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四季折々の楽しみ方ができる九州旅行。福岡県・佐賀県・大分県・熊本県・長崎県・宮崎県・鹿児島県のいずれにも、観光名所や穴場のスポットがたくさんあります。九州内を観光してまわるには、車でのドライブやバイクでのツーリング、自転車のほか、観光列車やバスなどの公共交通機関を利用します。
関西や東海地区から九州に観光するなら、大阪~別府、神戸~大分、大阪~志布志(鹿児島)を結ぶフェリー「さんふらわあ」の利用がおすすめ。この記事では、別府・大分・志布志の各港からアクセスの良い九州の観光スポットを紹介した、編集部おすすめの“推し記事”をピックアップしてご紹介します。

雄大な阿蘇の絶景を満喫!温泉や穴場スポットをめぐるドライブ・ツーリング旅行

九州には、ぜひ足を運んで実際に見てみたい自然がたくさんあります。その代表格といえば阿蘇でしょう。
阿蘇は熊本県ですが、実は別府国際観光港・大分港のどちらからでも、車でアクセスしやすいのです。特に女性に人気が高い温泉地・大分県の由布院から阿蘇を結ぶルートは「やまなみハイウェイ」と呼ばれ、ドライブロード・ツーリングロードとして有名で、絶景を楽しめるドライブコースとなっています。
別府温泉を筆頭に大分~阿蘇には温泉地がいくつもあります。中でも、阿蘇・南小国(みなみおぐに)の「黒川温泉」は全国屈指の人気を誇ります。あちらこちらに駐車場を備えた立ち寄り温泉もあるので、ドライブに疲れたらひと休みしてリフレッシュできますよ。また阿蘇周辺には、パワースポットや地元で人気の隠れ家的でオシャレなカフェ・レストラン、口コミで評判の穴場的なスポット、景色のいい展望台などが点在しているので、寄り道しながら回るのもいいですね。
少し山あいに入ると滝が多いのも特徴。CMの撮影にも使用された「鍋ヶ滝」のほか、阿蘇・由布岳周辺には大小さまざまな滝があるので、夏場には涼を求めに行くのもおすすめです。

≫初めての九州!大分から阿蘇を周遊する2泊3日王道ルートへ

阿蘇は「バイクの聖地」と呼ばれるほど、全国のバイク乗りが一度は走ってみたいと思う場所。前述の「やまなみハイウェイ」のほか、通称「ケニー・ロード」も多くのライダーが憧れるコースです。「ケニー・ロード」は、ロードレース世界選手権(WGP)500ccクラス3年連続年間チャンピオン(1978年~1980年)など輝かしい実績を誇る「キング・ケニー」ことケニー・ロバーツが愛した「グリーンロード南阿蘇」という道の一部のこと。阿蘇の絶景を眺めながらのワインディングは最高です。
バイク乗りなら、大分や別府から由布院~「ケニー・ロード」を経由して熊本市内に抜けるのもおすすめルート。熊本市の繁華街にほど近い辛島町には、自動二輪車を停められる24時間営業の地下駐輪場もあるので、近くのホテルに宿泊する際、雨の心配をせず安心してバイクを駐輪できます。

≫別府~阿蘇・熊本をツーリング!ガルちゃんバイク旅

女子旅人気が高い、パワースポット高千穂や昭和レトロな豊後高田へ

古(いにしえ)からの伝説が今も息づく宮崎・高千穂。別府国際観光港や大分港から2時間少々、志布志港から3時間ほどのドライブで到着します。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)が隠れた洞窟「天岩戸(あまのいわと)」を御神体としてまつる天岩戸神社。その境内の一部には、高千穂の中でも特に強力なパワースポットとして知られる、八百万(やおよろず)の神々が集まり相談した天安河原(あまのやすかわら)もあります。
厳かな気持ちで訪れ、決まりごとや注意事項を守って参拝すれば、運気が大きく上昇するかもしれません。
高千穂峡は、自然が創り出した絶景に包まれる場所。複数の火山活動によって生まれた地形は、数万年の歴史を刻み、インスタ映えするパワースポットとしても人気を集めています。周辺の岩肌を見ると、地層マニアや地形マニアでなくても、地球が持つパワーや自然の驚異を感じずにはいられないでしょう。

≫女子旅で巡る「神話の里・高千穂」開運ツアー(前編)
≫女子旅で巡る「神話の里・高千穂」開運ツアー(後編)

若い世代の特に女性から人気を集めている「昭和レトロ」。年配の世代には懐かしい、昭和30年代頃の町並みが残る大分県豊後高田市の観光スポット「昭和の町」は、別府国際観光港・大分港から車で北に約1時間の国東半島にあります。インスタなどSNS映えするエモい写真が撮れるスポットがいくつもあり、口コミでも人気を集める場所です。
地元商店街の人たちは、皆さん気さくで親切。50代以上の方は子供の頃にタイムスリップした気分が味わえ、30代以下の方には新鮮で面白いと感じるアイテムにあふれた町です。
豊後高田には、恋愛成就を願う女性たちが訪れる「恋叶(こいかな)ロード」や、縁結びのパワースポットといわれている粟嶋社もあり、女子旅人気が高まっています。

≫昭和の町へタイムスリップ!?豊後高田市で食べ歩きレトロ女子旅【読者特典有】

国宝の石仏で有名な臼杵は、見て良し、食べて良し

大日如来坐像

別府・大分の両港から車やバイク、電車でも1時間ほどで到着する、「石仏」で有名な大分県臼杵市。国宝に指定されている臼杵石仏(磨崖仏)は、千年もの間、周辺の住民をはじめ多くの人々の願いを受け入れてくれる信仰の対象としてあり続けています。
岩壁を彫ってつくられた60体以上の石仏はそれぞれに表情があり、訪れた人をやさしく迎え入れ、見守ってくれているよう。こんな時代だからこそ、心安らかにいられる“仏の里”に出かけてみませんか?

