大洗港スタッフ(清掃)

もくじ

いつ乗船しても、きれいで気持ちよく過ごせる「さんふらわあ」の船内。そこには「さんふらわあ」清掃のプロたちの存在が欠かせません。
今回は、大洗港に入港した「さんふらわあ」の船内清掃を担っている関東ビルサービス株式会社の江橋さんにお話しを伺いました。

清掃・消毒のプロたちが、効率よく確実に仕上げる

苫小牧港を18時45分に出港した「さんふらわあ」が大洗港に入港するのは翌日の14時。お客様の下船がはじまると、清掃スタッフが船内へ入っていきます。

「清掃オーダー票をもとに、どこの清掃に何人配置するかを決め、13時半に集合したスタッフに担当してもらうエリアを発表します。今日は6階のスーペリアに5名、5階のコンフォートに2名、ドライバーズエリアに4名など、乗客数、使用された部屋の数によって、割り当てる人数を調整しています」

清掃オーダー票には、清掃すべき客室が記されています。

スタッフの皆さんは、ローテーションで担当するエリアが変わるそうです。

「客室のほか、展望大浴場や共用トイレ、床や階段、手すり、ソファ、レストランなど、それぞれの場所で清掃や消毒方法が違います。業務になれていない人は、2週間ごとに担当場所を変えて、最終的にはどこでも対応できるように、ベテランスタッフが付いて教育しています。現在のスタッフは、5~6年続けていらっしゃる方が多く、中には10年以上の大ベテランもいますよ」

スイートルームのベッドメイク
スイートルームのベッドメイク。2人がかりで丁寧に行われます。
隅々まできれいに仕上げます
隅々まできれいに仕上げます。
展望大浴場の洗面台は毎日清掃
展望大浴場の洗面台は毎日清掃。

大洗~苫小牧航路は、19時45分大洗港発の夕方便のほか、深夜1時45分発の深夜便もあります。深夜便の船内清掃も行っているんですよね?

「深夜便は10名のスタッフで清掃・消毒作業を実施しています。夕方便も深夜便も、同じチームのスタッフがシフトを組んで対応しています」
まさに「さんふらわあ」を知り尽くした清掃・消毒のプロ集団ですね!

毎日の清掃以外に、ポリッシャーなどの器具を使った特別な清掃も

大洗港清掃スタッフ

床の掃除機がけや人が触れる場所の消毒など毎日行う作業のほかに、特別な清掃作業も行われるそうですね。

「要請に応じて、電動ポリッシャーを使った展望大浴場の大掛かりな清掃や、ワックスがけ、喫煙ルームのフィルター交換やヤニ取りなども行います。作業に時間がかかる場合は、整備点検などで船舶が運休するタイミングに合わせて実施しています」

きれいさを保った船で、快適な旅が満喫できるのは、江橋さんをはじめとする清掃スタッフ皆さんのおかげなのです。

お客さまが快適かつ安心・安全に過ごせることを第一に“やり残し”なしを徹底

スーペリアウィズペットルームは、ペットの抜け毛などが残らないよう注意を払います
スーペリアウィズペットルームは、ペットの抜け毛などが残らないよう注意を払います。

従来の清掃作業に、新型コロナウイルス感染防止対策としての消毒作業が加わり、作業の大変さが増したのではないでしょうか?

「適正な消毒方法や手順の講習を受け、実践し始めた当初は、時間がかかることもありました。しかし、現在は消毒作業も清掃の一環として実施しており、通常業務に定着しました」

作業完了の確認はどのようにしていますか?

「各エリアをベテランのリーダー2~3名が分担してチェックを行い、もしやり残しがあればすぐに再度作業をします。最終的には乗船しているアテンダントがチェックして確認します。」

客室に置かれた点検確認完了の名刺
客室に置かれた点検確認完了の名刺(写真の一部を加工しています)。

「個室には、清掃状況を確認したリーダーの名刺を置いています。お客さまが快適に安心してお過ごしいただけるよう、責任をもって作業した証です。その名刺の裏などに、お客さまがコメントを書き残してくださることがたまにあるのですが、お褒めの言葉が記されているとうれしいですし、やりがいを感じますね」

元々アルバイトで「さんふあわあ」の清掃を担当。そして再び「さんふらわあ」に

大洗港「さんふらわあ」清掃スタッフ

2018年より「さんふらわあ」の清掃担当になったという江橋さん。

「『さんふらわあ』の清掃を担当する前は病院内の清掃を担当していました。院内清掃も、感染症予防対策をしなければならないエリアがあるなど、かなり神経を使う清掃・消毒作業でした」

なるほど、その経験が現在のコロナ禍での清掃・消毒作業に活かされているとも言えますね。
ところで、江橋さんが今の会社に入社したきっかけを教えてもらえますか?

ドライバーズルームのベッドメイクを行う江橋さん
ドライバーズルームのベッドメイクを行う江橋さん。

「地元が大洗で、若い頃に『さんふらわあ』の船内清掃のアルバイトをやっていたんです。2年ほどして上司から社員にならないかと誘われて、この会社に入りました。茨城県内の施設やビルを何か所か担当して、『さんふらわあ』の担当になったんです」

「さんふらわあ」きっかけで入社して、「さんふらわあ」に戻ってきたわけですね!「さんふらわあ」が江橋さんを呼んでいるのかもしれませんね(笑)。

スタッフ間の円滑なコミュニケーションや体調管理にも気を配り、スタッフも快適に仕事ができ、お客さまも気持ちよく船旅を楽しめるように尽力されている江橋さん。最後にメッセージをいただきました。

「“お客さま第一”をモットーに、徹底した感染予防対策を行っています。安心してご乗船いただけますので、ぜひ『さんふらわあ』をご利用ください」

お客さまに、気持ちよくご乗船いただくために。
さまざまなスタッフが港で働いています。
首都圏~北海道航路「さんふらわあ」はこちら
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