「社会貢献を考える会~WAKASHIO事故からの学びと、当社グループの社会貢献の取り組み」を開催

株式会社商船三井(社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「当社」)は、2024年9月18日(水)に「社会貢献を考える会~WAKASHIO事故からの学びと、当社グループの社会貢献の取り組み~」を開催しました。当社チャーター船WAKASHIO号の座礁・油濁事故後、当社は2つの基金:「公益信託 商船三井モーリシャス自然環境回復保全・国際協力基金」(以下、本邦基金)(註1)と「MOLチャリタブルトラスト」(以下、モーリシャス基金)(註2)を通したモーリシャスへの支援を行っています。本会は、当社がモーリシャスで実施している社会貢献活動を、当社グループに関わる全ての人々、地域社会への発展に繋げるため、グループ役職員一人ひとりがどのように社会貢献活動を取り組むべきかを考えることを目指し、2021年より毎年開催してきた「WAKASHIOメモリアルデー」の後継イベントとして、開催しました。

イベントでは、冒頭に社長の橋本より、社会と共に持続的な成長を目指すという視点での社会貢献活動に取り組む意義が述べられました。その後、前半で当社のモーリシャスにおける取り組み紹介や、当社が2024年3月に実施したモーリシャス研修「MOL Group On-site training in Mauritius」(註3)の参加者による研修参加報告のほか、モーリシャスのメディアコンサルタントによる、当社の取り組みに対する現地の反応の変化が共有され、本邦基金やモーリシャス基金による活動を継続していることで、地元住民の理解につながっていると発表されました。
後半では、当社グループ内での社会貢献を目指した取り組みとして、中国シッピングエージェンシイズと当社広島支店が合同で取り組む環境保全活動や、海藻によるブルーカーボンの創出を目指して藻場造成を支援するうみのまちづくり株式会社(註4)による取り組みを紹介し、取り組む中で感じた役職員の巻き込みの難しさなどの悩みや、取り組むことでステークホルダーとの関係性が深まった等、様々なコメントが述べられました。

イベントの最後では、チーフ・サステナビリティ・オフィサーの渡邉が、本会をきっかけに役職員が社会貢献に取り組む意義を考えることで、事業を通じた社会貢献活動がより活発になることを期待しました。

当社は、今後もWAKASHIO号事故の記憶を風化させることなく、社員一人一人が安全運航への意識を醸成し、サステナビリティに対する意識を高めることを目指しています。また、当社グループに関わる全ての人々との共生、地域社会の持続可能な発展・振興を図ってまいります。


(註1) 本邦基金についての情報は2021年12月1日付プレスリリース2022年5月12日付プレスリリース2022年11月15日付記事2023年4月3日付記事当サイト基金に関するページをご覧ください。

(註2) モーリシャス基金についての情報は2021年6月21日付プレスリリース、または当サイト内の基金に関するページをご覧ください。

(註3) モーリシャス研修についての情報は2024年3月27日付お知らせをご覧ください。

(註4) うみのまちづくり株式会社とは
「うみらいを創る」をミッションとし、瀬戸内海の藻場再生、ブルーカーボン事業、島のエネルギー自立に真剣に取り組む企業で、当社グループ会社旭タンカー株式会社の関連会社です。
https://www.umimachi.jp/

橋本による冒頭挨拶の様子
モーリシャス研修参加者の発表

【商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、事業を通じて優先的に取り組むべき社会課題として特定した「サステナビリティ課題」への対応を推進することで、持続可能な社会の実現に貢献します。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Environment-海洋・地球環境の保全-」、「Human & Community -人の活躍と地域社会の発展-」にあたる取り組みです。

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