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市況以外のリスクと商船三井の安全運航体制

海運業における市況以外のリスクとしては、為替、金利、燃料油価格の変動を挙げることができます。これらは海運会社の採算に直接影響を及ぼすリスクですが、一方、収益のみならず顧客や社会からの信用にも影響を及ぼし得るリスクとして、船舶運航上のリスクがあります。大洋を航行する船舶は荒天などによる海難事故や海洋汚染を起こすリスクと無縁ではいられません。また、航路によっては戦争、テロ、海賊などに遭遇する地政学的リスクにもさらされます。

例えば、中東から日本などアジア諸国向けの原油は大型タンカーで約3週間をかけて運ばれてきますが、ルートとしては、ペルシャ湾からホルムズ海峡を抜け、あるいは紅海からアデン湾を抜けてインド洋に出た後に、マレー半島とスマトラ島の間にあるマラッカ海峡を通過します。中東には様々な紛争や政情不安があり、また、アデン湾・インド洋・マラッカ海峡は海賊が出没する危険な海域でもあります。荒天遭遇ということでは、「スーパー台風」などの異常気象が年を追うごとに激しさを増しています。このような環境のもとで安全に貨物を輸送し、顧客と社会の信用に応えるには、警戒のレベルを一層上げる必要があります。

商船三井は優秀な船員の確保・育成をはじめとする様々な取り組みによって安全運航の徹底を図っていますが、前述のようなリスクも踏まえた対応として当社独自と言えるのが、全運航船の位置・動静や気象・海象情報等をリアルタイムにモニターし、本船や陸上関係者に伝える安全運航支援センター(SOSC)です。海技者2名(うち1名は船長経験者)が常駐し、365日24時間体制で、荒天・津波などの気象・海象情報や、海賊・テロなどに関する保安情報を把握し、「船長の視点」で本船や陸上関係者に連絡することで、世界のあらゆる海域で航行する約800隻の当社グループ運航船の安全運航を支援しています。高度化する船舶機器を操作する機関士がマニュアルにない現象に遭遇した時や、船長・航海士が想定外の異常気象に遭遇した際に、当社での乗船履歴が長い船長経験者の知見や判断が、大きな力となります。今日、政情不安や異常気象といった不確実性が増す一方で、LNG船に代表されるように輸送技術は高度化しています。「船長を一人にしない」をスローガンとする商船三井の安全運航支援センターは、海上で働く船員を強力にサポートし、日夜、当社運航船の安全運航を支えています。

安全運航管理センター(SOSC)

 当社のリスク管理について詳しくはこちらをご覧ください。
当社の安全運航について詳しくはこちらをご覧ください。

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