BLUE ACTION MOL
008 新ダイビル
堂島の杜
STATEMENT
海の惑星とともに、
次へ。

BLUE ACTION 008 新ダイビル 堂島の杜 緑も、想いも、継承すること。

2023.12.20

大阪・堂島を代表するランドマークとして親しまれてきた新ダイビル。その足元には、建物を包み込むように約1,000坪の緑が広がる。それが「堂島の杜」。人だけでなく生物にとってもやさしい森をコンセプトとする緑地で、誰もが気軽に足を踏み入れられる憩いの場となっている。
実はこの杜の樹木の一部は、建て替え前のビルにあった「屋上樹苑」から移設したもの。1963年に完成した旧ビルは日本で初めて屋上緑化を整備した事例であり、当時としてはきわめて先駆的な試みだった。そこに込められた想いは、当時のダイビル社長・工藤友惠の「自然を保護しつゝ、生きとし生けるものの生活環境を維持しつゝ土地を開発し人間生活の為の土木建築を進めるのが人間の叡智」という言葉に象徴されている。屋上からの移植は決して簡単ではない選択。でも、サステナビリティという言葉が常識となるはるか前から環境について考えつづけてきた先人の想いを、現代にも継承しようとしたのだ。

そんな堂島の杜は、生態系への貢献を評価する「JHEP認証」 で西日本初となる最高ランク「AAA」評価を取得。生物モニタリング調査の結果、鳥類では 18種、昆虫類では68種が観察されており、都市部において新たな生態系が生まれている。さらにダイビルは商船三井グループの一員として「生物多様性のための30by30アライアンス」に参加。2030 年までに陸と海の30%以上の保全をめざす30by30目標の達成に向けて活動しており、このたび環境省の「自然共生サイト」にも認定された。

さらにサステナビリティへの取り組みは、海外にも広がる。たとえばベトナムのオフィスビルプロジェクトでは屋上を活用した大規模な太陽光発電を導入。共用部照明における年間使用電力量の約25%を賄う見込みだ。海でも、陸でも、この惑星の未来を美しいものにしていくために。MOLのチャレンジは続く。

大阪・堂島を代表するランドマークとして親しまれてきた新ダイビル。その足元には、建物を包み込むように約1,000坪の緑が広がる。それが「堂島の杜」。人だけでなく生物にとってもやさしい森をコンセプトとする緑地で、誰もが気軽に足を踏み入れられる憩いの場となっている。
実はこの杜の樹木の一部は、建て替え前のビルにあった「屋上樹苑」から移設したもの。1963年に完成した旧ビルは日本で初めて屋上緑化を整備した事例であり、当時としてはきわめて先駆的な試みだった。そこに込められた想いは、当時のダイビル社長・工藤友惠の「自然を保護しつゝ、生きとし生けるものの生活環境を維持しつゝ土地を開発し人間生活の為の土木建築を進めるのが人間の叡智」という言葉に象徴されている。屋上からの移植は決して簡単ではない選択。でも、サステナビリティという言葉が常識となるはるか前から環境について考えつづけてきた先人の想いを、現代にも継承しようとしたのだ。

そんな堂島の杜は、生態系への貢献を評価する「JHEP認証」 で西日本初となる最高ランク「AAA」評価を取得。生物モニタリング調査の結果、鳥類では 18種、昆虫類では68種が観察されており、都市部において新たな生態系が生まれている。さらにダイビルは商船三井グループの一員として「生物多様性のための30by30アライアンス」に参加。2030 年までに陸と海の30%以上の保全をめざす30by30目標の達成に向けて活動しており、このたび環境省の「自然共生サイト」にも認定された。

さらにサステナビリティへの取り組みは、海外にも広がる。たとえばベトナムのオフィスビルプロジェクトでは屋上を活用した大規模な太陽光発電を導入。共用部照明における年間使用電力量の約25%を賄う見込みだ。海でも、陸でも、この惑星の未来を美しいものにしていくために。MOLのチャレンジは続く。


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海は、地球の表面の71.1%を占める。
世界中の国々が海でつながり、
海運をはじめとする経済活動は
⼈類の発展を支える基盤となってきた。
海とは、この地球の可能性そのものだ。
私たちが生きるこの星は、
「海の惑星」なのだと思う。
海からの視点を持てば、
そこにはまったく違う未来が広がる。
つねに海とともに進んできた私たちは、
そのポテンシャルを誰よりも知っている。
⼈類が共有するこの大きな価値を引き出して
持続的な成長をつくりだしていくことこそ、
商船三井グループの使命だ。
いまこそ私たちは、
自らの枠を超えてアクションを起こす。
海運を基盤としながら、
そこで得た知見を生かして、
海を起点とした社会インフラ企業へと
フィールドを拡張していく。
チャンスがあるなら、すべてに挑もう。
ここから、新しい希望をつくろう。


* 地球表面における海の割合71.1%は、国立天文台編纂『理科年表2022』を参照しています。