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洋上風力発電関連事業

洋上風力バリューチェーンへの貢献をめざして

台湾大彰化洋上風力発電所向け「アジア初のSOV」

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サービス概要

商船三井はグループ全体で「環境・エミッションフリー事業」を次世代の柱となる新規事業として推進・育成を行っています。中でも「再生可能エネルギー事業」の一分野である洋上風力発電のバリューチェーンにて幅広いサービスの提供に取り組んでいます。また風力発電の周辺事業に加えて、風エネルギーを用いた様々なプロジェクトも推進しております。

  • 洋上風力発電設備建設前の立地環境調査
    自然条件、社会条件、関係法令を精査し、事業想定海域の選定を支援する海洋コンサルティングサービスを展開しています。
  • 海陸一貫輸送
    バルク船、多目的船を始めとし、 重量物船やモジュール船、台船等、国内外のネットワークを利用し たあらゆる海上輸送サービスを提供。小型外航モジュール船を運航しており、陸上風車部材の輸送実績多数有り。
    現在、洋上風力発電設備の輸送に適し た内航モジュール船の新造計画を進行中です。
  • 風車の組立・据付・設置
    世界最大級のSEP船隊を保有するデンマークの大手 SEP船主Cadeler社に出資しています。Cadeler社が保有する SEP船は世界各国の洋上風力発電者の建設・メンテナンスに従事しています。
  • メンテナンス技術者輸送(CTV・SOV事業)
    台湾の大統海運(Ta Tong Marine)との合弁会社である大三商航運(Ta San Shang Marine)が保有・管理する「TSS PIONEER」は、アジア初の新造 SOV (Service Operation Vessel)として、世界最大の洋上風力発電事業者であるOrstedが運転する台湾大彰化洋上風力発電所の運転・保守支援業務に従事しています。
    現在ベトナムで建造中の大三商航運として2隻目・3隻目となるSOVは、それぞれ2025年末・2026年末に竣工予定で、竣工後は台湾の洋上風力発電所の支援業務へ従事する予定です。
  • O&M人材育成・供給
    フィリピンのMagsaysayグループと共同で、MM EMPOWER社を2020年に設立しました。同社は外国人人材活用を目指す企業に対し、人材ニーズの発掘・現地教育・送出し・ アフターフォローまでのトータルサポートを提供しており、その一環にて風力発電設備O&M作業員の育成を目指しています。
  • O&M拠点港整備
    O&M作業拠点港の整備・運営並びにセーフティサポートのサービス展開を目指しています。
  • 風力発電メンテナンスで国内最大手 北拓と資本提携
    2024年1月、風力発電メンテナンス企業として国内最大手である株式会社北拓の発行済み株式の過半数を取得し、資本提携をすることに合意しました。
    北拓との資本提携を通じ、北拓が有する風力発電メンテナンスにおける豊富な実績とノウハウおよびネットワークと、商船三井グループの海運業をはじめとした社会インフラ事業での操業経験を掛け合わせた新たな価値を創出し、洋上風力発電のバリューチェーン全体で業界のパートナーから選ばれる存在となることで、洋上風力産業の拡充に貢献することを目指します。

歴史

2017年 Seajacks社を通じ洋上風力発電設備設置船事業に参画。
2020年 台湾の大統海運(Ta Tong Marine)とアジア初のSOV事業に参入。
フィリピンに外国人人材コンサルティング事業会社MM EMPOWER CORP.を設立。
風力と水素を活用したゼロエミッション事業『ウインドハンタープロジェクト』が始動。
硬翼帆式風力推進装置(ウインドチャレンジャー)搭載石炭船による輸送契約の締結。
2021年 本邦初の商用大型洋上風力発電事業である秋田港・能代港洋上風力発電事業にてSeajacks社運航船が風力発電設備基礎据付を開始。