茨城県・大洗フェリーターミナルで「第4回 海洋教育イベント」を開催
~海藻エネルギーを体験し、深まる地域の絆~

2025年12月16日

株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)と株式会社イノカ(代表:高倉 葉太、本社:東京都文京区、以下「イノカ」)は12月5日(金)~6日(土)、茨城県・大洗フェリーターミナルで第4回目となる海洋教育イベントを開催しました。今回は、「海藻エネルギーラボ!~藻場(モバ)イルバッテリーを作る!?」というテーマで教育プログラムを全4回実施しました。

実験に真剣に取り組む子どもたち

今回も大洗町およびその周辺の多くの小中学生が参加しました。プログラムでは、イノカの環境移送技術®(註1)を活用して大洗の海を再現した水槽を観察しながら、クイズや実験を通して海藻の種類や海藻の色について学びました。また、海藻から色素を抽出し、太陽光と同じ波長の光を当てることによってエネルギーを生みだし、オルゴールを鳴らす、LEDを点灯させるなどの実験にチャレンジしました。

(左から、当社常務執行役員 向井恒道、大洗町長 國井豊、イノカ代表取締役 髙倉葉太)

当社は今後も、大洗町やイノカと連携しながら、本プログラムが持続的な取り組みとなるよう推進していきます。また、大洗町と共存・共栄を目指し、地域産業の持続的発展に寄与しながら、大洗の海を守る活動にも継続して取り組んでまいります。

(註1) 「環境移送技術®」とは、「海がない場所に海の環境を移送する」イノカ独自の技術。海などの自然環境を、物理(水流・太陽光・pHなど)、生物(魚・サンゴ・微生物など)、化学(KH・NO3・PO4など)の3つのパラメーターに分けて分析し、陸上の水槽内に忠実に再現。また、天然の海水を使わず、水道水から精製した純水と人工海水の素を用いることで、内陸部でも同じ環境を再現できるのが特徴。


商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題 (マテリアリティ)」を特定しています。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Environment -海洋・地球環境の保全-」、「Human & Community -人の活躍と地域社会の発展-」にあたる取り組みです。