DEVELOPMENT

MOLはグローバルマーケットにおいて活躍できる、「新しい価値を創造する“自律自責型の人財”」の育成を目標に掲げ、社員一人ひとりの成長をサポートするための研修制度を設けています。そのすべてが自ら学ぼうとする意志に応えるもので、濃密な体験によって自己成長できるプログラムとなっています。

研修制度

人財育成方針

当社の目指す人財育成は「商船三井グループの発展と社員一人ひとりの成長を共に達成すること」です。 会社とともに社員一人ひとりが成長し、会社へ確固たる貢献をしつつ、個々人の会社生活をよりやりがいのあるものにすることを目指します。 そのために、人事部はグローバルな環境で「MOL CHARTS」を体現し、成果・価値を生み出せる多様な人財を育成すると共に、イノベーティブな発想や チャレンジングな取り組みを推進する組織を創ります。 また、ダイバーシティ&インクルージョンを新たな競争優位の源泉と位置づけ、社員一人ひとりが自身のキャリアを考える機会を提供すると共に、各自のキャリア プランに沿った能力開発やキャリアパスを属性にとらわれず支援します。

  • 陸上職
  • 海上職

キャリアパスとOJT

英語集合研修
(新卒社員対象)

当社は海外のクライアントとのやり取りや世界中の海を航行する当社運航船との交信など、日常的に英語を使って仕事をします。
そのため、入社後1年間は集合研修と個別英会話レッスンを通して英語力の強化をサポートしています。

MORE

トレーナー制度(新卒社員対象)

入社時から約1年間にわたり、先輩社員がトレーナーとして新入社員をサポートしていきます。
社会人としての振る舞い、担当業務に関する指導、などを行い、本人の成長に寄り添います。
また、約1年間を通じての目標設定と、定期的な面談を行うことで、各段階における現状と課題を関係者間で共有します。

メンター制度(キャリア入社社員対象)

多様な人材の活躍を促す取り組みの一つとして、メンター制度を導入しました。
担当業務以外の分野についてもサポートを行う目的で、所属チーム外の社員がメンターとなり1 on 1ミーティングを実施しています。

キャリア入社社員はメンターとの定期的な対話を通じて自らを振り返り、担当業務以外の悩みを相談したり、人脈形成への手助けを得ることができます。

ジョブローテーション(新卒社員対象)

入社後の10年間は少なくとも3つの異なる業務(※)を経験することで、個人の適性を自他ともに認識しその後のキャリアにつなげます。
また、幅広い経験を積むことで、広い視野と多面的な視点を養います。

※陸上職の場合は営業部門・管理部門両方の業務を経験、海上職の場合は各種船種に乗船すると共に、内2年間は陸上勤務を経験することを望ましいとしています。
海上職では、この期間に陸上勤務を入れることにより、陸上での業務を知り、身に付けることによって、海上勤務に役立てること、陸・海、両方の視点を合わせ持つ総合的な見方ができることを目指しています。

階層別研修

若手社員が現場体験を通じて船と運航の知識を深め、安全運航の意識をさらに高めることを目的とした「乗船研修」から、次世代の経営幹部を育成することを目的とした「One MOLグローバル経営塾」に至るまで階層やテーマに応じたさまざまな研修制度を設け、社員一人ひとりの成長のサポートに努めています。

選抜型プログラム

One MOLグローバル経営塾(MGMC)

異文化環境におけるダイバーシティマネジメント力を向上させ、次世代のグローバルリーダーを育成する目的で2014年に開講し、毎年継続して実施しています。毎年世界各国からの参加者を日本に迎え、グローバルな事業環境における戦略思考、組織運営、リーダーシップの講義に加え、グループ共通の価値観である「MOL CHARTS」をもとに自分自身のキャリアを振り返っています。

また、研修を通して当社グループの課題や進むべき方向について、数人のチームに分かれて議論、調査を行い、最終日には当社経営陣への提言を行っています。毎年の研修後アンケートでの満足度が非常に高く好評を得ています。

One MOL経営スクール

当研修はグローバル社会の動向に敏感で、中長期的な視点で全体最適を意識する次世代経営者育成を目的に2010年に開講、2021年から内容を刷新し、開催しています。

2022年度も、6カ月にわたる研修の最後に経営層に向けて当社及び当社グループ会社の経営を担う者として企業理念・ビジョンの下で 実現したいことを、その時にありたいポジションとともに描き、そこに向けた経営資源の強化と配分を提言しました。

実際にいくつかの提言は、事業化へとつながっています。

MORE

操船シミュレーション訓練(航海士)

シミュレータを使用することにより、各種船舶の基本的な操縦性能の体験の他、様々な気象海象条件下における船体の挙動の体得、各港により異なる入出港方法の把握など、各種操船訓練を繰り返し実施することが可能です。またシミュレータを使用した操船訓練は、理論的に把握した船舶の操縦特性をシミュレータで実際に操船することで、現場で有効な技術を習得することができ、船舶の安全運航に役立てています。

MORE

タービンシミュレーション訓練(機関士)

シミュレータの機器は実機を取り入れ、商船三井が運航する大型商船にならって配置し、装備でも臨場感を高めています。さまざまな状況を再現し何度も繰り返し、シミュレーションすることで、新入社の機関士の少ない経験を補い、現場で有効な技術を習得することで船舶の安全運航に寄与しています。

MORE

ENTRY