旅客輸送

 人がどこかへ行こうとする際の交通手段として、最も古くからあるのが船です。現在では交通手段としてだけではなく「時間と空間を楽しむ」クルーズ客船が日本はもとより世界の海を航海しています。また、フェリーは自動車・トラック輸送の普及とともに発展し、国内物流の担い手としての存在感を示していますが、気軽に船旅を楽しめる「カジュアルクルーズ」の要素も盛り込まれています。

  • にっぽん丸「ドルフィンホール」

  • フェリーのレストラン


日本沿岸で人もモノも効率的に輸送するフェリー
  •  旅客・乗用車・貨物車(トラックやセミトレーラー)を一緒に運ぶ定期船がフェリーです。長距離フェリーは主に夜間に運航されることから、次の利点があります。

    • 旅客にとっては目的地までの移動と宿泊が一体となっているため割安。自家用車と一緒に乗船すれば、下船後は広範囲の移動が自由にできます。
    • 貨物輸送では、トラック運転手の十分な休息時間の確保と貨物の長距離輸送を同時に実現します。また、運転手は乗船せずにトレーラーだけを運ぶ「無人航送」も可能です。いずれも自動車による貨物輸送に比べて、温暖化の原因とされるCO2の排出量を軽減でき、ドライバー不足や労務負担を軽減することから、国土交通省が推進する「モーダルシフト」の担い手として活躍しています。

    構造・特徴
     一般的に船体下部には自動車・貨物車などの収容スペースがあり、前部・後部または側面に設けられたランプウェイで、積み降ろしされます。上部デッキには客室・レストラン・大浴場などがあります。
     長距離フェリーには、大型でクルーズ客船のような豪華施設を備えた船もあります。


  • 旅客定員590名。乗用車146台、
    トラック154台積載可能なフェリー

  • ランプウェイから積み込まれる トラック


楽しむために乗船する、充実した設備でおもてなし
  •  船を移動の手段としてだけではなく、楽しむために利用するのがクルーズ客船です。食事をしたりショーを見たり、あるいは海をのんびり眺めたりしている間に船は目的の港に到着します。乗船中の時間は、すべて自分の時間です。

    構造・特徴
     航海を楽しめるように、各種の施設が備えられています。「にっぽん丸」は、各フロアに客室やレストラン・ラウンジ・シアター・バー・ホール・さらにスパ&サロンやブティック、大海原が望めるグランドバスなどの施設を完備しています。
     また、「にっぽん丸」は横揺れ防止装置「フィン・スタビライザー」を備えて乗り心地に配慮、また高い機動力でさまざまな港もカバーできるテンダーボート(上陸用交通艇、救命艇の役割も兼ねます)を装備しています。


「にっぽん丸」
客室数203室、旅客定員ツインベース398名(最大532名)

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