現地NGOへのコンテナハウス寄贈式

2021年1月26日(火)、当社から寄贈した40フィート型コンテナを改造したコンテナハウスがNGOのPrecious Plastic Mauritius(創設者:バレリー・ドゥ・ファルベア氏) へ引き渡されオープンすることを記念し、寄贈式典が開催されました。

Precious Plastic Mauritiusはマエブール地域のポワントデスニー地区を拠点として2019年に設立されたNGOで、ゴミを回収し再生する過程で海岸やマングローブ生息地の清掃を行っています。週に一度トレーラーを引いた自転車で地元家庭への巡回を行うことでプラスチックを回収し、それらをカラフルなコースターとアクセサリーに生まれ変わらせます。昨年までは、住宅街にある小さな工房でプラスチックの再生と小物の試作を行っていましたが、今年1月にマエブール地域のポワントジェローム地区にある公営の土地に建設される青少年用訓練施設に、大型装備を備えた新しい工房を設置することになりました。

設置作業後のコンテナハウス前での記念撮影(1月19日)
MOL (Mauritius) Ltd(※)メンバーとPrecious Plasticの創設者ファルベア氏(中央)
※MOL (Mauritius) Ltdはモーリシャスにおける当社現地法人で、2020年10月29日に設立されました。

当社が寄贈、設置したコンテナハウスはその作業場として、マエブール地域の漁師達にプラスチックの製造や販売技術を教えるための職業訓練や子供たちにどのようにプラスチックを様々な装飾品に再生するかを学ぶ場として提供されます。

寄贈式典はPrecious Plastic Mauritius とモーリシャス青少年スポーツ省(Ministry of Youth Empowerment, Sports and Recreation)とMOL(Mauritius)共同で施設の開館に合わせて開催されました。

式典当日のコンテナハウス

寄贈式典には、ステファン・トロサン青少年スポーツ省長官(Minister of Youth Empowerment, Sports and Recreation)、川口周一郎駐モーリシャス日本国特命全権大使、増田是人同参事官、Precious Plastic Mauritius創設者のファルベア氏、MOL (Mauritius)代表の山下、並びに当社の現地パートナーであるCELEROグループのマーク・ダレイ会長とパトリス・マウレイCEO、また、各省庁からの代表者やNGO団体から著名なゲストが参加しました。

式典は、Precious Plastic Mauritiusのファルベア氏による開会のスピーチで始まり、青少年スポーツ省とMOL (Mauritius)による式開催の為の多大なる支援について強調しました。続いてMOL (Mauritius)の山下が、南部の住民を支援し、この地域に長期的な持続可能性と発展をもたらすための活動に専念するという当社の意欲について話した後、トロサン長官はこの援助がモーリシャスにおける日本政府の支持と連帯の表れだと強調しました。川口大使は、廃棄物管理を見直すことの重要性を強調し、防災の観点からモーリシャスと協力する日本の意欲を再確認してスピーチを締めくりました。

当社は今後も環境回復や現地の方のための活動に対して支援を続けます。

MOL (Mauritius)代表 山下によるスピーチの様子
式典の最後を飾ったコンテナハウス工房開館を記念するテープカット(川口周一郎駐モーリシャス日本国特命全権大使(左)とステファン・トロサン青少年スポーツ省長官(右))
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