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2009年商船三井 重大ニュース

2009年12月24日

2009年の当社重大ニュースを下記の通りまとめました。

2009年3月期決算で2,000億円を超える経常利益を確保

リーマンショック後の荷動きに機敏に対応し、減船・減速による船腹調整などの余剰船対策やコスト削減を実施し、また上期の好成績に支えられ、2009年3月期は過去2番目の経常利益2,045億円を確保した。

2010年3月期大幅減益予想

コンテナ船の荷動きおよび運賃の下落、自動車貨物の大幅減少、タンカー市況の低迷に加え、円高・燃料油高などが要因となり2010年3月期の連結経常利益通期予想は100億円と対前年度大幅減益の見込みである。

社債発行

財務健全性を重視しつつ5月と12月に社債を発行し、事業活動を支える資金調達を行った。

  • 500億円(5年債・10年債) (5月)
  • 200億円(7年債) (12月)

昨年12月の150億円(5年債)と合わせると、直近1年で合計850億円の発行となる。

安全運航確保の強化策を実施

  • LNG船「エルエヌジーヴェスタ」で海賊対策官民連携訓練を実施(7月)
  • 超大型鉄鉱石専用船の操船訓練プログラムを開発(9月)
  • 当社全運航船の運航状況や地球上の気象・海象などをリアルタイムに表示するシステム「FMS.Globe」を本社受付に設置(9月)

CO2排出を大幅に削減する環境負荷軽減型の次世代船シリーズ構想を発表

当社がこれまで開発・採用してきた技術を最大限に進化させた、近い将来技術的に実現可能な次世代船シリーズ構想を発表した。

  • 第一弾 自動車船「ISHIN-I」(イシン ワン) (9月)
  • 第二弾 フェリー「ISHIN-II」(イシン ツー) (12月)

鉄鉱石輸送の新規契約拡大

  • 鉱山会社リオティントと短中長期合わせて3系列の契約を締結(7月)
  • 中国・鞍山鋼鉄と中長期契約を締結(9月)
  • 中国・江蘇沙鋼と長期契約を締結(10月)

LNG輸送サービスの拡大

LNGを船上で気体に戻す機能を備えた、船上再ガス化装置付LNG船が竣工した。(11月)

インドからの完成車輸出関連事業受注

  • 日産自動車のチェンナイ工場から輸出港(インド・エンノール港)までの輸出完成車内陸輸送と、輸出港でのヤード運営業務を受注(6月)
  • インド・エンノール港で輸出完成車ヤードを運営する合弁会社設立をインド企業と合意(8月)

コンテナターミナル事業の拡大

  • 米国フロリダ州ジャクソンビル港に新コンテナターミナル開業(1月)
  • ベトナム・カイメップ港にコンテナターミナル運営の合弁会社を設立(9月)

グループ総合力と競争力の強化

  • 日産専用船株式会社を連結子会社化(9月)
  • グループ会社の株式会社ダイヤモンドフェリーと関西汽船株式会社が事業統合、株式会社フェリーさんふらわあを設立(11月)

海賊被害の発生(3月)

自動車船「JASMINE ACE」が、日本時間3月22日ソマリアの東方約900kmの海上で、高速艇2隻に乗った海賊から銃撃を受けた。同船はスピードを上げるなどの回避行動により、襲撃を自力で振り切った。

ソマリア沖・アデン湾における海賊対処のため海上自衛隊護衛艦が派遣され船舶の護衛を開始。(3月)

国土交通省の認定を受け、4月1日よりトン数標準税制の適用が実現。