グループ会社の取り組み
モーダルシフトの推進
航空機や自動車による貨物輸送から、一度に大量の輸送が可能な船舶などへの「モーダルシフト」(輸送手段の転換)は、CO2排出量の削減に大変有効な方法です。当社グループは、世界の海で船舶による輸送サービスを行うとともに、国内においてもわが国最大規模のフェリー・内航サービス事業者として、環境にやさしい輸送サービスを提供しています。

CO2排出量対比表

国内フェリーサービス網
コンテナターミナルにおける環境負荷低減の取り組み
(株)宇徳
商船港運(株)

「東京国際コンテナターミナル」に発電容量200kWの都内最大級の太陽光発電システムを導入しています。2007年にトレーラーが通過するゲート棟と洗車棟の屋上に合計1,200枚の太陽光パネルを設置、2017年度は約217千kWhを発電し、管理棟で使用する電力量の約32%を賄いました。また、(株)宇徳および商船港運(株)は、それぞれ東京と神戸で運営するコンテナターミナルに従来比約40%の燃費改善効果のあるハイブリッドトランスファークレーンを導入しています。
環境配慮型ビル
ダイビル(株)
「新ダイビル堂島の杜」は、旧新ダイビル屋上樹苑の精神を受け継ぎ「人だけでなく生物にとってもやさしい森」をコンセプトとして、旧ビルの屋上樹苑で育った樹齢約50年のケヤキやモミジ等の樹木の一部を移植したほか、在来種を中心とした樹木を用いて旧ビルと同じ約1,000坪の緑地を整備しました。これらの取り組みにより、生態系への貢献を評価する「JHEP認証」でも西日本初となる最高ランク「AAA」評価を取得しています。
http://www.daibiru.co.jp/company/csr/
クルーズ船での環境負荷低減努力
商船三井客船(株)

客船「にっぽん丸」では、船底塗料には海水に対する摩擦抵抗の少ないものを使用し、プロペラ翼には省エネ研磨を施工。船内では、順次、照明のLED化を進めています。これらにより、燃料消費量や温室効果ガス排出量の削減が期待できます。また、エコ商品の採用、客室タオルの交換希望制、船内売店での紙袋・包装紙削減など、船舶の運航面だけでなく客船特有の環境負荷の低減に、お客さまの協力をいただきながら取り組んでいます。