HUNTER
- STATEMENT
- 海の惑星とともに、
次へ。
BLUE ACTION 004
WIND HUNTER
風と水素で、
未来をつくれ。
2022.12.15
もしもまったく燃料補給をすることなく、世界中に貨物を運ぶ船ができたら。温室効果ガスを削減し、究極のゼロエミッションが実現できたら。それが、商船三井グループの取り組む「Wind Hunter」プロジェクト。夢のような話だが、決して不可能ではない。海の上には風という無尽蔵のエネルギーがあるからだ。
Wind Hunterの原理はこうだ。強風時には、帆で風を受けて船を推進。そのあいだに水中のタービンが回って発電し、水素を生産する。水素はMCHという物質のかたちでタンクに貯蔵され、風が弱いときにはその水素を使って燃料電池で発電。電動プロペラを回して推進する。すでに長崎県の大村湾でヨットを用いた実証実験が完了。次のステージとしては、複数の帆を備えた全長60~70m級の水素生産船を2024年以降に建造する予定だ。Wind Hunter号は風の強いエリアを探索して最適な航路を導き出し、風を受けながら航行。まさに動く水素生産プラントとして機能する。
さらに2030年までには大型ゼロエミッション貨物運搬船・水素生産船の建造を見据えている。もちろん、実現に向けての課題は多い。だが、困難だからこそ商船三井グループは挑戦する。まず一歩を踏み出さなければ、ゴールに到達することはできないのだから。この航海は、確実に未来へと続いている。
もしもまったく燃料補給をすることなく、世界中に貨物を運ぶ船ができたら。温室効果ガスを削減し、究極のゼロエミッションが実現できたら。それが、商船三井グループの取り組む「Wind Hunter」プロジェクト。夢のような話だが、決して不可能ではない。海の上には風という無尽蔵のエネルギーがあるからだ。
Wind Hunterの原理はこうだ。強風時には、帆で風を受けて船を推進。そのあいだに水中のタービンが回って発電し、水素を生産する。水素はMCHという物質のかたちでタンクに貯蔵され、風が弱いときにはその水素を使って燃料電池で発電。電動プロペラを回して推進する。すでに長崎県の大村湾でヨットを用いた実証実験が完了。次のステージとしては、複数の帆を備えた全長60~70m級の水素生産船を2024年以降に建造する予定だ。Wind Hunter号は風の強いエリアを探索して最適な航路を導き出し、風を受けながら航行。まさに動く水素生産プラントとして機能する。
さらに2030年までには大型ゼロエミッション貨物運搬船・水素生産船の建造を見据えている。もちろん、実現に向けての課題は多い。だが、困難だからこそ商船三井グループは挑戦する。まず一歩を踏み出さなければ、ゴールに到達することはできないのだから。この航海は、確実に未来へと続いている。