≫大分臼杵で、国宝の磨崖仏と新鮮な海の幸に出会う旅

また大分県と四国・愛媛県との間の海(豊後水道)は豊かな漁場であり、臼杵名物として有名なフグのほか、城下カレイ、関アジ、関サバなど、おいしい海の幸が味わえるのも魅力です。九州では少し甘みのある醤油が一般的ですが、ここ臼杵には九州を代表する醤油の製造会社や商店が複数あります。
まだあまり知られていない臼杵は、別府・大分から日帰りもできる穴場の観光エリアといえるでしょう。「弾丸フェリー🄬」を利用した旅行プランにも適しています。その町並みは、どこかノスタルジックで風情が感じられ、絵になる写真が撮れるスポットがあちこちに。お気に入りの景色を見つけたらシャッターチャンスです!

≫歴史薫るフォトジェニックな城下町、大分・臼杵を旅する

志布志市志布志町志布志から、広島カープファンの聖地をめぐる

ここは広島?カープに染まる駅や商店街3

大阪南港から四国・高知沖の太平洋を航行した「さんふらわあ」は、鹿児島県の志布志港に到着します。鹿児島県志布志市は宮崎県に隣接しており、志布志港から車で15分ほど走ればもう宮崎県。鹿児島と宮崎の両方を一気に楽しむ旅ができます。
のんびりとした雰囲気を味わいながら志布志の街を散策すれば、そこに流れる歴史が見えてきます。
志布志から日南に向かい、JR日南線の油津駅へ行くと、“宮崎に来たはずなのに、なんで広島!?”と、思わず目を疑ってしまうかも。その秘密は、航海作家の金丸知好さんによる志布志と油津の案内記事の中で。記事内には、下小西公園にある放浪の俳人・種田山頭火が詠んだ句碑が紹介されていますが、山頭火の句碑は臼杵石仏の入り口付近にもあります。

≫カープ女子も注目!半日でけっこう楽しい! 志布志&油津ぶらり旅へ

志布志港フェリーターミナルでは、電動アシスト付き自転車をレンタルでき、志布志周辺を自由に走り回ることができます。
「さんふらわあ」で志布志に到着して、朝食として食べられる地元の方御用達のラーメンや、地元の名産・志布志のお茶をふんだんに使ったお茶づくしのコースランチ、自分だけのオリジナルブレンド焼酎がつくれる焼酎の酒蔵などを、自転車でめぐることができ、日帰りサイクリングが楽しめます。
また、自分のロードバイクで走りたい方向けには、サイクリングコースとして紹介されているルートもあります。関西エリア在住の自転車愛好家は、ぜひ「さんふらわあ さつま/きりしま」に乗船して志布志にお越しください!

≫志布志には自転車で巡ることができる観光スポットやグルメスポットがたくさん!日帰りで志布志を巡るサイクリング旅行

フェリーで志布志に着いたら、すぐに家族キャンプやソロキャンプ

志布志港から約10Kmの海岸沿いに、風光明媚な景勝地としても知られる「くにの松原キャンプ場」があります。自然豊かな海に面したエリアで、国定公園の一部にあたるその中で、ソロキャンプや家族キャンプが楽しめます。
志布志港へは、大阪南港から「さんふらわあ」に乗船します。当Webマガジン編集部のスタッフが実際に「さんふらわあ さつま」に乗り、くにの松原キャンプ場でソロキャンプを満喫しました。その実録記事とYouTube動画をご覧いただけます。

≫フェリー「さんふらわあ さつま」で行く! 僕だけのとっておきキャンプ旅 大阪~志布志編

九州の各地が舞台の本を読んで、聖地巡礼の旅へ

「聖地巡礼」というと、アニメや漫画の舞台となった場所を訪ねてスポットをめぐることが知られていますが、お気に入りの小説や、好きな作家のエッセイなどに登場する土地を訪れる「聖地巡礼」も、編集部はおすすめします。
鹿児島は、昭和を代表する数々の家族ドラマの脚本を手掛けた向田邦子が、「故郷もどき」と慕った土地。小学生時代にわずか2年しか居住していなかった鹿児島ですが、エッセイの中で思い出深く語られた場所がいくつも登場します。それらのスポットを「聖地巡礼」する向田邦子ファンは、没後40年以上が経過した今でも少なくありません。
「さんふらわあ」の船内でたっぷり本を読んで、九州へ読書旅行に出かけてみませんか?

≫小説の舞台になった場所の聖地巡礼へ「さんふらわあ」で。本好きにおすすめ、フェリーで「読書旅行」:関西・九州編

関西や東海地区からの九州旅行は、マイカーごと乗船できて九州上陸後の移動がスムーズな「さんふらわあ」でのフェリー旅がおすすめ。『弾丸フェリー®』や『舟遊®(しゅうゆう)割引』などお得で便利なプランもあります。
家族と、友達と、気の合う仲間と、はたまた一人で。自分に合った好みの九州旅行を計画して、お気に入りのスポットを見つける旅へ「さんふらわあ」でおでかけください!

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