現在の仕事内容
原油を運ぶタンカーの運航管理をしています。MOLは、石油精製会社などのお客様にタンカーを貸し出す船主の立場です。本船をはじめ、社内の海技チームとも連携し、安全運航に努めています。重要なのは、タンカーの船長や乗組員との連携。トラブルはないか、気象条件はどうなのか、現場の状況を確認。トラブルがあれば、どのような対応策が最適かを考え、陸上から安全運航をサポートしています。幅広い業務を経験できることもMOLの魅力。運航管理のほか、インドのグループ会社の管理、営業サポートなどの業務にも携わっています。
01
周囲の協力やアドバイスを得ながら
24時間動くタンカーの安全運航をサポート。
タンカーは24時間365日運航を続けています。原油を安全に運ぶためには、油濁事故の防止や、航路上の安全確保など、留意しなくてはならないポイントが多くあります。また、エンジンの不具合、乗組員の急病などのトラブルが起きることもあり、本船と乗組員の安全を確保しながら運航スケジュールへの影響を最小限に抑えることも重要な業務です。運航管理担当者の役割のひとつは、お客様や本船、社内の関連する部署と連携しながら、取れる選択肢を検討し、解決のための対応策を示すことです。私は陸上総合職であり、海上勤務の経験がありません。専門知識が必要となる安全対策やトラブル対応が発生した、そのような時に頼れるのが海上勤務の実務経験を持つ海技面の統括部隊、「タンカー海技統括チーム」。中でも運航船の海技・営業支援を行うメンバーとは頻繁にコミュニケーションを取り、安全運航についてのアドバイスをもらっています。運航管理にはトラブル対応など大変な業務もありますが、その課題を乗り越えたときにはお客様から感謝の言葉をいただくことも多く、それがモチベーションにつながっています。そして、仕事をするうえで大切にしているのが、周囲の協力を仰ぎながら、チームとして業務に取り組むという姿勢。新入社員時代に自動車船部でアフリカ航路を担当していたのですが、予期しないトラブルが続いたことがあります。経験が乏しい私がそれを乗り越えられたのは、上司・先輩いろいろな人のアドバイスがあったからこそ。その経験から得た自信も仕事に活かせていると感じていますね。
02
グローバルでダイナミック。
MOLらしい業務に携われる喜び。
入社以来、自動車船部、経理部、組合専従などの業務を経験してきました。現在はタンカーの運航管理のほか、2つの業務にも従事しています。インドのグループ会社の管理では、管理会計の視点から損益を考えるという経理部時代に培った知識と経験が大いに役立っています。このグループ会社は原油輸送から事業をスタートしましたが、現在はMOLが地域戦略として注力しているインドビジネスの中心的存在です。ビジネスをさらに拡大させている中、親会社としてのガバナンスをきかせながら、事業が円滑に進むようにサポートしています。もうひとつ担当しているのが、お客様への営業サポート。船を貸し出す際の契約交渉、トラブルが発生した際にその対応と原因究明、運航上の影響についてご説明などを行っています。タンカーの運航管理の知識はもちろん、自動車船部での運航管理の経験も活用できています。私がMOLに入社した決め手は、グローバルな環境でスケールが大きく、船を使ったダイナミックな仕事ができること。それを実現できていますし、中でも船舶を運航してビジネスを行うというMOLらしい部署で仕事ができることが嬉しいですね。また、もともと海や船は好きでしたが、入社してから実際にタンカーなど大型船を目にしたことで、ロマンも感じるようになりました。海技チームなど海を知る人たちと専門的な話ができることも、仕事の楽しみになっているんですよ。
03
海運ビジネスの最前線である
営業活動にも挑戦したい。
MOLは圧倒的にスケールの大きな船舶で、大きなプロジェクトに携われる会社です。少数精鋭の環境で、若手でも裁量をもって業務に取り組めることが強みだと思っています。原油は乗り物の動力、プラスチック製品や合成繊維の原料などに使われ、私たちの暮らしにもつながるもの。社会を支える一端を担えるというやりがいも大きな仕事です。また、運航管理の業務では、船のトップである船長とやり取りをしています。私よりも年次が高く、海のベテランともいえる人ばかりですが、安全運航を支援する私をとてもリスペクトしてくれています。その信頼に応えたいという思いが、日々の業務に真摯に取り組む原動力にもなっています。新規ビジネスも展開しているMOLの中でも、私は船舶に関する部署でずっと働きたいと考えています。今後は新規契約の獲得や顧客との交渉を行う営業活動を経験してみたい。海運ビジネスの最前線ともいえる現場で、これまで得た知見を活用しながら力を発揮できれば嬉しいですね。
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