モーリシャスで制作された絵本を子どもたちに

2022年3月17日(木)、モーリシャス内陸部に位置するヴァコア・フェニックスにあるNGO団体ティ・レイヨン・ソレイユ(註1)の本部にて、WAKASHIO座礁・油濁事故を題材とした絵本「WAKASHIO~OIL SPILL IN PARADISE~」(註2)の贈呈式が行われ、MOL (Mauritius) Ltdの代表山下が出席しました。

今回当社は、ティ・レイヨン・ソレイユ、及びリヴィナ財団(註3)の教育プログラムの一環として、150冊の絵本を子どもたちに贈呈しました。絵本は英語とフランス語の両語を並べて書かれていますが、子どもたちがより理解し易いよう、式にはクレオール語(註4)の教師を招き、子どもたちにクレオール語で読み聞かせを行い、事故の経緯を伝えました。

ティ・レイヨン・ソレイユ創設者兼理事のベレンジェール・シリーズ氏(左写真中央)は子どもたちを歓迎し、
贈呈式と本を子どもたちに届けることの意義を説明しました。

子どもたちからお礼の品を受け取るMOL (Mauritius) Ltd代表山下(写真右奥)とリヴィナ財団創設者のゴデリーヴ・コイニー氏(写真右)

(註1) ティ・レイヨン・ソレイユは、2007年に設立されたNGOで、貧困に苦しむ子どもたちや弱い立場にある家庭を支援することを目的としています。放課後講習や就学前教育などの教育機会の提供や、医療や食事支援などのサポートを通じて貧困を無くすことを最終目的としています。

(註2)「WAKASHIO~OIL SPILL IN PARADISE~」制作の経緯や、同書との当社の関わりについては、2021年4月2日付記事「モーリシャスで制作された一冊の絵本について」をご参照ください。

(註3) リヴィナ財団は、2014年に設立された財団で、恵まれない環境にある子どもたちへの学習支援を行い、心理社会面でのサポートを提供することを目的としています。また、幼児受入施設の建設や改修、弱い立場にある子どもたちへの医療支援、臨時的なインフラの構築や支援などを目的としています。

(註4) モーリシャス・クレオール語は、フランス語由来のモーリシャスで広く用いられている言語です。

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