〔現在の仕事内容〕
LPG・アンモニア船チームは、LPG(液化石油ガス)とアンモニアの輸送を担う部署です。私はLPGとアンモニア、両方の業務に携わっていますが、それぞれ担う業務が異なります。現在、LPG事業の営業活動やオペレーションは、シンガポールとインドのグループ会社が担い、私たちのチームでは全体の事業計画や船隊整備を行っています。アンモニアでは既存マーケットにおける肥料用アンモニア船の営業を担当するとともに、今後、クリーンエネルギーとしての需要の拡大が見込まれるため、主に海外顧客を対象とした事業開発に取り組んでいます。
世界を相手にダイナミックなビジネスと
新たな分野への取り組みにチャレンジ。

LPG輸送は歴史ある事業であり、船隊整備の担当者として、古くなった当社保有の船をリプレイスしたり、戦略的に新造船を発注したりすることで、当社のフリートを全体的に管理しています。アンモニアはこれまで肥料原料としての利用が中心でしたが、今後は、燃焼時にCO2を排出しない、次世代のクリーンエネルギーとして世界的に需要が高まることが見込まれています。具体的には石炭火力発電所での混焼利用や、水素エネルギーを輸送・貯蔵する「エネルギー・キャリア」としての活用が期待されており、世界各国でさまざまなプロジェクトが進行中です。現在、私は当社の海外拠点と情報交換をしながら、アンモニア輸送の営業活動と事業開発に取り組んでいます。英語でやり取りをする機会も多く、世界を相手にしたダイナミックなビジネスと、新たな分野への取り組みにやりがいを感じています。
保険会社という海事クラスターの一員から、
より影響力のある海運業という本流ビジネスへ。

前職では大手損害保険会社の船舶営業部に所属し、営業及びオフィス業務を担当していました。営業業務では船舶を対象とした保険契約の更新対応や、新規補償内容の提案などに携わっていました。オフィス業務では海外現地法人への船舶保険事務フローの指示やサポート、新造船の融資契約に関わる契約譲渡通知などのアドバイスを行っていました。保険会社の立場から、海事クラスターの一員として顧客の事業リスクをカバーする仕事にやりがいを感じていましたが、より影響力のある本流でのビジネスに携わりたいという想いが強くなり、転職を決意しました。MOLを選んだのは、新しい事業にも積極的にチャレンジする、ビジネスに対するスタンスやマインドに魅力を感じたからです。職種としてはやはり、前職の経験も活かし、グローバルな舞台で営業の最前線に携わりたいと思いました。前職でも営業を担当していましたが、現職は既存顧客との関係深化・契約管理に加え、今後立ちあがる新規ビジネスの開拓に携わっている違いがあります。海外とのやりとりや出張も格段に増え、前職以上にグローバルな経験を積んでいます。
業務へのオーナーシップと協力し合う風土。
MOLにはさまざまなキャリアの可能性が広がっています。

現在、アンモニア分野では新しい取り組みが多く、前例や答えのない中でさまざまなアイデアを考え、上司や関係者と議論をしながら、検討・確認を行っています。まだまだ自分の頭で考え、意見を発信する力が十分ではないため、上司のアドバイスや考え方を参考にしているのが正直なところであり、日々奮闘しています。当社は社内コミュニケーションが活発で、オープンな雰囲気です。自分の役割業務に責任を持って取り組む一方で、緊急時やトラブルの際には、チームで声を掛け合いながら、担当者が孤立にならないように協力し合う風土があります。当社は船舶という大きな物理的アセットを所有・運用しているため、高額な投資を必要とします。事業計画においてはそうした専門知識も求められますので、今後は財務関連スキルも身につけていきたいです。入社1年目にメタノール船のオペレーションを経験し、現在はアンモニアに関わっているため、将来的には海外地域組織において、新エネルギーの営業担当を担いたいと思っています。例えば、クリーンアンモニアの主要需要地の一つである欧州に関心があります。また上流ビジネス(製造案件への投資等)にも興味があります。MOLにはさまざまなキャリアの可能性が広がっています。