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定期航路で活躍する船

コンテナ船

 貨物船の中で最速を誇る雑貨輸送の専用船。衣類や電気製品などの生活雑貨から危険品まで多種多様な貨物を国際規格のコンテナ(*)に収納して運びます。

 荷物は通常、荷送り人がコンテナに詰め、シャーシつきのトレーラーでターミナルに持ち込み、コンテナを船積みします。揚げ地でもコンテナのままで、受け荷主に届けられます。

 コンテナに積まれた貨物はトラックや鉄道などへの積み替えが容易であり、天候に左右されずに短い時間で荷役可能という特長があります。

 以下の点もコンテナ船の特徴として挙げられます。

  • 荷役設備のあるコンテナターミナルに寄港するため、船自身はほとんどの場合、荷役装置(クレーン)を持たない。
  • 迅速なサービスのために船の速度を速くしている。
  • ハッチカバー(船倉上部のふたのようなもの)上にもコンテナの積載場所を設け、貨物容量を一般貨物船に比べ、大幅に増やしている。
 商船三井が最初のコンテナ船「あめりか丸」を就航させたのは1968年10月です。荷役の迅速化とともに、海陸一貫によるドア・ツー・ドア輸送を実現し、国際定期輸送に画期的な変化をもたらしました。

 1970年代、国際海上コンテナ輸送は発展期に入り、コンテナ船は一気に大型化。2,000TEU(**)前後が定期コンテナ航路の主力となりました。大型化傾向はその後も続き、1988年には、4,000TEUクラスのオーバーパナマックス型(パナマ運河を通航できるサイズを超える船型)が登場。さらに2000年代に入ると全長300メートルを超える8,000TEUクラスも生まれました。

 商船三井の最大コンテナ船は、2007年に就航した8,100TEUクラスです。

 商船三井では、万が一の事故発生時の環境への影響を考慮して、業界に先駆けて「自動車船・コンテナ船・原油タンカーなどで燃料タンクの二重化」を進めています。

*)コンテナ―幅8フィート、高さ8.6/9.6フィート、長さ20/40/45フィートの直方体の構造物(鉄製)。用途によって、天井部がないオープントップコンテナ、冷凍・冷蔵品を収納するリーファーコンテナなどあり。

**)TEU−−Twenty foot equivalent unit(20フィートコンテナ換算単位)
実際には40フィートのコンテナもあるので、20フィートコンテナに換算して、コンテナ船の積載能力を示すのに用いられる単位。(例:20フィートコンテナ1本=1TEU。40フィートコンテナ1本=2TEU)

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