WAKASHIOメモリアルデーを開催

2020年7月25日(現地時間)に発生した、モーリシャス島沖における当社がチャーターしていた貨物船WAKASHIO号の座礁・油濁事故から3年の節目を迎えたことを受け、当社はWAKASHIOメモリアルデーとして、2023年8月3日(木)に日本国内のグループ役職員向け、8月4日(金)に海外のグループ役職員向けに、事故対応を振り返るオンラインイベントをそれぞれ開催しました。当社グループ役職員が事故の再発防止に向けた意識を再確認するとともに、当社のモーリシャスに係る取り組みについて振り返ることを目的としています。

イベントは、冒頭で事故の振り返りと、その後策定した再発防止策を改めて確認しました。その後当社が2021年11月30日に日本国内にて設立した認定特定公益信託「公益信託 商船三井モーリシャス自然環境回復保全・国際協力基金」(以下、本邦基金)(註1)の助成プロジェクトより一組、同じく当社がモーリシャスにて設立した「MOLチャリタブルトラスト」(以下、モーリシャス基金)(註2)の2021年助成プロジェクトより一組が登壇し、活動の報告を行いました。さらに、モーリシャスで活動を行うMOL(Mauritius)Ltd.職員からの現地報告や、当社ケニア駐在員による、東アフリカにおけるモーリシャス企業との連携事業に関する解説も行いました。
社長の橋本は、本事故は、安全運航管理体制の見直しと社会貢献活動を本格化する契機となったことを振り返りました。また基金を通して行っている社会貢献活動を通じて、NGOやNPO団体、学術研究機関と協力した環境関連事業に取り組むなど、新たな一歩を踏み出していることを強調しました。

当社は、WAKASHIO号による事故の記憶を風化させることなく、より一層の安全運航徹底への決意の強化と、地域社会と協働した環境回復保全、社会貢献への取り組みを推進していきます。

冒頭挨拶の様子(商船三井社長 橋本剛)
本邦基金助成プロジェクト「水圏資源利用開発と漁家経営の改善支援」の報告の様子。北海道大学水産科学研究院 国際教育室 海洋生物資源科学部門 海洋共生学 東条 斉興助教登壇。(写真右)
モーリシャス基金助成プロジェクトCaritas Mauritius(註3)代表(写真中央)と、同団体が実施する訓練プログラムの参加者(写真両サイド)。訓練プログラム参加の感想を述べました。

(註1) 認定特定公益信託「公益信託 商船三井モーリシャス自然環境回復保全・国際協力基金」についての情報は以下ウェブサイトをご覧ください。
公益信託商船三井モーリシャス自然環境回復保全・国際協力基金 (mol-mauritius-fund.jp)

(註2) MOLチャリタブルトラストや助成対象についての情報は2021年6月21日付プレスリリース、2021年12月24日付記事【MOLチャリタブルトラスト助成対象プロジェクトの決定】当サイト基金ページをご覧ください。

(註3) Caritas Mauritius
社会的に脆弱なコミュニティのための技能開発プログラムを実施するNGO。
Caritas Mauritius - Donner A Caritas ILE Maurice - Devenir benevole
活動の詳細は2022年8月26日付記事【MOLチャリタブルトラスト:NGO主催のプロジェクト評価会議に参加】ならびに2023年5月16日付記事【MOLチャリタブルトラスト NGO主催の職業訓練プログラム修了式に参加】、当サイト基金ページ内、MOLチャリタブルトラスト 助成対象プロジェクト(2021-2022年)をご覧ください。

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