トップページ > プレスリリース 2012年 > ダブルハルタンカー荷役シミュレーターを当社フィリピン船員訓練施設に新設~統一した訓練プログラムと教材により全世界で均一な訓練を実施~

ダブルハルタンカー荷役シミュレーターを当社フィリピン船員訓練施設に新設
~統一した訓練プログラムと教材により全世界で均一な訓練を実施~

2012年05月23日

当社はこのたび、フィリピン・マニラ市郊外の船員訓練施設にダブルハルタンカー荷役シミュレーターを新設し、5月20日より訓練を開始しました。また、翌21日には、当社専務 渡辺律夫および専務 平塚惣一出席のもと、現地関係者を招き、訓練プログラムのデモンストレーションを行いました。

このダブルハルタンカー荷役シミュレーターは、当社保有VLCCをモデルとした荷役コンソール、LCD配管図パネルを持ち、教官用制御PCを使用して実船に近い、臨場感あふれる荷役シミュレーションが可能となります。

当社運航の原油タンカーには、日本、欧州、インド、フィリピン人船員が乗船しています。欧州にある当社訓練施設には、いち早くダブルハルタンカー荷役シミュレーターを導入して、主に欧州人船員を中心に訓練を実施してきました。

今回新たに導入したフィリピンの訓練施設では、日本、インド、フィリピン人船員を対象に訓練を実施します。これにより、全世界で訓練プログラム・教材が統一され、均一的な訓練が可能となります。今後、同施設で当社のタンカーオペレーションノウハウを継承するためのハンドリング訓練と事故事例に基づいた安全教育を実施します。

当社は、中期経営計画「GEAR UP! MOL」で"世界最高水準の安全運航"を目指し、目標『4ゼロ』(海難、油濁、死亡災害、貨物損害の防止)を掲げています。その実現に向け、当社船員の技能レベルをさらに上げるべく、充実した訓練がハード、ソフトの両面にて実施できるよう、当社は安全運航強化の整備に引き続き努めます。


デモンストレーションで挨拶する当社専務 渡辺律夫


訓練の様子