カーボンソリューション事業

液化CO2船のイメージ

サービス概要

脱炭素社会への貢献をめざして

商船三井グループは、脱炭素社会実現に向けた取り組みの一環として、Carbon Capture, Utilization and Storage(CCUS)事業、およびカーボンクレジット事業を推進しています。国内外のパートナーと連携しながら、CO2の回収・輸送を含むバリューチェーンの構築や、Carbon Dioxide Removal (CDR)を中心とした環境価値の創出・活用に取り組んでいます。

排出されたCO2を回収・貯留または利活用するCCUSは、特に排出削減が困難な産業において、脱炭素化と経済成長、更にはエネルギー安定供給を両立する手段として注目されています。CCUSの実現には、回収された大容量のCO2を貯留地や利活用地まで輸送する必要があり、船舶による液化CO2の海上輸送は重要な役割を担います。
海を起点とした社会インフラ企業として、世界初の国境を跨ぐCO2海上輸送・貯留事業を展開するNorthern Lights JV DA(Equinor、TotalEnergies、Shellが出資する合弁企業)向けに液化CO2輸送船2隻の長期輸送契約を締結するなど、CCUSバリューチェーンの構築に貢献しています。

また、カーボンクレジット事業の一つである、CDRは、排出削減だけでは解消できない残余排出を吸収し、ネットゼロ実現に不可欠な手段として重要性が高まっています。商船三井はCDRを中核に、カーボンクレジットの創出・調達を推進しています。
具体的には、インドネシアでのマングローブ再生・保全事業や中南米の植林ファンドへの出資を通じ、自然由来のカーボンクレジットを開発し、足元からグローバルな排出削減の進展を支えるとともに、生物多様性や海洋環境の保全、地域社会の持続的な発展にもつなげています。
また、技術系CDRクレジットの共同購買スキームであるNextGen CDR Facilityへの参画や、Direct Air Capture(DAC)をはじめとするCO2回収・固定化技術を手がけるスタートアップへの出資および関連事業の開発にも取り組んでいます。国内外パートナーとの連携を通じて、多様なカーボンリムーバル手法の社会実装を推進し、脱炭素社会の実現を後押ししていきます。

CCUSバリューチェーン
再生・保全するマングローブ
CO2を大気中から直接回収するDAC(Direct Air Capture)技術
Northern Lights JV DAのCO2受入基地の拡張イメージ(提供:Northern Lights JV DA)
商船三井・PETRONAS CCS Ventures Sdn. Bhd.・MISC BERHADの3社共同開発による、タンク容積62,000m3の液化CO2輸送船イメージ図