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アンモニア輸送事業へ再参入

2021年05月18日

株式会社商船三井(代表取締役社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「商船三井」)は35,000cbm型アンモニア/LPG輸送船”Green Pioneer(読み:グリーンパイオニア)”によるアンモニア輸送事業への再参画を決定し、大手アンモニアトレーダーのTrammo社との定期傭船契約を締結しました。

商船三井は2016年までアンモニア輸送に従事しておりましたが、この度の契約締結により、同事業へ再度参入を果たす事となります。

アンモニアは主に肥料原料向けに広く世界で利用されており、人口増加に伴う食糧生産の拡大による需要増加が見込まれているほか、燃焼時に二酸化炭素を排出しない次世代のクリーン燃料として、さらに、高い効率で水素を輸送出来る「水素キャリア」として、近年注目を集めています。

商船三井は、低炭素燃料としても伸びが見込まれるLNG輸送において、世界最大の船隊を擁するとともに、発電船やFSRU事業を通じてLNGのバリューチェーンに深くかかわってきました。燃料としての導入により将来的に大規模な需要が見込まれるアンモニアや水素においても、高品質の輸送サービスと安全輸送の実績を確実に積み上げていくとともに、広範なバリューチェーンに積極的に参画することで、脱炭素社会の実現に貢献します。

【”Green Pioneer”要目】
(1)全長:173.70 m
(2)全幅:28.00 m
(3)満載喫水:10.419 m
(4)貨物タンク容量:34,500 m3
(5)竣工年:2010年8月
(6)建造造船所:現代重工尾浦工場
(7)船舶管理会社:MOL Tankship Management Pte. Ltd.