるのでしょう・・・。

第4回 湯の川温泉 永寿湯(函館)11

 
御影石の浴槽の縁には源泉の析出物がウエハース状にびっしりとこびり付く。濃厚な食塩泉という泉質も手伝って一段と熱く感じる。

第4回 湯の川温泉 永寿湯(函館)12

 
注がれる湯は「湯川1丁目源泉」という5本の源泉の混合泉。飲泉も可能でグッと塩味を感じる。

第4回 湯の川温泉 永寿湯(函館)13

「ふっ」と気合を入れて浸かる常連の親爺さんは目をギュッと閉じて1〜2分。我慢の限界がくると「うお~っ」とドスの効いたうめき声を発しながら浴槽の外へと出る。まるで海から登場するゴジラだ。そして、しばし休憩の後、再び気合いを入れて浸かる。それを3〜4ラウンド繰り返すのがこの浴場でのポピュラーな湯浴み法のようです。

親爺さんの話では、熱いんだけどこれがだんだんと病みつきになるという。手足の指先がジンジン痺れるような熱さを感じながら、僕もこの禊のような湯浴みを3ラウンド闘った。湯浴み後、脱衣場で親爺さんとおしゃべりしていた時のこと、突然「うお~っ」というオッサンのようなオバ様の声が隣から聞こえてきたのです。そうです、女湯でも同じ死闘が繰り広げられているようです。

湯浴み後10分経っても親爺さんの背中にはびっしりと汗が付いていました。すっかり話しこんだ親爺さん、僕が浴後、函館空港から東京へ帰る事を告げると、なんと車で送って頂いたのです。恐縮です。

うめき声が飛び交う永寿湯さんの湯は、北海道の湯巡りの最後を飾るにふさわしい心に残る一湯となり、空港で帰路につくころには、再びあの禊のような湯浴みを欲している自分がいました。親爺さん、ありがとうございました。

湯処 永寿湯温泉

所在地
函館市湯川町1丁目7-14
アクセス
電車:JR苫小牧駅より特急北斗で約2時間50分のJR函館駅から函館市電に乗り換え湯の川温泉下車、徒歩約9分 車:苫小牧西港より約3時間30分
電話
0138-57-0797
営業時間
6:00〜22:00
休み
なし

*掲載の情報は2018年11月現在の情報です。

4回にわたってお送りした「フェリーで行く湯巡画報 北海道編」にお付き合い頂きありがとうございました。本家ユメグリガホウでも随時、ホットな温泉をアップしていきますので、今後とも宜しくお願い致します。

では皆さん健康で素敵な湯巡りを。

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