MOL商船三井

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キャリア入社社員座談会

キャリアを活かして
グローバルビジネスに挑戦、
海運業のこれからを切り開きたい

早くからキャリア採用に力を入れてきた商船三井(MOL)。全社員900名余りの内、キャリア採用社員は100名を越えます。さまざまな業務経験を経てMOLに中途入社、活躍中の三人が、転職の動機、MOLの特色、仕事の醍醐味などについて語り合いました。

座談会メンバー

  • 石部陽介

    Yosuke Ishibe

    前職: 金融機関
    入社: 2003年
    LNG船部を経て、現在、財務部 財務企画グループに所属

  • 小林正一

    Masakazu Kobayashi

    前職: 通信会社
    入社: 2005年
    情報システム室、不定期船部(第一グループ)、同・統括グループ、MOL Bulk Shipping (Europe)を経て、現在、商船三井システムズ(IT統括部)に所属

  • 原口阿端美

    Azumi Haraguchi

    前職: リース会社
    入社: 2005年
    財務部船舶金融グループ、自動車船部統括グループを経て、現在、自動車船部第四営業グループに所属

培った専門分野を、MOLの力に変える

石部前職は銀行で、3年ほど勤務した後、転職しました。金融機関だと、どうしても事業のサポート役としての色彩が強くなるため、もっと当事者として深く業務に関わりたい、と考えたのが転職の動機です。海外で暮らした経験があり、もともとグローバルな仕事をしたいと思っていたことも大きかったですね。

原口国際ビジネスに関心があったのは私も同じです。前職はリース会社で、船舶リースにも携わっていたので、MOLのことはよく知っていました。リース会社に7年半勤務した後、退職し、福岡の実家で次のステップを考えているとき、新聞の求人でMOLの財務部の募集を見つけ、応募しました。

小林私は通信系企業で、主に病院を顧客に、システム関係のコンサルタントをしていました。しかし通信は規制産業なので、なかなか思い通り自由には動くことができません。そんなときたまたま海運会社にいる友人の話を聞き、非常に魅力的に感じてキャリア採用に応募したんです。システム部門での採用ですが、自分としては、システム分野を極めるというより、ゆくゆくは他の業務にも挑戦できることが大きな魅力でしたね。

石部私も、LNG船の担当として採用されましたが、ずっと同じ部門にいるわけではないことを伝えられました。MOLでは新卒社員には最低でも三部門を経験させ、内一回は管理部門という方針ですが、中途社員にもその考え方は適用されています。

原口もちろんそれまでの専門や経験が活きることも確かですね。私は前職で資金調達や投資家への営業をしていましたから、すぐになじむことができました。

石部私も金融機関にいたから、アセットを持つ意味や金利についての知識はありました。おかげで、とまどうことなく、仕事をスタートできたと思います。

小林私の場合、業務そのものより、前の仕事をする中で、ごく自然にシステム的な発想が培われたように思います。業務を要素分解し、論理的に考え、全体を最適な形に組み立てるといった思考法ですね。MOLでは最初に情報システム室に配属されました。これによってさまざまな部門の人と知り合い、仕事の流れ、どの部署にどんな人がいて、誰に聞けば何がわかるか、などを理解できたのは良かったですね。

石部同感です。管理部門を経験すると、あちこちの部署に知り合いができ、会社全体の動きを知ることができますよね。またMOLは社員数が少なく、他部門の動きも把握しやすい。それがまた新しい仕事に役立つこともあります。

新しい分野にチャレンジする喜び

石部入社後、10年ほどはLNG船部門で、数多くの海外プロジェクトを手がけました。既存のものではカタール・ガス・プロジェクト、新規のものでは、サハリン、台湾などのプロジェクトです。さらに外国企業に出向しての中古船のFSRU(浮体式LNG受入基地)への改造、香港に会社を設立しての中国初のLNGプロジェクト、北極海航路のヤマルLNGプロジェクトなどに携わりました。プロジェクトの組成から、傭船、造船、建造監督、船舶管理などの契約交渉、締結、プロジェクト実行まで手がけ、当事者としてのリスクを背負い、多岐に渡る仕事をする醍醐味を感じました。今は財務部財務企画グループで海外投資案件の支援などをしています。

原口私も最初は財務部で、船舶資金の調達、リーススキームの開発などを行いました。自動車船部の統括グループに異動してからは、船体整備、船主への対応、部全体の損益管理、船繰り(配船)などを担当、さらに次世代新造船の発注も手がけました。今は、第四営業グループで、自動車船の大西洋航路の管理、海外拠点との調整などをしています。前職の経験を生かすにとどまらず、新しい仕事に次々チャレンジできるのは、ワクワクするような経験です。

小林同感です。私は情報システム室の後、不定期船部の運航業務や統括業務、ヨーロッパの関係会社への出向などに携わり、とても刺激的でした。現在はグループのシステム会社に所属し、あらためてIT戦略の立案やIT投資業務を担当しています。

原口MOLでは一人に任される権限が大きいことも魅力ですね。新造船の発注などに携わってわかったのは、コンプライアンスなどをきちんと守っていれば、ボトムアップで最先端の仕事を動かせることです。

石部部長や担当役員との距離が近いのも長所ですよ。だから下が思う存分走れるんですね。

小林事業規模に対して社員数が少ないせいか、すごく風通しの良い会社だと感じます。中途採用者も多く、働きやすい環境です。

原口もともと海運業には男性的イメージがあり、私が入社した頃はまだ女性社員は少なかったのですが、今は増えてきて、女性管理職もいます。私は、女性総合職の第一世代として道を示す役割も感じています。

世界の鼓動を感じながら、海運ビジネスを推進

小林海運会社にいると、経済のダイナミズムを肌で感じることができますね。

原口そうですね。否応なく世界の情勢、経済の変化などを察知しながらビジネスをすることになりますが、それがおもしろさにもなっています。

小林海運業界ではITを活用した発展に取り組み始めています。自動車業界では既に自動運転やネットワークを利用した配車などが話題になっていますが、似たような動向になってきたんですね。MOLでは今、長期的視野でIT活用を模索しています。ITと海運に関心のある方にとって、非常におもしろい時代になってきたと思います。

石部私の部門の場合、人材には金融に対する感度が大切です。プロジェクト・ファイナンスなどに関心を持っているけれど、金融機関ではチャンスがないといった方も向いています。もちろん海外志向のある方が力を発揮できる場は多いですね。私自身もいつか海外現地法人のマネジメントをしてみたいと思っています。

原口MOLの社員は一度は海外に出て仕事をするのが通例ですが、日本で仕事をしているときも、その相手は海外ということは珍しくありません。私も大西洋航路の運航や改善のために、毎日のように海外拠点との情報交換や交渉をしています。

石部三人それぞれ前職も業務も違いますが、グローバルなフィールドで活躍できる海運業の魅力に引かれているところは変わらないですね。

原口そう思います。自動車船部としては他社との差別化をはかり、より付加価値の高いサービスを提供していきたい。ネットワーク作りも強化したいですね。

小林これからもいろいろな要素を取り込みながら海運業は進化していくはず。MOLでその進化に寄与し、自分も成長できたらうれしいと思います。