食料支援パックの配布

モーリシャスでは新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の再流行により、政府は2021年3月10日から2回目のロックダウン措置を実施しており、2021年4月30日までの延長が決定されました。この地域の家族の多くは、2020年3月に実施された1回目のロックダウンにより、経済的・社会的に困難な状況に置かれており、油濁の影響をすでに受けている漁業従事者(登録・非登録漁師)や船頭業を営む人々も含まれています。

3月30日(火)、MOL (Mauritius) Ltd.は、Caritas Mauritius(*1)およびCelero社(*2)と共同で、マエブール地区の60世帯以上を対象に食糧支援プロジェクトの展開を決定しました。

(*1) Caritas Mauritius:モーリシャスを拠点とする国際的な非政府組織 (NGO)で、社会的弱者へサービスを提供し、貧困層の生活の改善に努めています。

(*2) Celero社:モーリシャスに拠点を置く独立系ロジスティクスグループで、事故後は、現地代理店として商船三井をサポートしてきました。

各家庭には、米、レンズ豆、油、缶詰、牛乳、シリアル、ビスケットなど、2週間分の必要物資と、歯磨き粉、石鹸、ティッシュペーパー、生理用ナプキンなどの衛生用品が入った支援パックが提供されました。

MOL (Mauritius)は、3名のチームメンバーの協力に加えて輸送面の支援してくれるCelero社と共に、マエブール周辺の貧しい村々(バンブー・ヴィリュー、グランド・セイブル、セント・ヒューバート、セント・イレール)を訪問し、支援パックの配布を実施しました。また、支援パックの半分は、シテ・ラ・ショー、シテ・トール、タイタニックといった特に困窮する地域に納めました。

MOL(Mauritius)、Caritas Mauritius、Celero社と共同で、マエブールのノートルダム・デ・アンジュ教会で支援パックの準備を行いました。
食品や衛生用品を詰めた支援パック。
バンブー・ヴィリューでの配布
グランド・セイブルでの支援パックの配布

昨年8月に油濁事故が起きたのもまた、新型コロナウイルス感染症の影響下でした。商船三井はこのことを受け止め、今後も様々な制約を受ける地元の方の生活を支える活動を続けていきます。

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