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インドネシアにおけるLNG船員の配乗合弁会社、開業式典を実施
~LNG輸送船隊拡大に向け安定的な船員確保へ~

2024年04月26日

株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)とPT Humpuss Maritim Internasional Tbk.グループ(註1)(以下「Humpuss」)の船員配乗会社PT MCS Internasional(以下「MCSI」)が2023年8月にインドネシアに新たに設立したLNG船員の配乗合弁会社「PT McMOL Crewing International」(以下「McMOL」)(註2)の開業式典がインドネシアで4月25日に執り行われました。McMOLは、主に当社グループのLNG船隊向けのLNG船員配乗を行います。

LNG船員の配乗合弁会社McMOL開業式典の様子

式典には当社専務執行役員の谷本をはじめ、当社やMCSIのほか船舶管理会社関係者など多数の来賓を含む約80名が出席しました。会場となったMcMOLオフィスは、新会社の開業に合わせて改装したもので、スタッフが働きやすいモダンなワークプレイスが整えられています。

新しいMcMOLオフィスの様子

式典で登壇した当社専務の谷本は、祝辞とともに「MCSIは長年当社のLNG船隊に優秀な船員を配乗しており、今般のMCSIとの合弁会社の開業は、今後のLNG船隊の拡大を見据え、お客様のニーズに応える高品質な輸送サービスを支える優秀な船員の安定的な確保に繋がるものである。」と述べ、スタッフ及び関係者への今後の期待を語りました。

商船三井は1986年にインドネシアに現地パートナーであるHumpussと船舶管理会社を設立して以来、現地大学に奨学制度を導入するなどして同国船員の育成に力を入れてきました。GHG排出量が重油と比べて少なく環境にやさしいクリーンなエネルギーであるLNGの需要増加に伴い、LNG船による輸送需要が更に拡大していくことが見込まれる中、当社安全運航の推進におけるインドネシア人船員に期待される役割は益々重要になっています。長年のビジネスパートナーであるMCSIの知見と、世界最大級のLNG船隊を保有・運航する当社が培ってきたノウハウ、ネットワークを活かして、顧客のニーズに的確に応えた高品質なLNG輸送サービスを安定的に提供できるよう、積極的に取り組んでいきます。

(註1) インドネシアにて海運・オイルトレーディングを手掛ける。

(註2) 以下プレスリリースをご参照ください。
2023年10月10日付LNG船員の配乗合弁会社をインドネシアに設立 ~LNG輸送船隊拡大に向け安定的な船員確保へ~

【MCSI概要】
社名:PT MCS Internasional
代表者:Mr. Johan Novitrian (Director)
設立:2012年7月
住所:Granadi Building 4th Floor, Jl. H.R. Rasuna Said Block X-1 Kav. 8-9, Jakarta

【新会社McMOL概要】
社名:PT McMOL Crewing International
代表者:Mr. Johan Novitrian (President Director)
設立:2023年8月
運営開始:2024年4月
住所:Granadi Building 5th Floor, Jl. H.R. Rasuna Said Block X-1 Kav. 8-9, Jakarta


商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題 (マテリアリティ)」を特定しています。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Safety & Value-安全輸送・社会インフラ事業を通じた付加価値の提供-」、「Environment -海洋・地球環境の保全-」、「Human & Community-人の活躍と地域社会の発展-」にあたる取り組みです。