2014年10月01日
商船三井(社長:武藤光一、本社:東京都港区、以下「商船三井」)グループの株式会社エム・オー・エル・マリンコンサルティング(以下「MOLMC社」)と株式会社MOLケーブルシップは、2014年10月1日付で合併しました。今後は「株式会社MOLマリン」として事業を継続・発展させていきます。
今回の合併により、両社が培ってきた「海上技術に関する豊富なノウハウ」と「船舶管理の経験」を集約し、当社グループが目指す“世界最高水準の安全運航”に寄与する事業展開を図ります。
同時に、MOLMC社が保有する2台の操船シミュレータのうち1台の改装が完了しました。自動船位保持装置(Dynamic Positioning System、以下「DPS」)機器を増設したほか、視界再現画面をさらに拡大しました。
商船三井では中期経営計画「STEER FOR 2020」で掲げる「変革を通じた確かな成長」の実現に向け、海洋事業を中核のひとつに位置付けています。海洋事業のうち、商船三井が取り組んでいくFPSO(*1)、FSRU(*2)などの分野ではDPSを使った高い操船技術が求められます。今回の改装により、様々な状況を想定したDPS搭載船の操船訓練が可能となり、“世界最高水準の安全運航”の実現に向けて寄与します。
改装後の操船シミュレータ(イメージ図)
【新会社の概要】
商号 | : 株式会社MOLマリン (英文名:MOL Marine Co., Ltd.) |
本社所在地 | : 東京都港区海岸3-18-1 |
資本金 | : 100百万円(当社 100%出資) |
代表取締役社長 | : 平塚惣一 |
従業員数 | : 77名 |
主たる事業内容 | : 海洋事業に関するコンサルタント、船舶管理業 |
(*1) Floating Production, Storage and Offloading System(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)の略。洋上で原油を生産し、生産した原油を設備内のタンクに貯蔵して、直接輸送用のタンカーへの積出を行う設備
(*2) Floating Storage and Regasification Unit(浮体式LNG貯蔵再ガス化設備)の略。洋上でLNGを再気化し、陸上パイプラインへ高圧ガスを送出する能力を持つ。