2025年11月14日
株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)は、2025年10月22日にInternational Windship Association(以下「IWSA」)(註1)が英国ロンドンで開催したWind Propulsion Receptionを通じ、国際海事機関(International Maritime Organization、以下「IMO」)へ、世界初のウインドチャレンジャー(硬翼帆式風力推進装置)(註2)搭載船である石炭輸送船「松風丸」のモデルシップを寄贈しました。

レセプションでは、IMOで10月20日から10月24日の間に開催された第20回GHG中間作業部会(Intersessional Working Group on Reduction of GHG Emissions from Ships)に出席した各国からの代表者や海運業界関係者200名以上が参加する中、モデルシップ寄贈の記念セレモニーを実施しました。また、ウインドチャレンジャーを用いた当社のGHG排出削減への取り組みを紹介し、風力推進技術に対する意見交換の機会となりました。


レセプション会場、及び当社ブースの様子
当社は、ウインドチャレンジャーをはじめとする風力推進技術を積極的に導入し、燃料の多様化や運航効率化と組み合わせて、2050年ネットゼロ・エミッションという海運業界共通の目標達成に貢献してまいります。また、IMO等の国際機関での議論に積極的に参画することで、業界全体での機運醸成のための働きかけも行っていく所存です。
(註1) International Windship Association:商業船舶における風力推進技術の促進と普及を目的とする非営利の会員制団体。
(註2) 詳しくは、風力補助推進システム「ウインドチャレンジャー」 | サービス | 商船三井(MOL) Solutions (mol-service.com) をご参照ください。
商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題 (マテリアリティ)」を特定しています。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Environment -海洋・地球環境の保全-」、「Innovation -海の技術を進化させるイノベーション-」にあたる取り組みです。
