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環境・エミッションフリー事業

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当社グループは、「環境・エミッションフリー事業」を次世代の柱となる新規事業として推進・育成していきます。「再生可能エネルギー事業」「代替燃料事業」「CO2排出抑制事業」「環境活動価値化事業」を成長事業であり、ビジネスチャンスと捉えています。また、外航船舶から排出されるCO2は、全世界の2%となっており、さまざまな環境問題を深刻化させているのも現状です。そのため、海運会社の当社が果たすべき社会的責務としても着実に推進していきます。

洋上風力発電設備設置船事業への出資


Seajacks社が保有、運航する
世界最大級のSEP船“Seajacks Scylla”

当社は2017年3月に洋上風力発電設備設置船(SEP船*)5隻を保有、運航するSeajacks International Limited社(以下、「Seajacks社」) へ出資しました。
本件は、当社にとり新規の海洋事業となるとともに、欧州を中心に世界的に拡大する洋上風力発電の設置に関わることで、再生可能エネルギー領域への参画の第一歩となります。
今後も世界各地・各港の環境保全に寄与していくとともに、企業理念に則り、安全運航の徹底と海洋・地球環境の保全を積極的に推進していきます。

(*) SEP船 : Self-Elevating Platform。プラットフォームに海底着床、及び昇降の為の脚を装備し、プラットフォームを海面上に上昇させてクレーンによる洋上風力発電設備の設置作業を行う台船。プラットフォームを波浪の届かない高さまで上昇させて保持することにより、波浪中でもクレーンを用いた作業を行うことができる。洋上風力発電設備据付作業の他、油井/ガス井のメンテナンスを支援する作業等に従事している。

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ウィンドチャレンジャー

当社は東京大学が主宰する産学共同研究プロジェクト「ウインドチャレンジャー計画」(2009年に発足)に参加し、風圧を利用した帆を主体に推進機が補助する船の研究を実施しました。風力エネルギーを最大限に取り込むことによって、船舶の消費燃料を低減させ、CO2排出削減等を目指します。 2018年1月から、東京大学を中心とした産学共同研究を引き継ぐ形で当社と(株)大島造船所が中心となって帆の実船搭載を目指して新たにプロジェクトを発足しました。当社は1枚帆の実現に向け、2018年度中に搭載船を決定し、2020年の運航開始を目指しています。

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LNG燃料タグボートの建造を決定

大阪湾で初のLNG燃料船 船舶維新NEXTを推進


LNG燃料タグボートのイメージ図

LNG燃料は、SOx排出がほぼゼロとなり、NOx排出も大幅に削減され、CO2の排出量は従来の重油燃料に比べ、20%程度削減することが可能で、海上輸送による環境への負荷を大幅に削減するのに有効な手段です。
当社は国内で初めて、IGFコード(*1)に準拠したLNG燃料タグボート「いしん」の建造を決定、2019年4月に竣工予定です。
本船は当社が船主となり、金川造船(株)で建造し、ヤンマー(株)がLNG燃料エンジンを供給し、大阪ガス(株) (以下「大阪ガス」)からLNG燃料の供給を受け、日本栄船(株)が運航します。
本船は大阪湾に配備予定で、高性能Dual Fuelエンジン(*2)を搭載し高速航行と優れた環境性能をともに実現し、LNG燃料タグボートとしては初めて、大阪湾及び瀬戸内海を航行する大型貨物船等のエスコート業務にも対応できる仕様となります。本船の開発を機に、大阪湾では初めてのLNG燃料供給体制を整備していきます。
本船を「船舶維新NEXT ~MOL SMARTSHIP PROJECT~」の一環と位置付け、開発・運航を通して得られる知見やノウハウを今後計画する環境負荷低減型フェリー(ISHIN-II)をはじめとするさまざまな船種のLNG燃料船の開発や運航に生かし、LNG燃料船の技術発展や安全運航の強化を通じてLNG燃料の普及に積極的に取り組みます。

(*1) IGFコード : International Code Of Safety For Ships Using Gases Or Other Low-Flash Point Fuelsの略。ガス燃料及び低引火点燃料を使用する船舶に対する安全要件を規定するコードで、2017年1月1日より発効。

(*2) Dual Fuelエンジン : A重油とLNGそれぞれを燃料として使用できるエンジン。

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トタル社とLNG燃料供給船の長期傭船契約を締結

2018年2月、Total Marine Fuels Global Solutions(TMFGS)と当社は、18,600m3型LNG燃料供給船の長期傭船契約を締結しました。本船は世界最大のLNG燃料供給船であり、2020年にTMFGSに引き渡され、北欧州で燃料供給に従事する予定です。
TMFGSは2017年12月に仏CMA CMG社と同社の22,000TEU型LNG燃料メガコンテナ船向けに年間30万トンのLNG燃料を10年間にわたり供給する契約を締結しました。TMFGSは本船をこのCMA CGM社との契約に使用するほか、今後需要の増大が見込まれる欧州・アジア航路のコンテナ船等にもLNG燃料供給を行いたい考えです。
このLNG燃料供給船は、中国のフードン中華造船(Hudong-Zhonghua Shipbuilding)で建造されます。全長は約135メートルで、LNGタンクはフランスGTT社のMarkIIIメンブレンタンク方式を採用します。安全に燃料供給を行うための高度な操船設備を装備し、また最高レベルの環境基準を満たすよう、LNGを燃料としても利用、加えて発生するボイルオフガスを再液化できる設計となっています。本船の船舶管理は当社グループ会社MOL(Europe,Africa)Ltd.が担う予定です。

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新型PBCF


新型PBCF

当社グループの商船三井テクノトレード(株)は、全世界で3,200隻を超える船舶に採用されているプロペラ装着型省エネ装置PBCF(Propeller Boss Cap Fins)の省エネ効果をさらにアップした「新型PBCF」の販売を2017年5月より開始しました。新型PBCFは当社、(株)三井造船昭島研究所、商船三井テクノトレード(株)が共同で開発したもので、フィンの形状や高さなどを改良することで、プロペラ推力増加やプロペラ軸にかかる負荷低減を実現し、未搭載船と比較して5%前後の効率アップを検証済です。
また、PBCFはプロペラのキャビテーション(水中で気泡が発生・消滅していく現象)を減らすことにより水中騒音を特定の周波数域で3~6デシベル低減させる効果も確認されています。これは、クジラをはじめとする海中哺乳類の生態への影響を軽減させる技術としてバンクーバー港が実施する環境プログラム「Eco Action Program」における水中騒音低減技術に選定されました。
商船三井テクノトレード(株)は他にも「アイゼット照明」(省エネ照明)、「アドクリーンコート」・「ゼッフル」(室温上昇を抑える遮熱塗料)、「SANWAエアレーター」(排水処理に優れた散気装置)、「BY・FAR Z(バイ・ファーゼット)」(油分散洗浄剤)などの環境にやさしい商品を販売しています。


PBCF によりボスキャップ後流でのハブ渦が拡散されることで後端の低圧部が消滅し、ボスキャップ抵抗低減効果が得られます。

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