トップページ > プレスリリース 2024年 > 「御堂筋ダイビル」竣工のお知らせ ~「CASBEE-スマートウェルネスオフィス」認証の最高位「Sランク」取得及びBELS認証「ZEB Oriented」を取得予定~

「御堂筋ダイビル」竣工のお知らせ
~「CASBEE-スマートウェルネスオフィス」認証の最高位「Sランク」取得及びBELS認証「ZEB Oriented」を取得予定~

2024年02月01日

商船三井グループのダイビル株式会社(代表取締役社長執行役員:丸山 卓、本社:大阪市北区、以下「ダイビル」)が大阪市中央区南久宝寺町にて建設を進めていた「御堂筋ダイビル」が本年1月31日に完成し、昨日竣工式を行いました。

【外観】
【竣工式の写真】

本竣工は2020年12月末に閉館した旧「御堂筋ダイビル」を建替えたもので、旧ビルに寄せられた愛着を継承したいとの思いから新ビルの名称についても旧名を継承し「御堂筋ダイビル」としました。
「Your Premium, Your Workplace」をコンセプトとし、ダイビルが継承する「自然との共生」の精神を大切にしつつ、働き方の多様化(ソロワーク、ミーティング、テレワーク等)に対応可能なワークプレイスや心身の健康をサポートする環境を提供します。

さらに、高いBCP対応能力、環境性能を実現しており、これらの取り組みが評価され「CASBEE-スマートウェルネスオフィス」(註1)認証最高位の「Sランク」を取得しました。これは、同建物が既に「CASBEE大阪みらい」認証の「Sランク」を取得していることと併せた評価です。また、事務所等エリアにおいて、基準一次エネルギー消費量から40%以上の削減を達成し、「ZEB Oriented」(註2)を取得する予定です。


コンセプトと概要

【低層部】
【1階エントランスホール】

地上20階建ての高層ビルで、メインとなるオフィス(3、5階~19階)の他、店舗区画(1階)、テナント専用ラウンジ(2階)、貸会議室(3階)、会員制シェアオフィス「ouno(オウノ)」(4階)を備えてます。基準階オフィスでは1フロア当たり約200坪のレイアウト効率に優れた無柱・整形空間を実現し、デッドスペースのない効率的なレイアウトが可能です。外装には、旧ビルを想起させる鈍色の金属パネルを採用し、御堂筋のにぎわいや難波神社の緑を映しこむデザインとしました。

【2階ラウンジ(予想パース)】

2・3階はプレミアムフロアとし、プレミアムなワークプレイスを提供。2階には約100坪のテナント専用ラウンジを設置。上質で落ち着きのある空間に、会議室、フォンブース、カウンター席、パウダールームの他、御堂筋に面した2層吹抜の開放的なテラス等を設けています。3階には小割オフィスとテナント各社が利用できる貸会議室を設置します。

【4階シェアオフィス(予想パース)】

4階はダイビル初のシェアオフィス「ouno」の専用フロア。“一人一人にとってプレミアムな空間を”をコンセプトに、働き方が多様化する社会において、日々変化するニーズに対応し、洗練されたデザインとサービスで、働く一人一人に“最高の環境=プレミアム”を提供します。

【Wellness階段(予想パース)】

自然光で満たされ歩きたくなるような「Wellness階段」や、外気に触れて気分転換ができる「リフレッシュテラス」を各階に設置します。1~3階共用部やラウンジの照明設備については外部の光環境の時間変化に合わせた調光調色制御を導入することで、生体リズムに合わせた居心地の良い快適な環境を提供します。


環境性能とBCP対応

心身への健康性・快適性の提供に加え、高いBCP対応能力、環境性能を実現しており、これらの取り組みが評価され「CASBEE-スマートウェルネスオフィス」認証最高位の「Sランク」を取得しました。これは、同建物が既に「CASBEE大阪みらい」認証の「Sランク」を取得していることと併せた評価です。また、事務所等エリアにおいて、基準一次エネルギー消費量から40%以上の削減を達成し、「ZEB Oriented」を取得する予定です。当社他物件と同様、CO2フリー電力の導入(註3)により、御堂筋ダイビルで消費される電力のCO2フリー化による脱炭素型オフィスを提供します。

BCP対応面では制振構造を採用し、JSCA(日本建築構造技術者協会)が定める耐震性能グレードにおいて「上級」相当の強固な耐震性能を確保しています。停電時の対応として、連続72時間稼働できる非常用発電機を搭載した電源供給システムを確立し、停電時も防災設備、トイレ等の主要機能並びに貸室に一定量の電力供給が可能な仕様としています。水害に備え、防潮板を設置しているのは勿論のこと、緊急排水槽設置等の対策により上下水道の途絶時でもトイレの使用を可能にするなど、災害に十分配慮した計画としています。

(註1) 「CASBEE-スマートウェルネスオフィス」は、「CASBEE-ウェルネスオフィス」認証と、建物の環境性能評価(御堂筋ダイビルにおいてはCASBEE大阪みらい)を併せて認定される制度です。建物内で執務するワーカーの健康性、快適性に直接的に影響を与える要素だけでなく、知的生産性の向上に資する要因や、安全・安心に関する性能についても評価します。

(註2) 「ZEB Oriented」とは、外皮の高性能化及び高効率な省エネルギー設備に加え、更なる省エネルギーの実現に向けた措置を講じた、延べ面積が1万平方メートル以上の建築物を対象とした認証制度です。

(註3) 非化石証書の使用により、実質的に再生可能エネルギー由来の電力。なお、発電場所のトラッキング情報を追加した非化石証書を活用したRE100対応の非化石証書付電力(トラッキング付)を導入しております。

当社グループは、経営計画「BLUE ACTION 2035」において、安定収益型事業をより高め、海運不況時でも黒字を確保する事業ポートフォリオ変革を進めており、本計画は不動産事業の成長などを柱とするウェルビーイングライフ事業拡充の取り組みの一つです。

詳細についてはダイビルのプレスリリースをご参照ください。


商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題 (マテリアリティ)」を特定しています。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Safety & Value -安全輸送・社会インフラ事業を通じた付加価値の提供 -」、「Governance -事業を支えるガバナンス・コンプライアンス-」にあたる取り組みです。