2024年11月15日
株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)の船員配乗グループ会社“Magsaysay MOL Marine, Inc.”(読み:マグサイサイ・エムオーエル・マリン、本社:フィリピン・マニラ、社長:Teodorico F. De Guzman、以下“MMM”、註)は、11月8日、マニラにおいて、MMMに在籍するフィリピン人船員の永年勤続表彰式と、翌9日に同じく在籍するフィリピン人船員とその家族を対象とした船員家族会を開催しました。本イベントには、当社副社長の鍬田 博文をはじめ、当社グループ船舶管理会社等が参加しました。
永年勤続表彰は、15年間にわたって当社船で勤務した船員を対象として表彰を行うものです。式典には受賞者とその家族70名が出席、副社長 鍬田 博文から受賞者に対し、当社運航船の安全運航に対する日頃の貢献への謝辞を述べると共に、経営計画「BLUE ACTION 2035」で掲げるサステナビリティ課題への取り組みにおいて、LNGをはじめとする低炭素燃料船の運航機会が今後増える中で熟練した優秀な船員の必要性と重要性について強調しました。受賞者からは、「今回の受賞は個人的な成果だけでなく、MOLが共有する価値観とチームとしての強さの証であり、今後も共に課題を克服し、更なる発展を遂げたい。」との感想がありました。
また、船員家族会は、安全運航を支える船員とその家族に対して感謝の意を伝えるものです。フィリピン各地で家族会を開催していますが、今回マニラで開催した家族会は最大規模となり、船員とその家族3,227名が参加しました。副社長 鍬田 博文は、船員とその家族、パートナーであるMagsaysayに感謝の意を述べ、急激に変化するビジネス環境の中でも安全運航が当社グループの中で最も重要な価値であり、今後も引き続き安全運航及び新しい船員の育成への協力を求める旨を伝えました。参加した家族からは、「会社が船員とその家族をいかに大切にしているか知る機会があまりないが、今回船員家族として感謝されていることを感じた。来年の家族会も楽しみにしている。」との声が寄せられました。
当社グループは、今後もフィリピン各地や、その他主要な船員出身国での取り組みを通じ、家族と離れて勤務する各国の当社船員とその家族への多大な貢献に謝意を伝え、人々との共生や地域社会の持続可能な発展を目指すと共に、安全文化の醸成、優秀な船員の確保・育成に努めていきます。
(註)在フィリピン・マニラの当社グループ船員配乗会社。当社とフィリピンでのパートナーであるMagsaysay Maritime Corporation(読み:マグサイサイ・マリタイム・コーポレーション)との合弁会社として1997年3月に設立。
商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題 (マテリアリティ)」を特定しています。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Safety & Value-安全輸送・社会インフラ事業を通じた付加価値の提供-」、「Human & Community-人の活躍と地域社会の発展-」にあたる取り組みです。