BLUE ACTION MOL
011 大型
アンモニア輸送船
STATEMENT
海の惑星とともに、
次へ。

BLUE ACTION 011 大型アンモニア輸送船 アンモニアの
可能性を開拓せよ。

2025.01.29

現在、脱炭素社会の実現に向けた解決策のひとつとして注目されているのが、次世代燃料「アンモニア」だ。アンモニアといえば、「刺激臭がある」や「肥料の原料になる」というのが一般的なイメージ。そんなアンモニアの新しい可能性として注目されているのが、エネルギー分野での活用なのだ。実はアンモニアは燃焼してもCO2を排出しない「カーボンフリー」のエネルギー。最終的にはアンモニアのみで発電するための技術開発が進められているが、石炭火力発電所用の燃料として使用することでCO2の排出量を抑えることが可能だ。同じくカーボンフリーエネルギーである水素のキャリアとしての活用に加え、舶用エンジンの技術開発により、船舶燃料としても期待されている。

いずれそれが実用化される段階になれば、大量のアンモニアを安定輸送することが必要になってくる。商船三井は以前より肥料用アンモニア輸送事業に携わってきたが、さらなる輸送ノウハウを蓄積している。2024年にはアンモニアを船から船へ移送するShip-To-Ship実証実験にも成功するなど、アンモニア燃料供給インフラの構築を進めてきた。

さらに将来的な需要増加を見据えて、大型アンモニア輸送船の開発も進めている。この船はアンモニアの大量輸送を実現するだけでなく、自身の運航にもクリーン代替燃料であるアンモニアを使用。従来の船舶よりも大幅に温室効果ガスを削減することが期待されている。さらに風の推進力を利用するMOL独自の「Wind Challenger」システムを搭載予定で、アンモニア燃料の消費量を抑える工夫もされている。

もちろん脱炭素社会の実現に向けてアンモニアの普及を進めるためには、「生産→貯蔵供給→海上輸送→貯蔵供給→使用」というアンモニアサプライチェーン全体の構築が不可欠だ。MOLグループは、パートナー企業とともに国内外の需要家向けにアンモニアを安定供給するための体制を強化。海外のアンモニア生産プロジェクトにも参画しており、国内外の脱炭素化への貢献を進めていく。海上で運ぶだけではなく、サプライチェーンの川上から川下まで携わり、地球全体を未来へつなぐチャレンジがはじまっている。

現在、脱炭素社会の実現に向けた解決策のひとつとして注目されているのが、次世代燃料「アンモニア」だ。アンモニアといえば、「刺激臭がある」や「肥料の原料になる」というのが一般的なイメージ。そんなアンモニアの新しい可能性として注目されているのが、エネルギー分野での活用なのだ。実はアンモニアは燃焼してもCO2を排出しない「カーボンフリー」のエネルギー。最終的にはアンモニアのみで発電するための技術開発が進められているが、石炭火力発電所用の燃料として使用することでCO2の排出量を抑えることが可能だ。同じくカーボンフリーエネルギーである水素のキャリアとしての活用に加え、舶用エンジンの技術開発により、船舶燃料としても期待されている。

いずれそれが実用化される段階になれば、大量のアンモニアを安定輸送することが必要になってくる。商船三井は以前より肥料用アンモニア輸送事業に携わってきたが、さらなる輸送ノウハウを蓄積している。2024年にはアンモニアを船から船へ移送するShip-To-Ship実証実験にも成功するなど、アンモニア燃料供給インフラの構築を進めてきた。

さらに将来的な需要増加を見据えて、大型アンモニア輸送船の開発も進めている。この船はアンモニアの大量輸送を実現するだけでなく、自身の運航にもクリーン代替燃料であるアンモニアを使用。従来の船舶よりも大幅に温室効果ガスを削減することが期待されている。さらに風の推進力を利用するMOL独自の「Wind Challenger」システムを搭載予定で、アンモニア燃料の消費量を抑える工夫もされている。

もちろん脱炭素社会の実現に向けてアンモニアの普及を進めるためには、「生産→貯蔵供給→海上輸送→貯蔵供給→使用」というアンモニアサプライチェーン全体の構築が不可欠だ。MOLグループは、パートナー企業とともに国内外の需要家向けにアンモニアを安定供給するための体制を強化。海外のアンモニア生産プロジェクトにも参画しており、国内外の脱炭素化への貢献を進めていく。海上で運ぶだけではなく、サプライチェーンの川上から川下まで携わり、地球全体を未来へつなぐチャレンジがはじまっている。

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海は、地球の表面の71.1%を占める。
世界中の国々が海でつながり、
海運をはじめとする経済活動は
⼈類の発展を支える基盤となってきた。
海とは、この地球の可能性そのものだ。
私たちが生きるこの星は、
「海の惑星」なのだと思う。
海からの視点を持てば、
そこにはまったく違う未来が広がる。
つねに海とともに進んできた私たちは、
そのポテンシャルを誰よりも知っている。
⼈類が共有するこの大きな価値を引き出して
持続的な成長をつくりだしていくことこそ、
商船三井グループの使命だ。
いまこそ私たちは、
自らの枠を超えてアクションを起こす。
海運を基盤としながら、
そこで得た知見を生かして、
海を起点とした社会インフラ企業へと
フィールドを拡張していく。
チャンスがあるなら、すべてに挑もう。
ここから、新しい希望をつくろう。


* 地球表面における海の割合71.1%は、国立天文台編纂『理科年表2022』を参照しています。