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海運会社で唯一、COP28 ジャパン・パビリオンへ出展
~船舶における風力活用技術「ウインドチャレンジャー」、「ウインドハンター」を展示~

2023年10月04日

株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)は2023年11月30日~12月12日にアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイで開催される「国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)」において、環境省が主催する「ジャパン・パビリオン」に出展する企業として採択されました。海運企業からは唯一の出展となります。

国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)は、国際機関や各国の政府・自治体・NGO・企業等が集まり、地球温暖化抑制に向けた国際的な方向性やルールについて議論する国際会議です。1995年から開催されており、今回で28回目を迎えます。COP28 で環境省が主催するジャパン・パビリオンは、日本の優れた製品・サービスや気候変動への取り組みを世界に向けて発信するものです。当社は船舶における風力活用技術と題して、次世代風力推進帆「ウインドチャレンジャー」・グリーン水素生産船「ウインドハンター」(註1)に関する展示を行います。

<ウインドチャレンジャー搭載一隻目「松風丸」>
<ウインドハンター CGイメージ>

ウインドチャレンジャーは、2022年10月に竣工した当社保有・運航船「松風丸」に初めて搭載され、2030年までに25隻、2035年までに80隻へ搭載する計画です。
ウインドハンターは、2030年頃までに大型商用船を開発することを目指し、洋上グリーン水素生産およびエネルギー供給という新たなビジネスモデル構築に向けて実証を行っております。

当社グループは、2050年までにGHGの排出量を実質ゼロとし、人・社会・地球の持続可能な開発を推進するための新たなロードマップとして「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」を策定しており、ウインドチャレンジャーとウインドハンターは省エネ技術の導入、低・脱炭素事業拡大を目指すアクションとして位置づけています。これらを社会で広く普及させていくために、当社は、COP28ジャパン・パビリオンでの展示機会を通じ、広くこれらの技術や当社取り組みを発信し、様々なパートナーと共に脱炭素社会の実現を目指します。

(註1)詳細は以下の当社プレスリリースをご参照ください。
2022年10月7日付「世界初のウインドチャレンジャー(硬翼帆式風力推進装置)搭載 石炭運搬船「松風丸」の竣工について
2021年12月9日付「風と水素で走る究極のゼロエミッション船「ウインドハンタープロジェクト」佐世保でのヨット“ウインズ丸”による実証実験に成功


商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題 (マテリアリティ)」を特定しています。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Environment -海洋・地球環境の保全-」、「Innovation-海の技術を進化させるイノベーション」にあたる取り組みです。