もくじ
「さんふらわあ」ではどんな人たちがどんな仕事をしているの?
ドックで行うフェリーの定期検査ってどんなもの?
普段は見ることができない船の内部やウラ側を、イラストレーターのモリナガ・ヨウさんが細かく図解した記事をまとめました。モリナガさん独自の視点やユニークな表現をお楽しみください!
船員さんたちの仕事に迫る「さんふらわあで働く人たち」
大型フェリー「さんふらわあ」では、船長をはじめ約30人のスタッフが乗船して働いています。港に停泊中は、車両甲板に貨物の入ったトレーラーを積み込むためなどに、さらに多くの人たちが仕事をします。
大洗港~苫小牧港を運航する「さんふらわあ さっぽろ」に、モリナガさんが乗船。船長・甲板部員・機関部員・事務部員(旅客サービス部門)の方々にお仕事の話を聞き、イラストを描きました。
【さんふらわあで働く人たち】
・Vol.1 船長編
船の総責任者であり、多くのお客さまや貨物を乗せた大きな船体を操る船長。常に安全に気をくばり、ブリッジで操船する船長の姿って、カッコいいですね。
・Vol.2 デッキと甲板部の人たち
人だけでなく、たくさんの貨物や車も運んでいる「さんふらわあ」。甲板に積み込まれるトレーラーは、甲板部員の誘導に従い、ドライバーさんが一発で指定位置に停めます。プロの仕事場で「すごい」の一言。
・Vol.3 機関室編
大きな「さんふらわあ」を動かすエンジンやモーター、海の上でも陸上と同じように電気が使えるようにする発電機など、安全運航に欠かせない機器が機関室に集まっています。まさに船の心臓です。
・Vol.4 サービス部門編
船内で一番見かけるスタッフといえばAC(アテンダントクルー)。一人で何役もこなすACは、乗船するお客さまの快適な船旅をサポートしてくれる、頼れる存在です。
・Vol.5 こぼれ話
モリナガさんが乗船した際は、苫小牧港での接岸時に風が強く、タグボートが出動するというレアな体験もありました。船員室エリアにある「消える魔球」とは、いったい何?!
安全運航のために隅々までしっかり点検・整備「さんふらわあの定期検査編」
船の定期検査を行うドック。大阪南港~志布志港を運航する「さんふらわあ さつま」が、ジャパンマリンユナイテッド因島工場のドックで行った作業の様子をモリナガさんがイラストでレポートするシリーズです。
普段は海面下にある「さんふらわあ」のバルバスバウやフィンスタビライザー、スクリューなどを目の前に大興奮!なかなか見ることのできないファンネル(煙突)の内側にまで入りました。
【さんふらわあの定期検査編】
・Vol.6 さんふらわあの定期検査編 その1
安全講習の受講、健康診断書の提出など、準備を整え造船所に入ります。船底から見上げる「さんふらわあ」は圧巻!「喫水線」のヒミツも紹介しています。
・Vol.7 さんふらわあの定期検査編 その2
船の揺れを抑えるビルジキールとフィンスタビライザー、離接岸時に船を横移動させるバウスラスターなどを見学。アンカー(いかり)の鎖の長さは約250mもあります。
・Vol.8 さんふらわあの定期検査編 その3
船内の再塗装や修復工事なども、まるでマンションのリフォーム工事のように行われます。ファンネル内部には、巨大な筒や作業用の階段などがあり、普通の煙突とは違います。
・Vol.9 さんふらわあの定期検査編 その4
エンジンなどは分解してメンテナンス。コネクティングロッドは汚れを落とし、ピカピカに磨かれていました。造船所には、80トンの重さまで吊り上げられる巨大なクレーンも。
=イラストが完成するまで=
細かなところまで描写されたモリナガ・ヨウさんの味のあるイラストで、今まで知らなかった「さんふらわあ」のいろんなことがわかります。関連記事のリンクもあるので、ぜひご覧ください!
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こちらの記事も読むと、さらによく「さんふらわあ」のことがわかります。
≫ 教えて!「さんふらわあ」(5記事)
≫ さんふらわあの職場インタビュー
≫ 動画で知る さんふらわあ
モリナガ・ヨウ
1966年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒。漫画研究会に在籍していました。
最近は絵本を出したりイラストルポを描いたり、模型記事を書いたりしています。
著書『築地市場 絵でみる魚市場の一日(第63回産経児童出版文化賞・大賞)『ジェット機と空港・管制塔』『図解絵本 工事現場』『はしれ!こうそくどうろ』『ワールドタンクミュージアム図鑑』『私家版戦車入門』『迷宮歴史倶楽部』『東京右往左往』など多数。
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