液体貨物輸送のエキスパートとして
商船三井は、VLCC(Very Large Crude Oil Carrier : 20万重量トン以上)と呼ばれる大型原油タンカーおよびアフラマックスと呼ばれる中型原油タンカーを擁し、世界の原油の安定供給に貢献しています。また、軽油やナフサ、ガソリンなどの石油製品輸送を担うプロダクトタンカー、液化石油ガス(LPG)の輸送を担うLPGタンカー、液体化学品輸送を担うケミカルタンカーやメタノールタンカー、次世代燃料として注目されているアンモニア輸送船など、輸送貨物の特性に応じた船隊を充実させています。
専門性の高い原油・石油製品等各種液化貨物の輸送を実現するため、タンカーに特化した船舶管理会社をグループ内に持つことで、タンカーの船舶管理ノウハウを集約し、顧客サービスの向上と安全かつ効率的な輸送を徹底しています。また、自営研修施設において油送船の運航と荷役のノウハウを集約した船員教育・訓練を実施するとともに、見習い船員の段階から実際にタンカーへ乗船させる実践的な育成システムを整備しています。
さらに、窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)の排出量を低減できる環境に優しい燃料として注目されているメタノール燃料への切替が可能な機関を導入するなど最新鋭技術への対応も他社に先駆けて進めている他、更なる環境負荷低減を目指し、アンモニアを燃料として航行するアンモニア輸送船の開発にも着手しています。
1936年 | 三井物産(三井船舶)最初の油送船「音羽山丸」竣工。 |
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1952年 | 第2次大戦後、三井船舶最初の油送船「音羽山丸」(2代目)竣工。 |
1962年 | 大阪商船が建造した初の油送船「おりおん丸」竣工。 |
1969年 | ジャパンライン初のVLCC「ジャパン カンナ」竣工。当時日本最大。 |
1983年 | 日本初の大型外航メタノール船「甲山丸」竣工。 |
1992年 | ナビックスライン初のダブルハルタンカー「STENA CONCERT」竣工。 |
1995年 | 当社初のダブルハルVLCC「ATLANTIC LIBERTY」竣工。 |
1999年 | 世界最大のメタノール船「MILLENNIUM EXPLORER」竣工。 |
2003年 | 日本初のアンモニア輸送船「GAS ORIENTAL」竣工。 |
2016年 | 世界初の大型エタン輸送船「ETHANE CRYSTAL」竣工。 |
2019年 | MOL Chemical Tankers Pte. Ltd.によるタンクコンテナ事業への参画。 |
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