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インド・GAIL社向け新造LNG船“GAIL BHUWAN”と命名
~GAIL社向け初の定期傭船契約に従事~

2021年02月10日

GAIL BHUWAN

株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下「商船三井」)は2月9日、商船三井100%出資子会社を通じて発注したLNG船の命名式をオンラインで開催しました。

式典には多数の関係者が出席し、GAIL (India) Limited社(本社:ニューデリー、以下「GAIL」(註1)、読み:ゲイル)Chairman & Managing Director, and Director (Projects) のManoj Jain氏ご令室により「GAIL BHUWAN」(読み:ゲイル・ブーワン、以下「本船」)と命名されました。本船は2021年2月の竣工を予定し、商船三井がGAILと締結した初の定期傭船契約に投入され、主に北米シェールガスのインドへの輸送に従事する予定です(註2)。

GAILはインド国内へのガス供給とガス化学工業を主軸とした、インド石油天然ガス省の所管下にある国営企業です。同社は年間約1,400万トンのLNG購買契約を有し、インドで初めて北米シェールガスの輸入を開始しました。商船三井はインドのLNG輸入黎明期からLNG輸送プロジェクトに参画し、LNG輸送のみならず浮体式LNG受け入れターミナルプロジェクト、世界初の大型エタン輸送船によるエタン輸送プロジェクトなどインドにおける様々なLNG・エタン輸送プロジェクトに関与し、高度な安全運航管理体制と共に同国のエネルギー輸送に貢献してきました。

これからも商船三井は様々な輸送ソリューションを提供してくことで、継続的な拡大が見込まれるインド(註3)のエネルギー輸送需要に積極的に応えていきます。

セレモニーの様子

【“GAIL BHUWAN”要目】
(1)全長:297.9m
(2)全幅:47.90m
(3)満載喫水:11.50m
(4)LNGタンク:メンブレン型
(5)貨物タンク容量:180,000m3
(6)建造造船所:大宇造船海洋株式会社
(7)船舶管理会社:MOL LNG Transport (Asia) Ltd.

(注1) GAIL
インド国内に12,426KMの既存ガスパイプラインと6,747KMの建設中のガスパイプラインを有するインド最大のガス供給会社。主軸のガス供給事業とガス化学工業に加え、資源開発とLNGトレーティングも行う。

(注2) 2019年6月20日付プレスリリース「インド・GAIL社とLNG船1隻の定期傭船契約を締結~インド最大のガス供給会社であるGAIL社と初の定期傭船契約を締結~

(注3) インドでは年間約2,300万トンのLNGが輸入されており、2030年には約4,100万トンへ増加することが予測されている。インドへのLNG供給は2010年頃まではカタールからの輸入が約90%を占めていたが、現在は米国、アフリカ、豪州、ロシア、オマーンなど複数の国・地域に拡大。