MOLでは、海上職・陸上職ともに多様な業界で活躍するキャリアパスを提供しています。あなたの個性やスキルを活かし、未来に向けて多様な成長の道を切り開くチャンスをお届けします。あくまで一例ですので、参考にしていただきながら、MOLで歩むキャリアを、皆さん自身で思い描いてみてください。
女性機関士への挑戦と成長——
船舶運営のプロフェッショナルへ

2015年入社
海上職商船系 機関
キャリア1海上職機関士としてのスタート
Sさんは2015年に海上職として商船三井に入社。気温30~40°Cのエンジンルームで、男性との体力差をカバーしながら働きました。チームワークを大切にし、フィリピン人クルーと助け合いながら成長しました。
キャリア2二等機関士への昇進
日々の経験を通じてスキルを高め、二等機関士としてLNG船や木材チップ船での勤務を経て、仕事への自信を深めました。作業の組み立てやスケジュール管理も担当し、リーダーシップを発揮しました。
キャリア3陸上勤務で視野を広げる
2021年に陸上勤務へ転籍し、エム・オー・エル・エルエヌジー輸送株式会社での船舶管理業務を経験。船舶運営の全体像を理解し、新たな視点を持つことができました。より広い視野で自分のキャリアを築いています。
キャリア4女性機関長を目指して
今後は商船三井初の女性機関長を目指し、安全運航に貢献する人材となることを目標にしています。また、女性の立場から制度改善にも積極的に関与し、より良い職場環境づくりにも力を入れていきます。
未来の自分への期待
商船三井初の女性機関長として安全運航に貢献し、制度改善を通じてマイノリティに対するニーズに応えていくことを目指します。
自社養成採用の一期生として挑戦の航海へ——
海上・陸上、そして海外駐在で広がる視野

2010年入社
海上職自社養成 航海
キャリア1海上勤務のスタート
2年間の訓練を終え、三等航海士として初めて海に出ました。緊張感と期待に胸を膨らませながら、操船の責任感や船上の連携の大切さを実感。異文化の仲間と過ごす中で、感謝の気持ちを絶えず持ちながら、信頼関係を築いてきました。
キャリア2陸上勤務で学んだ新たな視点
船舶管理業務に従事し、事故やトラブル対応を通じて安全運航の重要性を深く学びました。海上では見えなかった「陸上から支える力」の存在を実感。この経験により、船舶運航を多角的な視点で考える能力が養われました。
キャリア3再び海上勤務へ戻り試練を経験
一等航海士として復帰後、求められる技術や知識が格段に増え、最初は苦労の連続でした。それでも前向きに取り組み、過去の経験を生かして課題を克服。責任感を持ちながら船の安全運航を実現してきました。
キャリア4初の海外駐在で広がる視野
シンガポールでの勤務では、新しい業務や多国籍チームとの仕事に挑戦。多様な価値観を受け入れ、主体的にコミュニケーションを図ることで柔軟性を磨きました。家族との時間を大切にしつつ、自己成長を続ける毎日です。
未来の自分への期待
船上と陸上の経験を糧に、次世代を育てられる視野の広い海技者を目指します。現場視点を生かしつつ、会社全体の流れを意識して経営にも貢献したい。尊敬する先輩のように、後輩の手本となる存在になることが目標です。
船乗りは天職――
育休取得を経て陸上勤務を経験し、管理職の道へ

2006年入社
海上職商船系 航海
キャリア1キャリア採用で入社
2006年、航海士として入社。船上業務を通して、海技知識を深め、船乗りとしての職責を果たす充実感を覚え、やる気に満ち溢れて、一等航海士に昇進。世界の海を渡る航海士の仕事に夢中になり、周囲のサポートのおかげで、「船乗りは天職」という思いを持つようになりました。
キャリア2陸上勤務で視野を広げる
2009年、陸上勤務に異動し、自動車船部で業務を担当。船舶管理や営業支援、品質管理の仕事を通じて、海上勤務の経験を活かしながら、陸上組織の中で働くことで、新たな視点を得ることができました。船と陸の点と点であったそれぞれの業務が線でつながり、安全運航を支える輪となることを理解し、さらにこの輪を強固にしたいという思いが募りました。
キャリア3育休と再び海上勤務へ
育児休業後、船舶管理会社で品質管理業務を担当。現場に近い仕事を通じて、海上勤務に復帰する準備が整い、2020年には再度海上勤務へ。家族のサポートを受けながら、仕事と育児を両立することができました。
キャリア4女性海上職ネットワークづくり
スウェーデンのWMU国際女性会議等に参加し、女性海上職のネットワーク作りに貢献。社内でも女性海上職のエンゲージメント向上を図るため、懇親会などを通じて、意見の吸い上げや対話することを大切にし、みんなにとって働きやすい職場環境の整備、船上のダイバーシティの推進を目指しています。
未来の自分への期待
これまでの経験を活かし、将来は後輩の育成や組織貢献を目指します。多様な価値観を尊重し、リーダーシップを発揮しながら、次世代の海技者として成長し続けることが目標です。
育休期間中は育児に家事に全力投球。その経験が仕事に。

2010年入社
海上職商船系 機関
キャリア1「人の三井」に魅力を感じて入社
商船三井に入社した理由は、専門分野と同時に「人を大事にする雰囲気」に魅力を感じたからです。入社後、上司や同僚と築いた信頼関係の中で、機関士として実務を学び、失敗を恐れず挑戦し続けました。チームワークが強固で、挑戦の場を与えてもらえたことが大きな成長に繋がりました。
キャリア2陸上勤務での新たな挑戦と育児の両立
2017年に陸上勤務に転籍し、海上安全部での業務に従事。家庭では2019年に第一子が誕生し、仕事と育児のバランスを取ることに挑戦しました。時間の使い方が大きく変わり、子ども中心の生活を送りながらも、業務時間を早めて定時で帰宅する新しい働き方を定着させました。
キャリア3二人目の誕生と育児休業の選択
二人目の子どもが誕生し、育児休業を取得。家庭での役割を積極的に担い、家事や育児を通じて多くの学びを得ました。仕事では、家事や育児で身につけた時間管理や柔軟な対応力を活かし、復帰後はより効率的に仕事をこなすことができました。この経験が自信と成長に繋がりました。
キャリア4復職後、育児経験を仕事に活かす
育児休業を経て復職し、育児の経験を通じて柔軟な思考とストレス耐性を向上。以前は単独で作業していた仕事も、今では他の業務を同時に進める力が身につきました。今後は、海上職として機関長を目指しつつ、陸上勤務の経験も積み、仕事と家庭のバランスを取りながら成長し続けたいと考えています。
未来の自分への期待
家族と共に成長し続け、父親としても一人前になりたいと考えています。仕事においては、海上職としてのスキルを高め、機関長としての役割を果たすと共に、陸上勤務や船舶管理の経験も積み、次世代に良い影響を与えられる存在になりたいです。どんな困難にも前向きに挑戦し続けていきたいです。