もくじ

季節ごとに様々な姿を見せてくれる北海道の絶景。その美しさに魅入られて北海道に移り住んだのが鉄道写真家・丸山裕司さんです。今回は北海道の大地に沈む夕陽と鉄道が織りなす写真をご覧いただきましょう。

富良野の秀峰

中富良野町・富良野線:鹿討~学田 2015年2月撮影

前日からずっと好天だったこの日。朝はマイナス20度を下回り、シバレた。
日中は日差しに温められたが、それでもマイナス5度まで。ホント寒い一日だった。

放射冷却を生み出す澄み切った空に、秀峰の頂きが浮かび上がった。

田植えの頃

旭川市・宗谷線:北永山~南比布 2014年6月撮影

早苗が並ぶ水田は、好んで撮影する春の情景。
風が無い時は鏡のようになり、空が大きく拡がる。

夕陽と絡めてとシャッターを押したその時、窓に夕陽が落ちた。

並んで

伊達市・室蘭線:北舟岡駅 2015年12月撮影

海が間近に眺められる絶景駅として有名なこの駅。
住宅街にあるので、朝晩は通学客などで賑わう駅でもある。

夜の帳が下り、光が瞬きだした夕暮れの駅に、利用客が降り立った。

東の果てへ

根室市・根室線:別当賀~落石 2017年3月撮影

道都札幌から東に400キロ余り、強風吹きすさぶ大地にはただ熊笹が広がるばかり。
あるのは果てしない大空と広い大地に、最東端・根室市へ続く鉄路だけ。

そして、列車だけから手に入れられる絶景がある。

燃える空

札幌市・函館線:苗穂~白石 2010年5月撮影

天気は下り坂。低く垂れこめた雲で夕陽は望めないと諦めかけていたこの日。
陽が水平線の下に隠れる頃、わずかな雲の切れ間から差し込んだ光が、息を呑むような情景を見せてくれた。

夕暮れ空が燃えていた。

夜に向かって

和寒町・宗谷線:和寒~東六線 2018年2月撮影

陽が暮れて夜に向かう頃。
夜間作業に備えて、除雪列車がライトを煌々と照らして通り過ぎていく。

人知れず鉄路を守る人たちが、日夜頑張っている。

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