入社式社長挨拶

2008年04月01日

当社は、4月1日付で41名(海上キャリア採用3名、海上新卒採用3名、陸上新卒採用26名、陸上契約社員9名)の新入社員を迎えました。入社式における社長 芦田昭充の挨拶をご参考に供します。

皆さん、入社おめでとうございます。私は1967年に入社しましたが、その2年前の1965年の世界人口は約33億人、当時の海上荷動きは17億トンでした。これは一人あたり0.5トンの計算となります。2007年は世界人口が約67億人、海上荷動きは72億トンと4倍以上(1.1トン/人)です。これが2050年には人口が90億人、海上荷動きにおいては135億トン(1.5トン/人)の現在の2倍になると予想されています。今後の海運の将来は洋々たるものですが、この中で当社はいかに利益を上げるかが大切です。
当社グループの2007年度の経常利益は、3,000億円レベルの史上最高の業績を達成する見通しです。円高、原油高、サブプライムローンなどもアメリカ経済の影響などの減益要因もありますが、新造船の投入やコスト削減などを進めることで、昨年度と同様3,000億円程度の連結経常利益を生み出すつもりです。
「疾風に勁草を知る(*)」という言葉があります。激しい風が吹いて初めて強い草が見分けられる。困難にあって初めて意思の強いことが分かる例え(後漢書)です。経営にアゲインストの風が吹いても当社は強い草になり、しっかりと利益をあげて強い企業になることが重要です。
今年度以降も高水準な業績が期待できる当社は、新規卒業者の採用でも多数の応募者を集めるような注目を浴びる企業になりました。ここにいる皆さんは、多数の応募者の中から選ばれたきわめて優秀な方ばかりです。グローバルマーケットまだまだ広がっており、皆さんの活躍するチャンスは多方面にあります。ぜひ頑張っていただきたい。

以上

(*)はげしい風が吹いて初めて強い草が見分けられる。困難にあって初めて意志の強いことがわかるたとえ。(後漢書 王覇伝)