MOL商船三井

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人事部長インタビュー 経験を活かせるだけでなく、「未知の自分」に出会い、チャレンジできる舞台があります。 人事部長 安藤美和子 人事部長インタビュー 経験を活かせるだけでなく、「未知の自分」に出会い、チャレンジできる舞台があります。 人事部長 安藤美和子

世界で事業を推進する力は、多様な人材が創り出す

創業130年余を数える商船三井は、世界最大の船隊規模を有し、徹底した安全運航によって、日本および世界の経済・社会に貢献しています。
世界の貿易量の97%が船舶によって輸送されていることからわかるように海運は、世界の経済運営を支える重要な柱です。当社はその中の日本を代表する一社として、日本初就航の自動車船、世界有数の船隊を有する油送船、世界トップクラスのシェアを誇るLNG船など、多彩なサービスをそろえ、幅広い需要に応えて、総合海運企業として存在価値を発揮してきました。
その舞台は世界全域におよび、当然、世界で活躍できる人材が企業の競争力に直結します。そして世界の多様な価値感、経済状況、文化の中で事業を推進するには、人材にも多様性が必要となります。
こうした発想のもとに、私たちは10年ほど前から、当社とは異なる経験やノウハウを持つ方々を仲間に加え、新しい発想や突破力を取り入れようと、キャリア採用を行ってきました。当社の社員900名余り(他社への出向者などを除く)のうち、100人以上がキャリア採用人材です。

専門性を活かし、かつ経営者マインドを持って活躍できる人材に期待

それでは商船三井は、どのような人物を求めているのでしょうか。これには2つのポイントがあります。
ひとつは、前職で培った専門性や経験です。当社とは異なる業種、企業文化の中で、さまざまな職務に励み、得た知識や経験を、当社で充分に活用してほしいと思っています。
もうひとつは、そうした「専門性」を大切にしながらも、最終的には経営者層をめざす「総合性」への志向です。当社では特定分野のみの専門家として社員を育成するやりかたを採っていません。採用時には経験を重視しますが、入社して以降は、異なる職務や部門の業務も経験してもらい、最終的には経営を担える人材へと成長を促すのが基本方針です。
もちろん誰もが経営者になれるわけではありません。しかし、どのような職務においても、経営者マインドを持ち、広い視野で業務を推進できる人が集結することが、真の企業力につながると考えるからです。ですから当社では、専門分野を活かすことに加え、異なる分野に挑戦する意欲を持つ方を歓迎しています。
実際の配属では、ジョブローテーションを行い、複数の業務を担当します。
この方法は、一人ひとりの社員の潜在的な能力を発揮させることにもなります。それまで出会う機会のなかった分野の人に出会い、自分自身も知らなかった自分の力を知り、それを発揮することで、より幅広い能力、見識を持つ職業人として育っていくことが可能になります。私自身も、定期航路営業、コンテナ事業、香港駐在、フェリー事業、秘書、人事と、さまざまな部署、業務に関わり、その都度、新しい自分を発見し、多くの方から刺激を受け、成長できたと感じています。
また当社では、社員は常に、自分より一段階上の階層の人間がどのように考え、意思決定しているかを意識しながら仕事をすることを重視します。言いかえれば、翌日からでも上司のレベルで仕事ができるように心がけることで、視野を広げ、能力を高めていけるのです。

価値観を示す羅針盤、MOL CHARTの浸透をはかる

伝統的に当社の求めてきた人材像の資質としては、「リーダーシップ」、「タフネス」、「ファイティングスピリット」、「コミュニケーション力」という4項目があります。もちろん、最初からこれらを備えていることを採用条件とするのではなく、4つの資質を鍛えることが、商船三井での業務をより円滑に進め、個人の成長にもつながる、と考えています。
さらにこの4つが結実し、めざす姿として提示しているのが、「自律自責型の人材」です。当事者意識を持ち、自分を律し、自らの責任で職務を全うする人材を指しています。
さらに2015年からは、こうした人材育成方針の上位概念として、MOL CHARTを策定しました。これは全社員が共有し、継承していく価値観を抽出したもので、Challenge(大局観をもって、未来を創造します)、Honesty(正道を歩みます)、Accountability(「自律自責」で物事に取り組みます)、Reliability(お客様の信頼に応えます)、Teamwork(強い組織を作ります)という5つの言葉の頭文字を合わせたもの。対応する日本語も充分な時間をかけて商船三井のスピリットが正確に伝わるように考えました。
CHARTを策定した背景にも、世界の多様性があります。グローバルな舞台で、多様な個性を持つ社員が一致団結してビジネスを進めるには、共有すべき価値を明確な言葉として掲げる必要があったからです。
しかしCHARTはあくまで概念です。これが浸透し、具体的に活きるかは、各社員が実際の仕事の現場の中で、CHARTを意識し、その意味を考えるところから始まると考えています。一人ひとりの社員が、自分の職務にとって、Challengeとは何か、Honestyとは何か、と自問し、行動し、さらに考えることがCHARTを深化させていくと思います。
海運業は今も世界を支える産業のひとつであり、最新技術、経済状況、国際情勢などに対応しながら、新しい姿へと深化しつつあります。私たちの一員に加わり、そうした世界の魅力をぜひ知ってほしいと思います。世の中の新しい動向や変化に関心を持ち、自分をさらに向上させたい人にとって、商船三井には活躍の場がふんだんにあります。一人でも多くの意欲ある方にお会いできることを心から楽しみにしています。

商船三井の求める人材像

当社は長期ビジョンとして掲げる、“世界の海運をリードする強くしなやかな商船三井グループ”の実現に向け全社一丸となって邁進していますが、その原動力は社員、つまり人であると考えています。
世界を舞台に、変化に立ち向かい、更なる成長を目指す当社にとっては、グローバルマーケットで活躍できる新しい価値を創造する「自律自責型の人材」(※) を人材育成方針としています。
「自律自責型の人材」が持ち合わせるべき4つの素養として、国内外の商船三井グループ全体を導くための「リーダーシップ」、顧客のニーズをタイムリーに掴み、関係者と円滑に協働するための「コミュニケーション力」、困難を乗り越え、最後までやり抜くための「ファイティングスピリット」や「タフネス」が必要だと考えています。
(※)難題に直面しても、常に当事者意識を持ち、解決策を見出し、関係者と協調しつつ、自らその解決策を実践できる人材

自立自責型の素養を持つ人材