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日本初のLNG燃料フェリー「さんふらわあ くれない」が「2023年日経優秀製品・サービス賞」最優秀賞を受賞

2024年01月05日

株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「商船三井」)が保有し、グループ会社である株式会社商船三井さんふらわあ(社長:牛奥 博俊、本社:東京都千代田区、以下「商船三井さんふらわあ」)が運航する日本初のLNG燃料フェリー「さんふらわあ くれない」(註)が、株式会社日本経済新聞社主催の「2023年日経優秀製品・サービス賞」において、最高位となる最優秀賞を受賞しました。

「日経優秀製品・サービス賞」は毎年、特に優れた新製品・新サービスを表彰するもので、今回で42回目を迎えます。2023年の一年間に発売された製品・サービスのうち、日本経済新聞社の媒体に掲載されたものを対象として、1)技術開発性、2)価格対効果性、3)業績寄与度、4)成長性、5)独自性、6)産業・社会へのインパクトの6項目において、総合的に審査します。2023年は228点の候補の中から、特に優れた新製品・サービスとして最優秀賞16点(生産財5点、消費財5点、サービス6点)が選出されました。
「さんふらわあ くれない」は、日本で初めて就航したLNGを主燃料とするフェリーであることから主に独自性や社会へのインパクトの面が高く評価されました。

本船の特長

  • LNG燃料を使用
    従来船に比べ二酸化炭素(CO2)を約25%、硫黄酸化物(SOx)を100%、窒素酸化物(NOx)を約85%、排出削減。低・脱炭素化社会の実現に貢献します。
  • 貨物輸送力を増強
    トラックの積載台数を大幅に増加。またドライバーズルームの設備も拡充したことで乗船するトラックドライバーに快適な乗船時間を提供します。これにより、モーダルシフトの進展を促し、「物流の2024年問題」の解消に役立てます。
  • 「カジュアルクルーズコンセプト」の拡充
    上質な船旅としてのクルーズを、気軽に楽しんで頂く、商船三井グループフェリー事業の基本コンセプトである「カジュアルクルーズ」に相応しい船内設備を充実。大浴場の面積を2倍、レストランの席数を1.5倍に拡大、3層吹き抜けのアトリウムをはじめとしたゆとりある開放的なパブリックスペースを設置しました。また幅広い世代に快適な空間を提供するバルコニー付きスイートルーム、ペットと一晩中過ごせるウィズペットルームなど、非日常空間での快適な寛ぎをお約束するハイグレードな居室も備えました。心地よい船旅を提供することで、お客様のウェルビーイング向上に貢献します。
本船内装

(註)「さんふらわあ くれない」関連プレスリリース

「さんふらわあ くれない」の受賞歴


商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題 (マテリアリティ)」を特定しています。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Safety & Value -安全輸送・社会インフラ事業を通じた付加価値の提供-」、「Environment -海洋・地球環境の保全-」と「Innovation -海の技術を進化させるイノベーション-」にあたる取り組みです。