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社長メッセージ

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個人投資家の皆様へ
代表取締役社長 池田 潤一郎

株主・投資家の皆様へ

株主・投資家の皆様には、日頃より当社事業活動にご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

2016年度は世界の政治経済、そして海運業界においても大きな変化が起きた年でした。英国のEU離脱や米国大統領選は言うに及ばず、経済面では貿易の伸び率が経済の成長率を下回るいわゆる”スロートレード”の長期化懸念が高まっています。海運市況は底を打ったとは見られるものの、需要の停滞と依然解消には至っていない船腹過剰によりその回復は鈍く、海外の大手船社が破綻したほか、業界再編の動きが加速しています。当社自身も、主にドライバルク部門を対象とした構造改革の遂行に加え、邦船3社によるコンテナ船事業の統合を決断しました。いずれも、環境変化に対して事業構造を果敢に変えていくという強い決意に基づく判断でした。

一方昨年度は、成長分野における当社のここ数年の取り組みが徐々に結実してきた年でもありました。特にLNG船・海洋事業においては中国で建造しているLNG船が着々と竣工したほか、世界初の大型エタン船就航、サブシー支援船事業・洋上風力発電設備設置船事業への参画など、実績を重ねています。

2017年度のスタートにあたり当社は新経営計画「ローリングプラン2017」を策定しました。これまで取り組んで来た3つの変革、即ち「事業ポートフォリオの変革」、「事業モデルの変革」、「事業領域の変革」を更に深化させつつ、『10年後のありたい姿』(*)に向けて取るべき今後3ヵ年の戦略を立案したものです。多様化、高度化するお客様の要請に対し、価格競争力だけでなく、当社でしかできないソリューションを提供することで、差別化を図ります。「環境」と「ICT」・「技術開発」もこの重要な鍵となります。そのために、競争優位な事業領域やプロジェクトを選別して経営リソースを優先的に投入していきます。

(*)『10年後のありたい姿』

  • 世界中で「お客様にとって使い勝手がよくストレスフリーなサービス」を提供し、「いつもお客様の傍にいる強くしなやかな存在」をめざす。
  • 環境・エミッションフリー事業をコア事業のひとつに育てる。
  • 相対的に強い事業の選択と集中を行い、「競争力No.1事業の集合体」になる。

海運業を取り巻く環境はまだ不安定であり、抬頭する保護主義の動きも懸念材料です。しかし当社は、構造改革で実現した船隊のコスト競争力を基盤として、新経営計画の各戦略の遂行を通じ、着実に業績の改善を実現して行きます。

当社は創業以来130余年にわたり、時代の要請とお客様のニーズを先取りし、時に様々な困難を克服しながら、世界最大級の総合海運企業に成長して来ました。ドライバルク船、コンテナ船やLNG船だけでなく、世界最大規模のタンカー・自動車船隊、フェリー・内航事業等を擁しています。各部門の得意分野を更に強化していくことで、長期ビジョンに謳っております「強くしなやかな」商船三井の総合力を発揮し、ステークホルダーの皆様の信頼に応えるよう努力してまいります。

引き続きご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

(2017年4月28日)

池田 潤一郎
代表取締役社長

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