トップページ > プレスリリース 2023年 > 「東京ベイeSGプロジェクト」令和5年度先行プロジェクトに参画 ~風力と水素を活用したゼロエミッション事業「ウインドハンタープロジェクト」が採択~

「東京ベイeSGプロジェクト」令和5年度先行プロジェクトに参画
~風力と水素を活用したゼロエミッション事業「ウインドハンタープロジェクト」が採択~

2023年10月04日

株式会社商船三井(社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「当社」)が推進する、風力と水素を活用したゼロエミッション事業「ウインドハンタープロジェクト」(註1)が、東京都の「東京ベイeSGプロジェクト」令和5年度先行プロジェクト(註2)のうち、最先端再生可能エネルギー分野に採択されました。

(東京ベイeSGプロジェクト構想図: 提供:東京都)

(究極のゼロエミッション船「ウインドハンター」イメージ図)
上記よりコンセプト動画をご覧頂けます

東京都はベイエリアを舞台に50年・100年先を見据えて、「自然」と「便利」が融合する持続可能な都市構想を進めています。本事業は、その構想実現に向け、中央防波堤エリアの“陸海空”の広大なフィールドを活用して様々な最先端テクノロジーの社会実装を図り、再生可能エネルギーのイノベーションを生み出す取り組みです。

当社は、本事業において、これまでウインドハンターで培った技術を用いて、東京湾や周辺海域で実験船を使って、パートナーと共に(註3)再生可能エネルギーである風を使い船上でのグリーン水素生産、水素キャリアとしての船上貯蔵、同キャリアを東京都中央防波堤エリアへの運搬、水素の陸上供給等、水素の利活用を進めます。

当社は、「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」に則り2050年までのネットゼロ・エミッション実現を目標に掲げ、持続可能な世界をつくるために、再生可能エネルギー事業やクリーンエネルギーのサプライチェーン構築を推進し、自社のみならず社会からのGHG排出削減にも貢献していきます。

(註1) 「ウインドハンタープロジェクト」の詳細については以下をご参照ください。
【当社HP】WIND HUNTER「風と水素で、未来をつくれ。」 | BLUE ACTION MOL | 商船三井
【関連プレスリリース】
2023年8月3日付けプレスリリース
水素生産用の純水製造システム開発が滋賀県の補助対象事業に採択 ~洋上風から水素を作り船の推進力に変えるウインドハンタープロジェクトに活用~

(註2) 「東京ベイeSGプロジェクト」令和5年度先行プロジェクトとは、東京都による、東京ベイゾーン中央防波堤エリアにおける“陸海空”の広大なフィールドを活用して、最先端テクノロジーの社会実装を図り、東京が目指す未来のまちをショーケース化する取組です。「次世代モビリティ」、「最先端再生可能エネルギー」、「環境改善・資源循環」の3つのテーマにて、事業を実施します。先行プロジェクトは令和4年度から開始されており、東京都は必要なフィールドを提供するとともに、国を始め関係機関等との調整を行うなど、社会実装に向けた支援を強力に行います。
プロジェクトの詳細は、以下東京都政策企画局ホームページをご参照ください。
https://www.tokyobayesg.metro.tokyo.lg.jp/priorityprojects/

(註3) 本件の取り組みにおいては、株式会社大内海洋コンサルタント、国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所、商船三井テクノトレード株式会社、株式会社スマートデザイン、国立大学法人 東京大学大学院新領域創成科学研究科、株式会社西日本流体技研、一般財団法人日本海事協会、株式会社フレイン・エナジーと協業し進めていく予定です。


商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題 (マテリアリティ)」を特定しています。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Safety & Value 安全輸送・社会インフラ事業を通じた付加価値の提供」、「Environment 海洋・地球環境の保全」、「Human & Community 人の活躍と地域社会の発展」および「Innovation 海の技術を進化させるイノベーション」にあたる取り組みです。