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社長メッセージ

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個人投資家の皆様へ
代表取締役社長 池田 潤一郎

株主・投資家の皆様へ

株主・投資家の皆様には、日頃より当社事業活動にご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

2015年度は当社にとって極めて厳しい事業環境が続きました。中国の成長鈍化、原油価格や鉄鉱石など資源価格の下落による新興国の失速、資源開発の遅延による資材・機器の販売不振、さらには環境意識の高まりによるエネルギーミックスの変化など、いわば資源エネルギー牽引経済の終焉と言える外部環境の大きな変化に加え、依然として高水準の新造船発注残、スクラップ価格の低迷により、船腹過剰問題は未だ解消していません。この結果、ドライバルク船とコンテナ船の市況は共に歴史的低水準で推移しました。事業環境の本格的な回復を早期に期待することはできませんが、当社はこれに立ち向かうべく、両部門における構造改革の実施を決定し、これに伴う費用を2015年度に計上致しました。高コスト船の処分を進め、市況変動に対する耐性を持った、身の丈に合った船隊の再構築を加速します。

当社は2014年度にスタートした中期経営計画「STEER FOR 2020」で全体戦略として3つの変革を掲げました。LNG船・海洋事業を始めとした長期安定利益の積み上げに加え、今般の構造改革によって当社船隊の市況耐性と競争力が大きく高まることにより、「事業ポートフォリオの変革」と「事業モデルの変革」については大幅に進捗します。フェリー事業やロジスティクス・ターミナル事業等について積極的に事業展開し、3つ目の「事業領域の変革」についても一層注力していく所存です。本来、2016年度は本中期経営計画の最終年度にあたります。今後もこれら3つの変革を遂行していく戦略に変更はありませんが、利益・財務目標について大きな修正を行わざるを得ない状況となったことに加え、当面は先に述べた構造改革の完遂を最優先事項として取り組むべく、単年度経営計画を策定し、着実に実行しています。

もちろん、グローバル競争で勝ち抜くための土台を強固にし、成長軌道に復帰するためには、市況環境に対応した船隊の再構築だけでなく、営業力の強化が重要です。当社はドライバルク船やコンテナ船だけでなく、世界最大規模のLNG船、タンカー船隊、自動車船、フェリー内航事業等を擁する海運会社です。各部門の得意分野を結集して顧客のニーズにきめ細かく答え、物流のビジネスパートナーといえばMOLが真っ先に頭に浮かぶ、そういう企業グループになりたいと考えています。

当社は創業以来130余年にわたり、時代の要請と顧客のニーズを先取りし、時に様々な困難を克服しながら、世界最大級の総合海運企業に成長して来ました。今また、長期ビジョンに謳っております「強くしなやかな」商船三井の総合力を発揮し、ステークホルダーの皆様の信頼に応えるよう努力してまいります。

引き続きご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

(2016年4月28日)

池田 潤一郎
代表取締役社長

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